「S」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「S」から始まるタイトルの曲というと、あなたは思い浮かべる曲があるでしょうか?
普段、曲名のタイトルの頭文字を意識することってあまりないと思うので、パッと思いつかないかもしれませんね。
ですが、「S」から始まる英単語には「Start」「Shake」「Season」「Save」などたくさんあります。
この記事では、そうした「S」で始まるタイトルの曲を年代やジャンルに関係なくたくさん紹介していきますね。
これまで意識してこなかった方法で曲をまとめてみると、新たな発見があるかもしれませんよ!
「S」から始まるタイトルの洋楽まとめ(311〜320)
StutterKevin Gates

ストリートの現実を赤裸々に綴るリリックと、耳に残るメロディアスなフロウで独自の立ち位置を築いてきた米ルイジアナ州バトンルージュ出身のヒップホップMC、ケヴィン・ゲイツさん。
2007年のデビュー以来、数々の作品を世に送り出してきました。
そんな彼が2025年6月にリリースした本作は、彼自身の内面にある葛藤やそれを乗り越えようとする力強い意志が込められた一曲。
“吃音”の克服という実体験も投影された自伝的な内容は、聴く者の心を強く揺さぶりますね。
この曲は、近くリリースが期待されるアルバム『Luca Brasi 4』からの先行トラックと見られており、彼のキャリアにおいても重要な一歩となりそうです。
2016年1月発表のデビュー・アルバム『Islah』が全米チャート2位を獲得するなど、その実力は折り紙付き。
困難に立ち向かう全ての人々や、深く自己と対峙したい時に聴いてほしいナンバーです。
Stay (I Missed You)Lisa Loeb

繊細なギターアルペジオで幕を開ける、アメリカ出身のシンガーソングライター、リサ・ローブさんの代表作の一つ。
本作は、徐々に感情がこみ上げるようにヴォーカルが力強さを増す構成が心を掴みます。
別れた相手への未練と後悔を切々と歌い上げる歌詞は、自己の内面を深く見つめるようでいて、多くの人が共感できる普遍的な響きを持っています。
本作は、1994年公開の映画『Reality Bites』のエンディング曲として注目を集め、サウンドトラックにも収録。
レコード契約前のアーティストとして、1994年8月に全米シングルチャートで3週連続1位という快挙を成し遂げました。
美しいメロディに浸りたい夜や、ちょっぴり切ない気分の時に聴いてみてはいかがでしょうか。
She Is AfraidMotion City Soundtrack

アメリカ・ミネソタ州ミネアポリス出身のロックバンド、モーション・シティ・サウンドトラックが2025年6月にファン待望の楽曲を公開しています。
彼ららしいモーグシンセを駆使したポップパンク/エモサウンドに、ヒップホップ等の影響も感じさせる実験的音像が加わり、これまた魅力的な仕上がりですね。
不安を抱える人物の内面を映す歌詞とキャッチーなメロディの対比が、感情を揺さぶります。
本作は、2025年9月リリースの約10年ぶりとなるアルバム『The Same Old Wasted Wonderful World』からの先行シングル。
ドラマ『Severance』風のMVも注目ですよ。
人生の岐路で悩む時、そっと背中を押してくれるような一曲です。
Scornful WomanOliver Anthony Music

まるで現代の吟遊詩人のように、市井の人々の感情を力強く歌い上げるアメリカ出身のオリヴァー・アンソニー・ミュージックさん。
2023年8月には、それまで無名だったにもかかわらず『Rich Men North of Richmond』でBillboard Hot 100の頂点に立つという、まさにシンデレラストーリーを体現しましたよね。
今回紹介する楽曲は、彼ならではの生々しいアコースティック・サウンドと、しゃがれた魂の歌声が胸を打つカントリー・フォークなんですね。
人間関係の軋轢や、そこから生まれる裏切りへの痛烈な思いが、赤裸々な言葉で綴られており、聴く者の心を鷲掴みにするんです。
2025年6月にリリースされた本作は、2024年3月公開のアルバム『Hymnal of a Troubled Man’s Mind』に続くシングルとなっています。
彼の歌に宿る剥き出しの感情に触れたい方や、人生の苦渋をストレートに表現した音楽を求める方にこそ、深く刺さる一曲と言えるでしょう。
Snow [Hey Oh]Red Hot Chili Peppers
![Snow [Hey Oh]Red Hot Chili Peppers](https://i.ytimg.com/vi/p0vM9iINl28/sddefault.jpg)
雪のように繊細で、アルペジオを彷彿とさせるギターリフが心を洗い流すような清らかさをもたらす一曲です。
アメリカを代表するロックバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズによる本作は、失敗から立ち上がり、新たな人生を歩み始める決意を歌い上げています。
ジョン・フルシアンテさんの奏でる精緻なギターとフリーさんの躍動するベースラインが絶妙に絡み合い、優美な音の情景を描き出します。
この名曲は、2006年11月にシングルとしてリリースされ、収録されたアルバム『Stadium Arcadium』は全米チャートで初めて1位を獲得し、第49回グラミー賞では5部門に輝きました。
プロレス興行「WrestleMania XXIV」の公式テーマソングとしても知られ、何か新しい一歩を踏み出したい時に聴くと、そっと背中を押してくれるような温かさがあります。
「S」から始まるタイトルの洋楽まとめ(321〜330)
SMiLEDOMi & JD BECK

SNSでの超絶技巧動画で注目を集め、「ジェネレーションZのジャズ大使」とも称されるドミ&JDベック。
フランス出身のキーボーディスト、ドミ・ルナさんとアメリカ出身のドラマー、JD・ベックさんによるこのデュオが2022年4月にリリースした、デビューアルバム『NOT TiGHT』からの先行シングルは、聴く者を笑顔にする遊び心と超絶技巧が同居したナンバーですね。
ドミさんのキーボードが奏でる70年代フュージョン風の色彩豊かな旋律と、ゲーム音楽のような電子音の融合は実にユニーク。
JDベックさんの複雑でグルーヴィーなドラムが絡み、若さと自信に溢れたサウンドを展開しています。
アンダーソン・パークさん監督、マック・デマルコさんが出演したミュージックビデオも話題になりました。
新しい音楽体験を求める方や、ドライブを盛り上げる一曲としてもってこいではないでしょうか!
Street Fighter MasKamasi Washington

現代ジャズ界に新風を吹き込むアーティストが数多く登場する中、アメリカ・ロサンゼルス出身のサックス奏者カマシ・ワシントンさんもまさにその1人と言えるでしょう。
彼の音楽は多様なジャンルを融合させた壮大なスケール感が魅力ですね。
今回ご紹介するのは、彼が2018年6月にシングルとしてリリースし、同年のアルバム『Heaven and Earth』にも収録した、ある有名な対戦型格闘ゲームにちなんだ一曲。
カマシさん自身が、まるでボクサーの入場曲のように自身のテーマソングとして制作したと語る本作は、幼少期にアーケードゲームに熱中した記憶や、争いをゲームで解決できたらという平和への願いが込められているそうです。
シンプルながら力強いファンク・ドラムのグルーヴに、エピックなメロディと即興ソロが絡み合い、聴く者を高揚させるエネルギーに満ちています。
擬似サイレント映画風のミュージックビデオも印象的で、UK Music Video Awardsにノミネートされるなど映像作品としても評価されました。
フュージョンの新たな形を感じたい方、現代ジャズを知りたい方はぜひチェックしてみてください。





