「P」から始まるタイトルの洋楽まとめ
この記事では、タイトルが「P」から始まる洋楽の名曲を紹介していきますね!
「P」で始まる英単語といえば「Peace」「Party」「Picture」などがあり、この単語を見てすでに何曲か思い浮かんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
こうして特定のアルファベットで始まる曲のみを探して聴くこと機会ってこれまでにあまりないと思います。
しかし、こうして見てみると知らなかった楽曲を知るキッカケになったり新たな発見があったりするかもしれません。
これを機に新たな楽曲との出会いのお手伝いができればうれしいです。
「P」から始まるタイトルの洋楽まとめ(461〜470)
Paper DollThe Mills Brothers

美しいハーモニーと甘い歌声で、多くの人々の心を魅了してきたザ・ミルズ・ブラザーズ。
アメリカ出身の彼らが1948年1月にリリースしたこの楽曲は、失恋の痛みと孤独を繊細に表現しています。
主人公は、現実の恋愛に傷つき、紙の人形を求めるという象徴的な歌詞が印象的です。
戦時中の兵士たちの心の拠り所となり、長年にわたって愛され続けた本作。
映画『Two Girls and a Sailor』では、レナ・ホーンさんが歌う場面もありました。
心に傷を負った人や、純粋な愛を求める方に、ぜひ聴いていただきたい1曲です。
「P」から始まるタイトルの洋楽まとめ(471〜480)
PretendThe Plot In You

アメリカのロックバンド、ザ・プロット・イン・ユーが2024年9月に発表した楽曲は、現代社会の無感覚さや自己満足に焦点を当てた作品です。
囁くようなボーカルとダークなエレクトロニックな要素が絡み合う構成で、感情的な爆発を伴うサビに繋がります。
社会が「偽りの幸福」に逃げ込み、現実の苦痛や不安に直面することを避ける様子を描いており、リスナーに対し、現実を直視することを促しています。
本作はザ・プロット・イン・ユーの最新EP『Vol. 3』に収録されており、2024年11月にリリース予定です。
ライブパフォーマンスでも特に力を入れている楽曲の一つで、UKやヨーロッパをはじめ、アメリカやラテンアメリカなどでもツアーが行われる予定ですよ。
PeachesThe Presidents of the United States of America

1990年代のロック・シーンを賑わせたザ・プレジデンツ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカは、アメリカのシアトル出身の3人組バンドです。
1993年の結成後、1995年にデビュー・アルバムを発表し、一気にブレイクしました。
ユーモアたっぷりの歌詞とキャッチーなメロディが特徴的で『Lump』や『Peaches』などの楽曲が大ヒット。
デビュー作は3倍プラチナを獲得し、グラミー賞にもノミネートされるなど、批評家からの評価も高かったのです。
ポップでコミカルな音楽性は、当時のシアトル・グランジとは一線を画し、多くのファンを魅了しました。
2015年に活動を終了するまで、映画やテレビ番組のサウンドトラックにも起用されるなど、幅広い活躍を見せた彼らの音楽は、今でも多くの人々に愛されているのですよ。
ProceedThe Roots

1990年代のアメリカのヒップホップシーンにおいて、その独創性と革新性で高い評価を受けているThe Roots。
ジャズの要素を巧みに取り入れた彼らのサウンドは、当時の音楽シーンに大きなインパクトを与えました。
1995年1月にリリースされたアルバム『Do You Want More?!!!??!』に収録されている「Proceed」は、まさにそんな彼らの音楽性が凝縮された名曲の一つと言えるでしょう。
リリックの面でも、前向きなメッセージ性が感じ取れる内容となっています。
自己表現や成長といったテーマを通して、アーティストとしての進歩に対する強い意志が表れている点は印象的。
6月という雨の多い季節にぴったりな、じっくりと聴き込みたくなる1曲です。
Papa Was A Rolling StoneThe Temptations

