洋楽リリース曲まとめ【2025年5月】
2025年5月の洋楽リリースは、デジタル社会への内省を込めたトム・グレナンさんの深みあるサウンド、TikTokスターから音楽界へ華麗に転身したアディソン・レイさんのキラキラとしたシンセポップ、そして母への愛情をつづったベンソン・ブーンさんの心温まるバラードなど、多彩な物語が紡がれています。
それぞれのアーティストが込めた思いと革新的な音楽表現が、あなたの日常に新しい彩りを添えてくれることでしょう。
洋楽リリース曲まとめ【2025年5月】(201〜210)
SandboxThe All-American Rejects

13年ぶりとなるフルアルバムの先行シングルとして登場したのは、オクラホマ州出身の人気ロックバンド、The All-American Rejectsの渾身の一曲。
レトロな雰囲気から始まり、徐々にエネルギッシュな展開へと移行する楽曲構成は、バンドの原点であるエモやポップパンクの要素を継承しつつも、現代的なアレンジを加えた見事な仕上がりとなっています。
子供時代の純粋さを象徴する「砂場」をテーマに、大人になる過程で失われる無邪気さや社会に適応する中での葛藤を描いた歌詞にも注目です。
本作は2025年4月にリリースされた作品で、ジョナス・ブラザーズとの2025年8月からのツアーでも披露される予定です。
懐かしさと新しさが融合したサウンドは、2000年代のポップパンクファンは勿論、現代のオルタナティブロックを好む新しいリスナーにもぴったりの一曲と言えるでしょう。
All That I RememberThe Amity Affliction

オーストラリア出身のメタルコアバンド、ジ・アミティ・アフリクションが2025年5月に素晴らしい新曲をリリースしています。
亡き母親との複雑な関係をテーマにした非常に個人的で感情的な楽曲となっており、ジョエル・バーチさんの痛切なスクリームと新加入のジョナサン・リーヴスさんのクリーンボーカルが交互に展開される構成が印象的ですね。
重厚なギターリフと叙情的なメロディが融合したサウンドは、バンドの特徴であるメタルコアの要素を継承しつつ新たな試みも感じられます。
メンバーチェンジを経て新体制での出発点となる本作は、深い感情表現と音楽的進化を感じさせる力作と言えるでしょう。
Did I Say Too MuchThe Beaches

クィアな恋愛における複雑な感情を率直に描いたカナダ・トロント出身のオルタナティブ・ロックバンド、ザ・ビーチズの新曲が2025年5月に素晴らしい形でリリースされています。
期待を持たずに始めた関係に深くのめり込み、心を打ち明けすぎてしまった後悔を歌った本作は、繊細なギターリフと力強いドラムが織りなすサウンドで感情の起伏を巧みに表現していますね。
アルバム『No Hard Feelings』からの第3弾シングルとなる本作は、2022年のジュノー賞ロックアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した彼女たちのさらなる音楽的成長を感じさせる作品と言えそうです。
MetalThe Beths

ニュージーランド出身のインディーロックバンド、ザ・ベスの新曲は人間の身体と生命の複雑さをテーマにした意欲作です。
エリザベス・ストークスさんの率直でユーモラスな歌詞と、ジャングリーなギターサウンドが織りなす緻密なアレンジが魅力。
身体機能を機械に例えた独創的な表現で、生命維持の神秘を描いています。
2025年4月にANTI- Recordsへの移籍後初となる楽曲をリリースした彼らは、同年秋からヨーロッパ、イギリス、北米を巡るワールドツアーも発表。
9月18日にアイルランド・ダブリンで開幕し、12月9日にワシントンD.C.で締めくくる予定です。
ザ・チルスやザ・クリーンを彷彿とさせるジャングル・ロックの要素も感じさせる本作は、バンドサウンドの魅力を再確認したい方におすすめです。
No Rain, No FlowersThe Black Keys

ブルースとガレージロックを融合させた迫力のサウンドで、2001年の結成以来、世界中のファンを魅了してきたザ・ブラック・キーズ。
アメリカのグラミー賞で複数の受賞歴を誇る実力派デュオが2025年8月に13枚目のアルバム『No Rain, No Flowers』を発表。
全11曲が収録された本作は、ソウルフルでメロディアスな展開が心を打つ作品となっています。
ビルボードのオルタナティブ・エアプレイチャートで首位を獲得した先行シングルを含め、ヴィンテージな温かみとモダンなアレンジが絶妙なバランスで融合した楽曲の数々は必聴です。
困難を乗り越えた先にある成長と再生をテーマにした歌詞も印象的で、ブルースやロックを愛する音楽ファンならば見逃せない一枚となっていますよ。
WorthyThe Home Team

