「P」から始まるタイトルの洋楽まとめ
この記事では、タイトルが「P」から始まる洋楽の名曲を紹介していきますね!
「P」で始まる英単語といえば「Peace」「Party」「Picture」などがあり、この単語を見てすでに何曲か思い浮かんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
こうして特定のアルファベットで始まる曲のみを探して聴くこと機会ってこれまでにあまりないと思います。
しかし、こうして見てみると知らなかった楽曲を知るキッカケになったり新たな発見があったりするかもしれません。
これを機に新たな楽曲との出会いのお手伝いができればうれしいです。
「P」から始まるタイトルの洋楽まとめ(21〜30)
Prison Of FleshLorna Shore

現行デスコアシーンの頂点に君臨するといっても過言ではないバンド、ローナ・ショア。
2021年にボーカリストのWill Ramosさんを迎え入れて公開した楽曲が爆発的な支持を集め、その名を世界に轟かせましたね。
そんな彼らが2025年9月にリリースを控える5作目のアルバム『I Feel the Everblack Festering Within Me』から、第3弾シングルとして公開したのが本作。
ボーカルのWill Ramosさん自身の家族にまつわる、非常にパーソナルな感情がテーマになっています。
世界が崩壊していく感覚と、徐々に自分を見失っていく恐怖が、バンド史上最もヘヴィと称されるサウンドと緊張感に満ちた構成で描き出されています。
終盤のブレイクダウンは圧巻で、デスコアの持つ破壊的なエネルギーを、より劇的で壮大なスケールで味わいたい方にはたまらない一作でしょう。
PolitixBalu Brigada

インディー・ポップからヒップホップまでを横断する「グルーヴ・ポップ」を掲げるニュージーランドの兄弟デュオ、バルー・ブリガーダ。
2024年にはシングル『So Cold』でチャートの頂点に立つなど、その勢いは本物です。
そんな彼らが2025年8月に放ったのが、待望のデビューアルバム『Portal』へ向けた先行シングル。
この楽曲で描かれるのは、人間関係における主導権争いといったパワーゲームを皮肉たっぷりに描く、非常にユニークな視点です。
軽快なビートの上でシニカルな物語を展開しつつ、ブリッジで加わる美しいストリングスがエモーショナルな深みを添える構成は見事。
あくまでキャッチーでありながら、思わず歌詞を考察してしまう知的なリリックを乗せるというセンスがさすがですね!
「P」から始まるタイトルの洋楽まとめ(31〜40)
Pulling TeethHouse Of Protection

元フィーバー333のメンバー2人によって2023年に結成されたプロジェクト、ハウス・オブ・プロテクション。
彼らは商業的なプレッシャーから離れ、純粋な音楽愛を追求する姿が印象的ですよね。
そのサウンドはトラップ、トリップホップ、ポストパンクなど多様な要素を飲み込み、ジャンルの垣根を軽々と越えていきます。
元ブリング・ミー・ザ・ホライズンのジョーダン・フィッシュがプロデュースを手がけたデビューEP『GALORE』は、2024年9月にリリースされると瞬く間に話題となり、世界で1,000万回以上再生されました。
Spotifyの「2025年注目のアーティスト」にも選ばれるなど、すでにシーンに欠かせない存在になっています。
既存のロックに物足りなさを感じている方なら、きっとこの革新的なサウンドの虜になるかもしれませんね。
Palestine Will RiseAbe Batshon, Samer & Sammy Shiblaq

アメリカを拠点とするパレスチナ系アーティスト、アベ・バトションさん、サメールさん、サミー・シブラクさんによる一曲です。
力強いヒップホップのビートに乗せて、故郷への連帯と平和への祈りを込めたプロテストソングで、理不尽な暴力に屈せず、自分たちの存在を懸命に叫ぶ姿が描かれています。
2024年2月に発表された本作は、アベ・バトションさんが『Free Palestine』などで訴え続けてきたメッセージの延長線上にあります。
遠い地で起きている悲劇を前に、無力感を覚えることは少なくありません。
ですが、彼らの魂の叫びに耳を傾けることは、決して無駄ではないはずです。
自分とは関係ないと思わず、その声に耳を澄ませてみませんか?
Pacific State808 State

レイブの夜明けを優しく包み込む、あまりに幻想的なアンビエント・ハウスの傑作!
イングランド・マンチェスター出身のエイティ・オー・エイト・ステイトは、UKアシッドハウスシーンのパイオニアとして知られるグループなのだとか。
本作は、心地よいビートに重なる鳥の鳴き声とソプラノ・サックスの響きが、フロアの喧騒を忘れさせるほどの浮遊感を生み出します。
まるで楽園の浜辺で日の出を待つような、穏やかで多幸感に満ちたサウンドは、聴く人を別世界へといざなってくれるかのようですよね!
ミニアルバム『Quadrastate』に収録された本作は、ラジオDJがイビザでプレイしたことをきっかけに人気に火がつき、UKチャート10位にまで登りつめたのだそうです。
激しいダンスの合間や、一日の終わりにチルアウトしたい時にぴったりの1曲です。
Pink Friday GirlsNicki Minaj

ヒップホップ界の女王として絶大な影響力を持つ、トリニダード・トバゴ出身のニッキー・ミナージュさん。
本作は、週末の始まりを祝う高揚感に満ちたポップ・ラップです。
誰もが知るシンディ・ローパーさんの名曲を引用し、女性たちが世間の目や期待を気にせず、思いきり楽しむ姿をパワフルに描いています。
その内容は、待ちに待った金曜日の夜の解放感と見事にシンクロしますね。
この楽曲は、2023年12月リリースのアルバム『Pink Friday 2』に収められた一曲。
2024年5月には、自身のツアーで原曲アーティストであるシンディ・ローパー本人と共演し、ファンを熱狂させました。
週末のパーティーや女子会で、気分を最高潮にしたい時にぴったりの一曲です。
Push ItStatic-X

ヘヴィメタルにテクノを融合させ「evil disco」つまり「邪悪なディスコ」という独自のスタイルを標榜したのが、アメリカ出身のスタティック-エックスです。
彼らが1999年に世に問うたデビューアルバム『Wisconsin Death Trip』は、わずか8週間という短期間で制作されたにもかかわらず、シーンに強烈なインパクトを与えました。
この楽曲は、その名盤からの先行シングルで、バンドの方向性を決定づけた一曲。
インダストリアル特有の無機質なサンプリングとスラッシュメタルの如きギターリフが過激に融合し、今は亡きウェイン・スタティックさんの叫びが内なる衝動を限界まで突き動かします。
映画『Idle Hands』やゲームにも起用された本作を聴けば、彼らが唯一無二の存在であったことを改めて実感する次第ですね。