ブラックミュージックの歴史を語る上では欠かすことのできない名門レーベル「モータウン」を代表するコーラスグループの一つであり、1960年代のデビューから2020年代の現在にいたるまで活動を続けているのがテンプテーションズです。
今やオリジナルメンバーはオーティス・ウィリアムスさんだけとなってしまいましたが、メンバーチェンジを繰り返しながらもさまざまな時代においてヒット曲を発表しているというのは本当にすごいですよね。
本稿で取り上げている『Papa Was A Rolling Stone』は1972年にアンディスピューテッド・トゥルースというグループが発表したものが初出なのですが、同年の9月にテンプテーションズが改めてカバーしてシングルとして発表、全米チャート1位をマークして大ヒットを記録しただけでなく、グラミー賞受賞という栄誉も勝ち取ったという経緯があるのですね。
この楽曲のすごさは、名プロデューサーにしてソングライター、ノーマン・ホィットフィールドさんの存在が重要な位置を占めています。
1966年から1974年までのテンプテーションズの作品はすべてホィットフィールドさんとタッグを組んで生み出されたものなのですが、ホィットフィールドさんは従来のモータウンサウンドにサイケデリックロックなどの要素を大々的に持ち込み、独自のサウンドを作り上げました。
両者のコラボレーションによる最良の結果の一つが、こちらの『Papa Was a Rollin’ Stone』なのです。
残念ながら、ボーカルグループでありながら楽器主体のサウンドを重視したホィットフィールドさんの姿勢は両者の決裂を生んでしまいましたが、恐ろしくディープかつクールなこの楽曲の先鋭性は、むしろ若い音楽ファンにこそ再発掘されるべきものと言えそうです。
PerfectThe Veronicas

何かイヤなことがあって落ち込んでしまっている時には、こちらの『perfect』がピッタリです。
オーストラリア発のロックバンド、ザ・ヴェロニカズがリリースした楽曲で、歌詞は自身を裏切った人を非難し、ありのままの自分のすばらしさを肯定するような内容に仕上がっています。
彼氏に裏切られた女性を主人公とした失恋ソングなのですが、さまざまなシチュエーションに当てはめて聴けそうですね。
PorcelainThursday

今回の記事では2000年代以降のいわゆるスクリーモと呼ばれたバンドは取り上げていないのですが、その走りとも言えるサーズデイはポストハードコアという流れにおいても重要なバンドですから、00年代初頭のスクリーモを代表するという意味でも今回紹介させていただきます。
1997年にニュージャージーにて結成されたサーズデイは、初期のスクリーモの中ではザ・ユーズドやフィンチといったバンドよりも少し先輩格にあたる存在であり、記念すべきデビューアルバム『Waiting』が1999年に発表されていることも踏まえて、サーズデイの存在が90年代のアンダーグラウンドなポストハードコアと00年代以降の商業的にも大きな成功を収めるスクリーモシーンを繋いだといっても過言ではありません。
彼らの名をシーンに知らしめるのは名門エピタフレコーズにて発表した大傑作セカンド『Full Collapse』ですが、後にあのマイ・ケミカル・ロマンスを輩出したことでも知られている「Eyeball Records」よりリリースされた前述の『Waiting』を聴けば、ニューメタルが支配していた1990年代末期のアメリカのロックシーンの裏側で新たな可能性が芽生えていたことが理解できるはずです。
サウンドプロダクションや演奏能力はインディーズらしくまで稚拙ながら、フロントマンのジェフ・リックリーによる内省的な歌詞とナイーブなボーカルとスクリームが交差するコントラストはまさにスクリーモの走りですし、収録曲に『Ian Curtis』という楽曲があることからも分かるように、ニューウェーブなどのUKロックから影響を受けていることも注目すべき点でしょう。
ラウドでメタリックなスクリーモとは違う繊細なエモーションが渦巻くサーズデイの音世界もまた、ポストハードコアが生んだ素晴らしい可能性の一つであったと言えそうです。





