RAG MusicVocaloid
素敵なボカロ
search

【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】

ボカロの魅力と言えば、打ち込んだ歌詞、作者の思いをそのままに歌ってくれること。

「この気持ちを歌にしたい」をかなえてくれる、最高の音楽ツールです!

ボカロPたちは日々、胸の奥から湧き出る感情を音と歌詞に込めて、私たちへ届けてくれています。

今回この記事では、歌詞に注目して聴いてみてほしいボカロ曲をたくさんご紹介していきます!

感動で心が温かくなったり、言葉の切れ味にハッとさせられたり。

きっと、あなたの心に刺さる作品が見つかるはずですよ!

【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】(31〜40)

いーあるふぁんくらぶみきとP

みきとP 『 いーあるふぁんくらぶ 』 MV
いーあるふぁんくらぶみきとP

『BanG Dream!』にもカバー曲として採用されたボカロ曲。

中国語を覚えようとするGUMIとリンのかわいらしさと中華な感じの曲調がマッチしていますね。

聴き心地が良いのでついメロディーを追ってしまいがちですが、ストーリー性のある歌詞を、ぜひじっくり味わってみてください。

キライ・キライ・ジガヒダイ!和田たけあき

【音街ウナの】 キライ・キライ・ジガヒダイ! – 和田たけあき(くらげP) / Hate it. Hate it. “JIGAHIDAI!” – KurageP
キライ・キライ・ジガヒダイ!和田たけあき

くらげPやelectripperの名義でも活動するミュージシャン、和田たけあきさんの楽曲。

ヒステリックなギターサウンド、タイトなビート、キャッチーで軽快なメロディーなど、楽曲全体に耳に残るフックがちりばめられたナンバーです。

その反面、楽曲のポップさとは裏腹な強い承認欲求から湧き出る周囲への嫌悪感や劣等感を書き殴ったような歌詞には、一見すると自己中心的な感覚に感じてしまいそうで実は誰もが大なり小なり持っている感情であると気付かされるはず。

インパクトの強い言葉だからこそ共感してしまう、ぜひ歌詞に集中して聴いてほしい作品です。

初音ミクの消失cosMo@暴走P

リアル初音ミクの消失 – cosMo@暴走P feat. GUMI
初音ミクの消失cosMo@暴走P

初音ミクブームの初期から活動し、同人音楽サークルCHEMICAL SYSTEM LEの主宰者としても活動しているボカロP、cosMo@暴走Pさんの楽曲。

初音ミクそのものをテーマにした歌詞と、あえて人間らしさとかけ離れた方向を目指して作成された曲調は、まさにボカロ曲でしか表現できない完成度ですよね。

初音ミクの存在理由や存在価値を考えさせられる漠然とした悲しみが表現された視点が秀逸な、ボカロ曲全体への愛が感じられるナンバーです。

ロウワーぬゆり

ぬゆり – ロウワー / Flower : Lower one’s eyes
ロウワーぬゆり

ソロプロジェクトのLanndoとしても活動するボカロPのぬゆりさんが2021年に制作した『ロウワー』。

中性的な歌声を持つflowerの歌声を生かした、センチメンタルな感情を歌う楽曲です。

ダンスフロアで踊る恋人たちの姿が思い浮かぶ、ポエティックな世界観の歌詞に仕上がっています。

華やかなシンセやストリングスの音色が絡み合うサウンドからも、どこか切ない心情が伝わってくるでしょう。

大切な人と離れてしまっても、何度でもつながりあうことを求めて生きる姿が描かれたボカロ曲です。

愛している人を思うからこそ、迷ってしまったり不安になる気持ちをつづるナンバーをぜひ聴いてみてください。

ヴィランてにをは

ヴィラン / flower・てにをは (villain/ flower・teniwoha)
ヴィランてにをは

小説家やドラマCDの脚本家としての顔を持つボカロPのてにをはさん。

彼が2020年にリリースした『ヴィラン』は、現代社会の恋愛観に悩む主人公の姿を描いたナンバーです。

アグレッシブな感情を描いたリリックと情熱的なエレクトロサウンドがマッチ。

自由な恋愛がしたいという素直な気持ちをなかなか受け入れてくれない社会へのアイロニーを現しています。

flowerならではの中性的な歌声がみごとに生かされたボカロ曲です。

リズミカルなビートに刻まれる言葉遊びにも注目して聴いてみてください。

【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】(41〜50)

ドーナツホールハチ

ハチ – ドーナツホール , HACHI – DONUT HOLE
ドーナツホールハチ

シンガーソングライター米津玄師名義で大活躍な、ハチさんの楽曲。

ドーナツの穴を、自分の心に空いてしまった穴になぞらえた歌です。

思っていた相手を忘れたくないのに、時間の経過とともに少しずつ忘れてしまう。

しかし「失ってしまったことで空いた穴も思っている相手からもらったものである」と主人公が受け取っている、そんな歌詞です。

おそうしき電ǂ鯨

電ǂ鯨さんが手がけた本作『おそうしき』は2025年1月にリリースされました。

タイトル通り葬式をモチーフにした歌詞は、幽霊や記憶、そして死後の世界について静かに問いかけています。

亡くなった人への思いがつづられていて、そこに田舎の風景や儀式的な場面が織り交ぜられ不思議とノスタルジックな気分に。

牧歌的で浮遊感のある音楽性も魅力的。

物思いにふけりたい時間に聴くといいかもしれません。