【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】
ボカロの魅力と言えば、打ち込んだ歌詞、作者の思いをそのままに歌ってくれること。
「この気持ちを歌にしたい」をかなえてくれる、最高の音楽ツールです!
ボカロPたちは日々、胸の奥から湧き出る感情を音と歌詞に込めて、私たちへ届けてくれています。
今回この記事では、歌詞に注目して聴いてみてほしいボカロ曲をたくさんご紹介していきます!
感動で心が温かくなったり、言葉の切れ味にハッとさせられたり。
きっと、あなたの心に刺さる作品が見つかるはずですよ!
【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】(121〜130)
プシr-906

「サビだけを聴く」「ショート動画で聴く」などインスタントな音楽の楽しみ方がブームになっている昨今において、この曲の持つ皮肉的なメッセージはシーンに深々と刺さります。
スタリッシュな音楽性が支持されているボカロP、r-906さんによる楽曲で、2022年12月22日にYouTubeの初音ミク公式チャンネルにて公開されました。
r-906さんがどういう思いで制作されたのかは動画概要欄を見ていただくとして、とにかく音楽としての中毒性がすごいです。
ハイスピードに展開していくサウンドには、ずっとずっと聴いていられるぐらいの魅力があります。
高速メロでしっかり「ボカロらしさ」も表現しているんですよね。
残花、夏を見ていた。resipa

散りゆく花のように過ぎ去った時間への思いを描いた、切なくも美しい楽曲です。
resipaさんによる作品で2024年6月に公開されました。
ピアノとギターを基調としたメロウなサウンドに夏の情景が思い浮かぶSEを重ね、静寂と郷愁を表現。
そして夢と現実が交錯する詩的な世界観から、大切な人との時間を慈しむ気持ちや喪失感が伝わってくるんです。
静かな夜に1人で聴きたくなる1曲です。
ぼくらについてseiza

生きていくことに希望を見出す、繊細で美しくて真っすぐなボカロ曲です。
ボカロP、seizaさんによる楽曲で、2024年に公開されました。
一つひとつの音色、一つひとつの言葉を丁寧につむいでいくこの作品。
ずっと聴いていられますし、どんどん心の奥底に染み込んでくる気がします。
ミクのウィスパーボイスも曲調とよく合っている印象。
明日をがんばりたいとき、前を向く勇気が欲しいときにぜひこの曲を聴いてみてください。
抜け星seiza

別れた恋人のことを忘れられない方なら、刺さるでしょう。
ボカロP、seizaさんによる楽曲『抜け星』は2022年に公開された作品。
ドラムンベースなビートとエモーショナルなギターフレーズ、バイオリンのピチカートのような音色が特徴的。
一つひとつの音に奥行きがあって、聴いているうち自然と曲の世界観に入り込んでしまいます。
ミクのアンビエントな歌声もまた、そうなる理由でしょう。
目をつむって聴くとより、没入できますよ。
ユビキリセツナsiglyna

変わりゆく日常への切なさと思い出の美しさを歌った、心に響く1曲です。
作詞作曲担当の糸水さんとミキシング担当のeddyさんによる音楽ユニット、siglynaの楽曲で2022年4月に公開されました。
静かなイントロから始まり、サビで一気に音を重ねてあふれ出す感情を表現。
そして初音ミクの切実な歌声が、過去の約束への思いと今を生きる強さを伝えてくれます。
別れや変化に戸惑いながらも前に進もうとする……そんな気持ちに寄り添ってくれる作品です。
orz…いーつ

チルなサウンドの奥に不穏な空気感がただよう、アンニュイなボカロ曲です。
ボカロP、いーつさんが手がけた『orz…』は、2024年7月にリリースされたナンバー。
浮遊感のある音像とミクの舌足らずな歌声が特徴的です。
歌詞の世界観は絶望の淵にいる主人公が天使に救いを求めるもの。
彼女に何があったのか……歌詞やMVで考察がはかどります。
かわいくて病んでいる曲をお探しであればぜひチェックしていってくださいね!
どこにもいけない。うさぎ