自らのジャンルを「ヘビーポップ」と定義するアメリカ・シアトル拠点のバンド、ザ・ホームチームが2025年5月に新曲を公開。
ポップパンクとメタルを基盤に、R&Bやファンクの要素を巧みに織り交ぜた楽曲で、夏のドライブやアウトドアイベントに最適なエネルギッシュなサウンドに仕上がっています。
本作はアルバム『The Crucible of Life』のデラックスエディションに収録が決定。
2013年結成以来、ドン・ブロコやセンシズ・フェイルとのツアーで着実にファンを増やしてきた彼らのライブパフォーマンスは、エネルギッシュで観客との一体感を大切にしています。
煌びやかなギターリフと迫力のドラムが印象的な本作は、ジャンルにとらわれない新たな音楽に興味がある方におすすめの一曲です。
OrphansThe Living Tombstone

イスラエル出身のプロデューサー、ヨアヴ・ランドウさんが主宰するザ・リビング・トゥームストーンが2025年5月に放つ抑圧された人々への賛歌となる楽曲です。
反乱をテーマに孤独な魂の決意が込められ、重厚なギターリフとシンセサイザーの響きが織りなすダークでシネマティックなサウンドスケープは圧巻。
アメリカ人歌手のサム・ハフトさんとタッグを組んだ彼らの2枚目のアルバム『Rust』の先行シングルとして、廃墟的な近未来を舞台にしたミュージックビデオとともにリリースされました。
社会の歪みや不正に立ち向かう勇気が必要なとき、心に響く一曲として強くおすすめしたいですね。
Break These Chains (feat. Niko Vilhelm of Blind Channel)The Rasmus

フィンランドの重鎮ロックバンド、The Rasmusが11枚目となるアルバム『WEIRDO』から、Blind Channelのボーカリスト、ニコ・ヴィルヘルムさんをフィーチャーしたロックチューンを2025年5月にリリースしました。
パワフルなギターリフとダークなアンビエントが織り成すヘヴィな楽曲で、束縛からの解放や自己再生をテーマに力強いメッセージを込めています。
本作は、ボン・ジョヴィやエアロスミスなどの作品で知られるデズモンド・チャイルドさんとマーティ・フレデリクセンさんが制作に参加。
ギリシャのフォレガンドロス島での作曲から、ナッシュビルのシエナ・スタジオでの録音まで、丁寧な制作プロセスを経て完成しました。
メロディアスなロックサウンドに新たな要素を加えた意欲作として、幅広いロックファンの心をつかむこと間違いなしの一曲です。
Timeless Remix (ft. Playboi Carti & Doechii)The Weeknd

映画タイアップとなった注目のリミックスが、米国のラッパーのザ・ウィークエンドさんから公開となりました。
プレイボーイ・カーティとドゥーチーさんを迎えた本作は、グローバルなサウンドスケープが織りなす幻想的な雰囲気が印象的。
ドゥーチーさんの力強いフロウがファーレルさん制作のビートと見事にマッチし、楽曲に新たな魅力を加えています。
興味深いのは、ウィークエンドさん自身が主演・監督を務める映画『Hurry Up Tomorrow』のサウンドトラックにも収録されている点。
同作品では、不眠症に悩むミュージシャンを演じており、2025年5月からスタートした彼の最後となる可能性のある『After Hours Til Dawn Tour』でも、アリゾナ州の大規模会場で6万人を沸かせるなど話題を集めています。
夜のドライブBGMとしても最適な一曲です。
Dialing InThom Yorke

イギリス出身で現在も音楽界の最前線で活躍し続けるトム・ヨークさん。
Radioheadのフロントマンとして知られる彼ですが、ソロ活動やサイドプロジェクトでも常に革新的な音楽を追求している存在ですね。
こちらの楽曲は2025年5月にリリースされたApple TV+のドラマシリーズ『Smoke』の主題歌として使用されており、もともと2019年に「Gawpers」というタイトルでライブ演奏されていた未発表曲を再構築したものとなっています。
幽玄なボーカルと電子音が融合したサウンドに鐘のような音色や低音の電子ノイズが特徴的で、犯罪ドラマのミステリアスで緊張感あふれる雰囲気を見事に表現していますね。
映画やドラマの世界観に浸りたい方にぜひおすすめしたい一曲です。
洋楽リリース曲まとめ【2025年5月】(211〜220)
ApologiesThree Days Grace

