【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】
ボカロの魅力と言えば、打ち込んだ歌詞、作者の思いをそのままに歌ってくれること。
「この気持ちを歌にしたい」をかなえてくれる、最高の音楽ツールです!
ボカロPたちは日々、胸の奥から湧き出る感情を音と歌詞に込めて、私たちへ届けてくれています。
今回この記事では、歌詞に注目して聴いてみてほしいボカロ曲をたくさんご紹介していきます!
感動で心が温かくなったり、言葉の切れ味にハッとさせられたり。
きっと、あなたの心に刺さる作品が見つかるはずですよ!
【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】(51〜60)
トルコ行進曲オワタガルナ

ボカロ作品以外にもピアノ演奏作品、歌ってみた動画、ゲーム実況動画といった幅広い投稿作品を持つボカロP・ガルナさんの楽曲。
タイトルどおり、モーツァルトの『トルコ行進曲』の旋律を使用した誰もが聴きなじみのあるメロディーが耳に残るナンバーです。
人生の中で一度はやらかしてしまいそうな失敗と、それが空回りで終わってしまった時の向けどころのない怒りをコミカルに描いた歌詞が秀逸ですよね。
また、同曲をきっかけにガルナさんがオワタPとも呼ばれるようになったことからも、リスナーに強烈なインパクトと共感を得た作品と言えます。
サヨナラは言わないでさMIMI

「自分の弱さに嫌気がさしても構わないんだよ」「ゆっくりでも生きていこうよ」と優しく歌ってくれる、泣けるボカロ曲です。
やわらかく、心に染みる音楽性が支持されているボカロP、MIMIさんによる楽曲で、2023年6月に発表されました。
ピアノとアコースティックギターの音色が響くシンプルなサウンドアレンジは、それだけで胸が震えます。
可不の切実な歌声もまた、刺さるんですよね。
あなたが疲れてしまったとき、この曲が隣にいてくれます。
エンパープルはるまきごはん

幻想的な音像と詩的な歌詞に引き込まれる1曲です。
ボカロP、はるまきごはんさんによる楽曲で、2024年6月に公開されました。
『プロジェクトセカイ カラフルステージ!
feat. 初音ミク』への書き下ろし作品。
異世界の物語をたどっているような世界観が印象的。
歌詞には主人公の内なる葛藤が込められており、その自分探しの旅路に思いを重ねてしまいます。
ぜひアニメーションMVとともに楽しんでください。
ハロー、プラネットsasakure.UK

sasakure. UKさんの数ある楽曲の中で最も有名な曲の一つです。
sasakure. UKさんによる「終末」シリーズの最終章に位置するこの曲は、終わってしまった世界にただ一人残された少女の歌。
ゲームサウンドを思わせるポップな伴奏と、ファンタジックな歌詞、そして悲壮な世界観とのギャップが心に染みる作品です。
【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】(61〜70)
Jus Be FriendsDixie Flatline

愛し合っていた2人がいつの間にか違う道を歩んでいたことに気付き、別れを選択する、という切ないR&Bナンバーです。
歌っているのは女性ボカロ巡音ルカですが、歌詞は男性視点。
恋人との幸せな日々を振り返りつつも、これからは1人で生きていくから恋人ではなく、ただの友だちになりましょう、という歌です。
キライ・キライ・ジガヒダイ!和田たけあき

くらげPやelectripperの名義でも活動するミュージシャン、和田たけあきさんの楽曲。
ヒステリックなギターサウンド、タイトなビート、キャッチーで軽快なメロディーなど、楽曲全体に耳に残るフックがちりばめられたナンバーです。
その反面、楽曲のポップさとは裏腹な強い承認欲求から湧き出る周囲への嫌悪感や劣等感を書き殴ったような歌詞には、一見すると自己中心的な感覚に感じてしまいそうで実は誰もが大なり小なり持っている感情であると気付かされるはず。
インパクトの強い言葉だからこそ共感してしまう、ぜひ歌詞に集中して聴いてほしい作品です。
熱異常いよわ

世界の終わりにたたずむ少女の姿を想像させるボカロ曲といえば『熱異常』。
『きゅうくらりん』などのヒット曲で知られるボカロPのいよわさんが2022年に制作しました。
疾走感のあるエレクトロなビートにのせた、足立レイのメカニカルな歌唱がマッチ。
録音の音声を聴いているようでもあり、通信を試みているようにも受け取れる深いストーリーが描かれています。
高速で同じフレーズをくり返す彼女の歌唱からも、熱の加速する様子が伝わる楽曲です。
ボカロならではの世界観が体験できる楽曲をぜひ聴いてみてください。