「K」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「K」から始まる洋楽の世界は、まるで万華鏡のように多彩です。
デンマークのベアストが奏でる轟音のデスメタルから、アメリカのコイ・リレイさんが紡ぐ繊細なピアノバラード、そしてスコットランドのエイルストームによる冒険心溢れるフォークメタルまで。
プリンスさんやシザさんといった音楽の革新者たちも、独創的な表現で私たちの心を揺さぶります。
国境を超えて響く音楽の輝きを、ぜひ体感してください。
「K」から始まるタイトルの洋楽まとめ(1〜20)
KittyThe Presidents of the United States of America

1990年代シアトルで結成されたザ・プレジデンツ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカは、グランジ全盛期にユーモア溢れる独自のスタイルで注目を集めたアメリカのロックバンドです。
本作は実際にボーカルのクリス・バルーさんがボストンで体験した「悪い小さな猫」との出来事を基にした楽曲で、外で一晩過ごした猫を撫でようとして引っかかれてしまう男性の体験をコミカルに描いています。
4/4拍子から15/16拍子への変則的な転換が独特の緊張感を生み出し、2弦ベースと3弦ギターという特殊な楽器編成がシンプルながら個性的なサウンドを演出します。
1995年にシングルとして発売され、ビルボードのモダン・ロック・トラックスチャートで13位を記録しました。
日常の些細な出来事を軽やかに歌い上げた本作は、肩の力を抜いてロックを楽しみたい方にぴったりの一曲です。
Kings of RagnarökWARKINGS

オーストリア、ドイツ、スイス出身のメンバーで構成され、歴史上の戦士を演じるユニークなコンセプトを持つ国際的パワーメタルバンド、ワーキングスが2025年6月に素晴らしい楽曲を公開しています。
北欧神話における終末の戦いをモチーフとした本作は、力強いギターリフ、荘厳なコーラス、そしてエネルギッシュなドラムが融合し、聴く者を壮大な物語のクライマックスへと誘うような迫力ある一曲となっておりますね。
こちらの楽曲は、同年7月にNapalm Recordsから発売予定の5枚目のアルバム『Armageddon』に収録され、そのフィナーレを飾るとのこと。
過去にはアルバム『Revenge』がドイツの公式アルバムチャートで29位を記録しており、歴史や神話が織りなす重厚な世界観とパワフルなメタルサウンドを堪能したい方にはまさにうってつけの作品と言えそうです。
KissPrince & The Revolution

ファンクとポップの境界を見事に曖昧にしながら、音楽の常識を覆すような革新的なアプローチで1986年にリリースされた本作は、殿下ことプリンスさんの天才的なセンスが光る代表曲の1つです。
ベースラインを完全に排除し、ドラムマシンとギターカッティング、そして魅惑的なファルセットボーカルだけで構成されたミニマルな楽曲構成は、まさにファンク・ミュージックの新境地を切り開いた記念すべき作品と言えるでしょう。
アルバム『Parade』に収録され、映画『Under the Cherry Moon』のサウンドトラックとしても使用された本作は、1986年4月に全米チャート1位を記録し、殿下にとって3曲目の全米ナンバー1ヒットとなりました。
スッカスカながらも圧倒的なグルーヴ感を持つ本作は、猛暑の日々にも体全体でファンクネスを味わいたい方にぜひおすすめしたい名曲です。
Kings & QueensAva Max

アメリカ出身のエイバ・マックスさんが2020年にリリースした本作は、女性のエンパワーメントをテーマにした力強いアンセムです。
チェスの比喩を巧みに用いて、男性と女性の関係性を描き、女性の自立と無限の可能性を歌い上げています。
困った乙女ではなく、自らの力で立ち上がる女性像を提示し、真の男女平等社会への願いも込められています。
アルバム『Heaven & Hell』のリードシングルとして、イスラエルやポーランドでチャート1位を記録し、10億回を超えるSpotify再生回数を達成しました。
挫折や迷いを感じている時、自分らしさを見失いそうになった時に聞いてほしい楽曲です。
Killed to Death by PiracyAlestorm

スコットランドを拠点に活動するエイルストームの新曲は、海賊をテーマにした個性的なフォークメタルサウンドを体現する渾身の一曲です。
鋭いギターリフと力強い合唱に加え、アコーディオンやティン・ホイッスルなどの民族楽器が織りなすメロディーが、波乱万丈な海賊の世界へと誘います。
本作は、2025年6月発売のアルバム『The Thunderfist Chronicles』に収録される楽曲で、長年のプロデューサーであるラッセ・ラメルトの手腕によってさらに磨きがかかった彼らのサウンドが堪能できます。
前作アルバム『Seventh Rum of a Seventh Rum』がドイツのアルバムチャートで7位を記録するなど、商業的にも成功を収めている彼らの真骨頂を感じられる一曲となっており、メタルファンはもちろん、ユーモアと冒険心に満ちた音楽を求める方にもおすすめの楽曲です。