こちらはうさぎさんが2025年2月に発表した鏡音レンの歌う楽曲で、日々さいなまれる閉塞感や無力感を繊細な感情表現で紡ぎだしつつ「大切な人とともにいたい」その一途な愛を吐露します。
自分の存在意義に悩む主人公の気持ちを浮き彫りにした歌詞世界に、身がつまされるんです。
ドラマチックに展開するサウンドアレンジも印象的。
曲が終わる頃には涙がこぼれているかもしれませんよ。
モノクロロームえんじ

2023年にボカロPのえんじさんが、誕生日にあわせて自身の人生を振り返る1曲として書き下ろした『モノクロローム』。
この曲は決して鮮やかだとは言えなかった自分の人生を、モノクロの世界として例えた上で、そこに光がやどる希望を願った歌詞がとっても感動的なんです。
CeVIO AIの可不がもつ、超高音域での切ない声質を存分に活かした本作は、今までの高音を使ったボカロ曲とはまた違った雰囲気で新鮮な印象を受けますよ!
まだまだ続くよかぐお

『まだまだ続くよ』はかぐおさんによる楽曲で、2025年3月にリリースされました。
スタイリッシュなビートと式狼縁をメインにすえたボーカルワークが印象的。
歌詞では無気力や自己嫌悪に苦しむ主人公の姿を通じて、誰もが感じる生きづらさ、挫折感を表現しています。
悩みを抱えていたり、自分の道を見失いかけていたりする時にとくに刺さるはずです。
この曲を聴きながら、思考を巡らせてみては。
ドッグウォーキングかぐお

ボカロP、かぐおさんの『ドッグウォーキング』は2025年6月にリリース。
宮舞モカの澄んだ歌声とどこか切なさを持ったメロディーが印象的なナンバーです。
過去作『ひとりぼっちになっちゃうよ』『まだまだ続くよ』の物語を踏襲した作品で、諦めや後悔があったとしても希望を持って前に進んでいこう、そんなメッセージ性にはげまされます。
それぞれの曲を聴き込み、かぐおさんがつむいできた世界の奥深さをじっくりと味わってみてくださいね。
【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】(131〜140)
舐犢之愛かんてゐく

親子の愛を追及する一方で、その闇に潜む歪みも描き出した作品です。
かんてゐくさんによって2025年2月に発表された本作は、初音ミクのかすれた歌声とどこか不穏なサウンドが印象的。
重苦しい雰囲気を持ちながら疾走感があったりワルツ調だったりと、進んでいく中で曲が多面的な表情を見せてくれます。
深い愛情の中に潜む複雑な感情に共感できる方に、ぜひ聴いてみてほしいです。
愛して愛して愛してきくお

あどけない歌声や遊園地で流れてくるような曲調なのに、狂気的。
アーティスティックな作風が聴いた人の心をつかんで離さない、世界的な人気を誇るボカロP、きくおさんによる楽曲で、2013年に発表。
近年ではスマホゲーム『プロセカ』にも収録され、話題になりました。
愛を叫ぶ曲なのですが、サウンドやボーカルワークから伝わってくるのはゆがんだ気持ち。
「この曲の主人公はどうしてこうなってしまったんだろう」という考察をせずにはいられなくなります。
不思議な国と、アリス。きっと、ずっと、ぼっち。

まるで現実と幻想の境界線が曖昧になっていくような、不思議なボカロ曲です。
きっと、ずっと、ぼっちさんによる楽曲で、2021年10月に公開されました。
闇音レンリの歌声が織りなす幻想的な世界観は、どこか不気味でありながらも美しく、聴く者を物語の中へと引き込んでいきます。
ギターを主体としたロックサウンドにエレクトロニカの要素が絡み合い、メランコリックな仕上がりに。
そして独白のような歌詞の言葉、一つひとつが胸に刺さります。
現実逃避したい時にぴったりの1曲です。
8月某日、診察データしとお

