「P」から始まるタイトルの洋楽まとめ
この記事では、タイトルが「P」から始まる洋楽の名曲を紹介していきますね!
「P」で始まる英単語といえば「Peace」「Party」「Picture」などがあり、この単語を見てすでに何曲か思い浮かんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
こうして特定のアルファベットで始まる曲のみを探して聴くこと機会ってこれまでにあまりないと思います。
しかし、こうして見てみると知らなかった楽曲を知るキッカケになったり新たな発見があったりするかもしれません。
これを機に新たな楽曲との出会いのお手伝いができればうれしいです。
「P」から始まるタイトルの洋楽まとめ(21〜30)
Paid In FullNEW!Eric B. & Rakim

ヒップホップの歴史に金字塔を打ち立てた、アメリカのデュオ、エリック・B. & ラキム。
本作は1987年7月に公開された彼らのデビューアルバム『Paid in Full』の表題作です。
DJのエリック・B.が生み出すソウルフルでミニマルなビートと、MCのラキムによる革新的なラップが見事に融合。
バースの途中にも韻を踏む複雑なスタイルは、後のシーンに絶大な影響を与えました。
リリックは締切直前にわずか5分で書かれたという逸話も。
ハスラーとしてのし上がり、対価をきっちり受け取るという主人公の強い意志が、落ち着いたトーンから鋭く伝わってきます。
ヒップホップのルーツを探求したい時や、集中力を高めたい時に聴いてみてはいかがでしょうか?
Pulling TeethNEW!House Of Protection

元FEVER 333のメンバー2人によって結成された、アメリカのデュオ、ハウス・オブ・プロテクション。
本作は、2024年9月リリースのデビューEP『GALORE』に収録された楽曲です。
インドの“死の井戸”で、壁を疾走するバイクを背に演奏するという命懸けのミュージックビデオに驚いた方も多いのではないでしょうか。
ポスト・ハードコアの激情と緻密なエレクトロサウンドが見事に融合したサウンドは、まさに圧巻の一言。
混沌の中から生まれる創造性や、痛みを伴う困難を乗り越えようとする強い意志が、ツインボーカルの掛け合いと共に激しく心に響いてきます。
現状を打破したい、そんな時に聴けば新たな一歩を踏み出す勇気をくれるかもしれません。
Progenies of the Great ApocalypseNEW!DIMMU BORGIR

「暗い城」の名を冠し、氷と炎の国ノルウェーから現れたディム・ボルギル。
1993年の結成以来、彼らはブラックメタルに荘厳なオーケストラを大胆に融合させ、シンフォニックブラックメタルという独自の様式を確立しました。
アルバム『Enthrone Darkness Triumphant』などで世界的な評価を不動のものとし、2007年にはアルバム『In Sorte Diaboli』が母国のチャートで首位を獲得。
これはブラックメタルバンドとして初の快挙でした。
攻撃的な激しさと劇的な美しさが交錯する音像は、まるで壮大な叙事詩のよう。
ダークで幻想的な世界観に浸りたい方にぴったりのバンドです。
Paper PlaneNEW!Peder Elias

ノルウェー出身のシンガーソングライター、ペーダー・エリアスさん。
少年合唱団で培われた透き通るような歌声が魅力で、韓国の音楽賞を受賞するなどアジアでも広く支持されています。
彼が歌うのは、遠くにいる恋人へ紙飛行機のように想いを届けたいと願う、切なくもピュアなラブソング。
アコースティックなサウンドに乗せた優しい歌声は、会えない時間の寂しさだけでなく、相手を思う温かい気持ちも感じさせてくれます。
2023年3月に登場した本作は、恋人と離れて過ごす夜にそっと寄り添ってくれるはず。
会いたい気持ちが募ったときに聴けば、心が少し軽くなるかもしれませんね。
Pieces of a ManGil Scott-Heron

ソウルやファンクに詩を融合させた独自のスタイルで、「ラップのゴッドファーザー」とも呼ばれるアメリカのアーティスト、ギル・スコット=ヘロンさん。
この『Pieces of a Man』は1971年にリリースされたヘロンさんの初期傑作アルバムであり、ファンクやソウルはもちろん、先述した通りヒップホップの歴史を語る上でも欠かせないマスターピースです。
プログレッシブソウルとも称されるように、メロディアスでありながらも革新的なサウンドの中で、卓越したリリシストであるヘロンさんのリリックが生き生きと繰り出されるスタイルはリリース当時よりもむしろ現代において再評価され続けているのですね。
最初は取っつきづらいと感じるかもしれませんが、達者な歌声を披露する曲もありますし、ファンクに興味のある方はもちろんヒップホップリスナーもぜひヘロンさんの声と言葉、サウンドに耳を傾けてみてください。
Phase 4Jeff Mills

アメリカ出身のジェフ・ミルズさんの代表作であり、モダン・テクノの礎を築いたとされる『Waveform Transmission Vol. 1』。
硬質で金属的なビートが高速で打ち鳴らされる様は、まるで未来の都市を疾走しているかのような、スリリングな感覚を思い起こさせますよね。
無機質に聴こえるループの中に、実は微細な変化とファンキーな魂が宿っているのがこの作品のすごいところ!
「The Wizard」の異名は伊達ではありません。
このアルバムがなければ現代のテクノは生まれなかった、といっても過言ではないのではないでしょうか?
ぜひ、この鋼鉄のグルーヴに身を任せてみてくださいね。
Please Let Me WonderThe Beach Boys

1965年のアルバム『The Beach Boys Today!』に収録されている『Please Let Me Wonder』は、アメリカのバンド、ザ・ビーチ・ボーイズの音楽性が深化するきっかけとなった珠玉のバラードです。
ブライアン・ウィルソンさんが生み出す繊細なメロディと、幾重にも重なる美しいハーモニーが、心の奥まで染み渡る感動的な1曲です。
恋人の気持ちが分からず、答えを聞くのが怖いという歌詞は、気取った雰囲気が一切なく素朴でシンプル。
だからこそ、その切ない願いが聴く人の心の奥深くまで染み込んでくるような哀愁ただよう雰囲気に仕上がるんです。
甘くも切ないメロディに身を委ね、懐かしい思い出に浸ってみてはいかがでしょうか。