愛される価値のない自分への共感を呼ぶ、胸を打つバラードです。
カナダのロックバンド、スリー・デイズ・グレイスが2025年5月に発売予定のアルバム『Alienation』に収録される本作は、約11年ぶりにバンドに復帰したアダム・ゴンティエさんと、現ボーカルのマット・ウォルストさんによるツインボーカル体制初の楽曲となりました。
重厚なギターリフと緊張感に満ちたハーモニーが響くなか、愛する人からの想いを拒絶してしまう孤独な心情を綴った歌詞が胸に刺さります。
絶望の中でもどこか希望を感じさせるエモーショナルなメロディは、孤独と闘う誰もの心を癒すはずです。
2000年代初頭のハードロックを思わせるエネルギッシュなサウンドから、スリー・デイズ・グレイスの真骨頂を感じられる一曲です。
Full AttentionTom Grennan

ベッドフォード出身のシンガーソングライター、トム・グレナンさんは2018年のデビューアルバム『Lighting Matches』から着実にキャリアを積み重ね、2021年のアルバム『Evering Road』で全英1位を獲得した実力派アーティスト。
2025年5月にリリースされた本作は、躍動感あふれるピアノのコード進行とバレアリックなグルーヴが印象的で、現代社会の情報過多に対する内省をテーマにした深みのある歌詞が光ります。
グレナンさん特有の力強く感情的なボーカルと洗練されたポップサウンドが見事に融合しており、BAFTAテレビ賞でのパフォーマンスも話題となりました。
日常に追われがちな現代人にこそ響く一曲ですね。
Red MoonTom Misch

ロンドン南部出身のマルチインストゥルメンタリスト兼プロデューサー、トム・ミッシュさんが、グラミー賞受賞プロデューサーのダニエル・タシアンさんとイアン・フィッチャックさんを迎えて、ナッシュビルで制作した新曲を2025年5月に公開しています。
本作は、彼の持ち味であるネオソウルやジャズの要素から一線を画した内省的なオルタナティブ・バラッドで、失われた愛と再生への願いを印象的に描いた名作となっていますね。
アルバム『Geography』やユセフ・デイズとのコラボレーション作品『What Kinda Music』で独自の音楽性を確立してきた彼が、より感情的な表現に踏み込んだ意欲作です。
ソウルフルな歌声とメロディアスなサウンドが心に染み入る本作は、心温まる音楽をお探しの方におすすめですよ。
Don’t Cry, Put Your Head On My ShoulderTom Odell

イギリス出身のシンガーソングライター、トム・オデルさんが2025年5月に公開した新たな楽曲は、まさに心の奥深くに響く珠玉のバラードです。
ピアノを基調とした繊細なアレンジに彼の温かみあるボーカルが重なり、悲しみに暮れる人への優しい慰めをテーマとした歌詞が胸を打ちます。
本作は9か月という制作期間をかけて丁寧に作り上げられた作品で、アルバム『A Wonderful Life』からの第2弾シングルとして位置づけられています。
妻のジョージーさんが出演したミュージックビデオも話題を集めていますね。
静かな夜に一人で聴きたくなるタイプの楽曲で、人生の困難に直面している方や心の支えを求めている方にぜひ聴いてもらいたい名曲です。
Don’t Let Me GoTom Odell

聴いているだけで身も心もとろけてしまいそうな、繊細なピアノのタッチと感情豊かな歌声が持ち味のイギリスのシンガーソングライター、トム・オデルさん。
エルトン・ジョンさんやレナード・コーエンさんの影響を受けた彼の音楽性は、2023年にLOS40 Music Awardsで「Best International Live Act」を受賞するなど高く評価されているのですね。
そんな彼が、2025年4月に『Don’t Let Me Go』を公開。
現在ビリー・アイリッシュさんの「Hit Me Hard and Soft」ツアーのオープニングアクトとしてヨーロッパを巡回中の彼らしい60年代のラブソングを彷彿とさせる温かみのあるサウンドの楽曲をリリース。
終わりゆく関係の中での切実な思いを歌ったリリックが実に心に響きますよ。
LOOK OUT FOR METurnstile