文芸的な空気感に引き込まれるポエトリーリーディングです。
『戯言の雑音』のヒットでその名を広めたボカロP、しとおさんによる作品で、2023年3月に発表されました。
記憶を失ってしまった女性の言葉から始まる、ノスタルジックで切ない楽曲です。
歌詞の内容やセリフの行間、抑揚が理由か、音楽を聴いているのにいつのまにかミステリー小説を読んでいる気分になります。
あなたにとってのボイスロイド、ひいてはボカロの可能性を押し広げてくれる曲かもしれません。
プラスチック・アンブレラつる

しとしとと降る雨のような切ないメロディーが響きわたります。
つるさんが手がけたこの楽曲は、2024年11月にリリースされた作品。
重音テトSVのブレスをふくんだ歌声が、都会の雑踏の中での孤独感を見事に表現しています。
ビニール傘と電車、別れモチーフにした歌詞からは寂しさ、物悲しさが伝わってきて胸がぎゅっとなるんですよね。
感傷的なギターが特徴的な、エモーショナルなバンドサウンドにも注目。
葦ですか。なぬりそ

ドキッとさせるメッセージが込められている『葦ですか』を紹介します。
こちらは、ボカロPのなぬりそさんが初音ミクを使って手がけた楽曲。
世の中のシステムや教育などに一石を投じる内容に仕上がっています。
ただしストレートに伝えるのではなく、しゃれた言い回しをしているのが魅力です。
ちなみにタイトルの「葦」は植物の「あし」のこと、哲学者のパスカルが残した名言「人間は考える葦である」からきていると思われます。
「葦」は弱い植物で、それを人間の弱さとかけています。
unchainedねじ式

疾走感あふれるロックサウンドに乗せて挫折を乗り越えた先にある希望を描いた、心に響く1曲です。
ねじ式さんが2025年5月にリリースした作品で、VSingerのTanzさんへ提供された曲のボカロ版。
ソリッドなギターサウンドと緻密なアレンジが光る仕上がりで、ねじ式さんのマルチプレイヤーとしての才能が存分に発揮されています。
そして小春六花の芯のある歌声が力強い音像と見事にマッチしているんですよね。
不安な気持ちを抱えているときや、人生の壁にぶつかったときに聴いてみてください。
死望理由。はるな。

タイトルに目を奪われる、ティーンエイジャーなボカロックです。
『未来創造日記』の大ヒットでその名を知らしめたボカロP、はるなさんによる楽曲で2023年6月にリリースされました。
4つ打ちのバンドサウンドを転がるようなピアノフレーズで彩った、曲調が小気味良い作品です。
歌詞は主人公の表裏一体な思いがつづられていて、青春真っただ中の方ならとくに刺さるでしょう。
こういう気持ちにかられたとき、あなたならどうしますか?
コトノキセキまらしぃ

心に寄り添うようなピアノの旋律から始まり、そこからドラマチックな音像が展開していきます。
ピアニスト、まらしぃさんの楽曲で、声優の小野友樹さんのために書き下ろされた曲のボカロバージョン。
2022年3月に動画公開されました。
初音ミクと巡音ルカの歌声が織りなす美しいハーモニーが印象的です。
歌詞は人と人とのつながりや音楽との縁をテーマにしており、ピアノの煌びやかな音色とあいまって、未来への希望を届けてくれます。
明日を生きる力をくれる、感動的な作品です。
ぐずったれゆくえわっと

バンドサウンドともエレクトリックサウンドともニュアンスの違う、奥行きのある音像に聴き入ってしまいます。
ボカロP、ゆくえわっとさんによる『ぐずったれ』は2023年8月にリリース。
ボカコレ2023夏のTOP100ランキング参加曲でした。
ノスタルジックな雰囲気がただよう、リズミカルな曲調が印象的。
メロディーラインのクールさがそこへぴたりとハマっています。
そして、変わらない自分への悪態をつきながら、それでも「それこそが自分自身だ」と歌うリリックには胸が熱くなるんです。


