この記事では、タイトルが「K」から始まる洋楽の名曲を紹介していきますね!
「K」で始まる英単語といえば「Kiss」「Keep」「Knock」など、楽曲のタイトルに使われていそうなものがたくさんあります。
こうして特定のアルファベットで始まる曲のみを探して聴くこと機会ってこれまでにあまりなかったのではないでしょうか?
そのため、この記事をご覧いただければ知らなかった楽曲を知るキッカケになったり新たな発見があったりするかもしれません。
これを機にさまざまな曲に触れてみてくださいね。
「K」から始まるタイトルの洋楽まとめ(1〜10)
Knockin’ on Heaven’s DoorNEW!Bob Dylan

1973年に公開されたサム・ペキンパー監督の西部劇映画『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』のために書き下ろされた、ボブ・ディランさんの楽曲です。
銃撃を受けた保安官代理が妻に見守られながら最期を迎えるシーンに寄り添うように作られており、死を目前にした人物の静かな心情を描いた歌詞が胸に迫ります。
アコースティックギターの穏やかな響きにゴスペル風のコーラスが重なり、厳粛でありながらも温かみのあるサウンドが印象的ですね。
本作は同年7月にサウンドトラック・アルバム『Pat Garrett & Billy the Kid』に収録され、アメリカのBillboard Hot 100で最高12位を記録するヒットとなりました。
エリック・クラプトンさんやガンズ・アンド・ローゼズなど多くのアーティストにカバーされ、世代を超えて愛され続けています。
人生の節目や大切な人との別れを静かに見つめたいとき、そっと寄り添ってくれる一曲です。
Key West (Philosopher Pirate)NEW!Bob Dylan

2020年6月、8年ぶりとなるオリジナル作品としてアルバム『Rough and Rowdy Ways』が世に出ました。
その中でひときわ異彩を放つのが、約9分半にもおよぶ瞑想的なバラードです。
アコーディオンとハモンドオルガンが織りなす穏やかな音の波に乗せて、ボブ・ディランさんの枯れた声がフロリダ最南端の島へと聴き手を誘います。
歌詞にはマッキンリー大統領やビート詩人たちの名前がちりばめられ、アメリカの歴史と文学が幻のように交錯していきます。
ローリング・ストーン誌が2020年のベスト・ソング第2位に選出したことからも、本作の評価の高さがうかがえますね。
2021年11月からのワールドツアーでも中核レパートリーとして演奏され続けています。
静かな夜にひとり物思いにふけりたいとき、ゆっくりと流れる時間に身を委ねたい方にオススメの一曲です。
Keep Holding OnNEW!Avril Lavigne

10代の若さでデビューを果たし「ポップパンクの女王」として世界中のファンを魅了し続けるカナダ出身のシンガーソングライター、アヴリル・ラヴィーンさん。
彼女が手がけたパワーバラードは、映画『Eragon(エラゴン)』の主題歌として2006年11月に発売され、アルバム『The Best Damn Thing』にも収録されました。
本作は、どんなに辛いときでも決して諦めず、大切な人と支え合いながら前に進もうというメッセージが込められた一曲です。
重厚なストリングスとリアルな楽器演奏による壮大なサウンドが、聴く者の心を揺さぶります。
アメリカではプラチナ認定を受け、Billboard Hot 100で最高17位を記録するなど、高い評価を獲得しました。
卒業という節目を迎え、これから離ればなれになる友人や恩師への感謝を伝えたいとき、本作はそっと背中を押してくれるはず。
新たな一歩を踏み出す勇気がほしい方にオススメです!
KlickNEW!Thomas Brinkmann

レコードを楽器として扱う独自の手法で知られるトーマス・ブリンクマンさんは、ドイツ出身のプロデューサーであり、ミニマル・テクノの異才としてカルト的な人気を誇るアーティスト。
映画『John & Jane』への楽曲提供でも知られ、レコード溝に傷をつけてループを作るアプローチは多大な影響を与えたのですね。
そんな彼が2000年に発表した名盤『Klick』は、その手法の集大成とも言える作品。
クリック音やノイズが規則的に刻まれるストイックなサウンドですが、微細なズレが生むグルーヴは不思議とファンキーで、聴くほどにその音響世界に引き込まれてしまうことでしょう。
一人でじっくりと音の粒子に向き合いたい夜にも最適な一枚と言えそうです。
Know YouNEW!Kevin Atwater

ニューヨークを拠点に活動するシンガーソングライター、ケヴィン・アトウォーターさん。
TikTokでの活動から注目を集め、2022年のEP『retriever』や2023年のEP『Downers Grove』を経て、2025年3月にはデビューアルバム『Achilles』をリリース。
クィアな視点から恋愛や葛藤を繊細に描くスタイルで支持を広げています。
そんな彼が2025年11月に公開した新曲は、アルバム後の新章を告げる重要な1曲。
身体的には親密でありながら心の距離は決して交わらない、そんな切ない関係性を柔らかな歌声で綴った本作は、相手に翻弄されながらも「本当のあなたを知りたい」という切実な想いが胸に迫ります。
プロデューサーのヘイジー・アイズさんによるミニマルで余白の多いサウンドも秀逸で、囁くような歌声がダイレクトに届く親密なラブソングとなっていますね。
KnikNEW!Portugal. The Man

グラミー受賞ロックバンド、ポルトガル・ザ・マンが2025年11月に通算10作目となるアルバム『SHISH』をリリース。
メジャーから独立レーベル体制へと移行した彼らが、故郷アラスカへの回帰をテーマに制作した本作に収録された楽曲のひとつが、アラスカの地名に由来するタイトルをもつ本作です。
歌詞ではボアタイドや干潟といった沿岸特有の自然が描かれ、泥に沈む身体感覚と港の光へ逃れようとする視線が交錯します。
サイケデリックなギターとダウンテンポのビート、広がりのあるシンセが折り重なり、轟音と静謐が同居するサウンドが特徴的。
圧倒的な自然環境のなかで生きることの重さと誇りを感じたい方にオススメです。
KILLA (ft. Pabllo Vittar, Isabella Lovestory)NEW!VICTORIA

MÅNESKINのベーシストとして世界的な成功を収めたヴィクトリア・デ・アンジェリスさんが、ソロ名義で手がけるダンスミュージック・プロジェクト。
2025年11月にリリースされた本作は、ブラジルのドラァグ・クイーン歌手パブロ・ヴィッタールさんとホンジュラス出身のイザベラ・ラヴストーリーさんを招いた国境を越えるクラブ・アンセムです。
バイレ・ファンクとレゲトンを融合させた躍動感あふれるビートに、女性主体のエンパワーメントと官能性を込めたメッセージが重なり、フロアを熱狂させる2分強の凝縮されたエネルギーが詰まっています。
ロックバンドで培った低音域の感覚をクラブサウンドへ昇華させた彼女の手腕が光る1曲で、ジャンルの垣根を越えて踊りたい方にぴったりです!