名門Roadrunner Recordsから2021年のアルバム『Glow On』でグラミー賞3部門にノミネートされた実力派、ハードコアパンクバンドTurnstileが2025年5月に7分にも及ぶ意欲作をリリース。
前半は力強いギターリフとエネルギッシュなボーカルが織りなす重厚なサウンドから、後半はアンビエントやハウスミュージックの要素を大胆に取り入れた静謐な展開へと移行する野心的な一曲です。
本作は、6月にリリース予定のアルバム『Never Enough』の先行シングルとして公開。
ボーカルのブレンダン・イェーツさんらが監督を務めたミュージックビデオは、ニューヨークのトライベッカ映画祭で上映が予定されています。
パンクファンはもちろん、実験的なサウンドに興味のある音楽ファンにもおすすめです。
SEEIN’ STARS / BIRDSTurnstile

ボルチモア拠点のTurnstileが2025年4月に2曲同時の新曲をリリース。
1曲目は、パラモアのヘイリー・ウィリアムスさんとブラッド・オレンジのデヴ・ハインズさんをゲストに迎えて制作された80年代テイストの作品です。
ディスコ調のギターリフとリバーブがかかった印象的なボーカルが、デヴィッド・ボウイさんの名盤『Let’s Dance』を思い起こさせる仕上がりとなっています。
2曲目は、シンセサイザーのドローンから激しいギターリフへと展開する、バンドの真骨頂とも言えるハードコア・サウンド。
初期の代表作アルバム『Time & Space』を彷彿とさせる楽曲で、ライブでの盛り上がりも期待できそうです。
両曲とも6月6日リリース予定のニューアルバム『Never Enough』に収録。
ハードコアファンはもちろん、オルタナティブやニューウェーブ、インディーロックの愛好者にもおすすめの一枚となっています。
BlissTyla

南アフリカ出身のシンガーソングライター、タイラさんによる2025年5月の新作は、ポピアノやR&B、アフロビーツの要素を自在に操る洗練されたサウンドが際立つ一曲です。
アマピアノ風のオフビートなドラムと、柔らかで艶やかなボーカルが見事な調和を生み出し、2000年代のR&Bを彷彿とさせるクラシカルな魅力も感じさせます。
2024年にMTVヨーロッパ・ミュージック・アワードで「Best R&B」など3部門を受賞した彼女の実力が存分に発揮された本作は、米国の高級オーガニック食品チェーンErewhonとのコラボレーションも実現。
トロピカルな味わいのスムージーとして商品化され、売上の一部は南アフリカの若い女性支援に充てられています。
心地よいグルーヴと温かみのあるメロディは、リラックスしたい時にぴったりです。
HARD TRUTHSUMI & 6LACK

現代のR&Bシーンにおける人気シンガーソングライター、日本人の血も引くUMIさんと人気ラッパーの6LACKさんが奇跡のコラボレーション。
ネオソウルとオルタナティブR&Bを融合した本作は、自己認識や人間関係の複雑さを見事に表現しています。
UMIさんの透明感のある歌声と6LACKさんの深みのあるラップが見事な調和を生み、静謐でありながら心に響くサウンドスケープを作り出しています。
2025年5月9日にEpic Recordsからリリースされた本作は、UMIさんにとってEpic Records移籍後初のシングルとなります。
洗練されたミニマルな808ドラムと深いベースラインが印象的で、自分自身と向き合いたい時や、静かな夜のドライブのお供にぴったりな一曲となっています。
Next To DieUgly

イギリス・ロンドンを拠点に活動する6人組アートロックバンド、アグリーの意欲作が2025年4月に公開されました。
約10年前の結成以来の集大成とも言える本作は、インディーロックを基調としながらもエモーショナルな要素やポストパンクの影響を感じさせるサウンドが魅力です。
力強いギターリフとリズムセクション、感情のこもったボーカルが見事に調和し、関係性の中での妥協や努力、そして破綻というテーマを表現しています。
バンドによれば「うまくいかないと分かっていても、何とかしようと努力することの物語」なのだとか。
1年間の激しいライブ活動を経て磨き上げられた彼らの音楽は、インディーロック好きなら必聴の一曲です。

