【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(71〜80)
ネバーランドから帰ったウェンディが気づいたこと暗黒童話P

タイトルからもわかるように世界的に有名な物語『ピーター・パン』を題材にした作品です。
じょるじん名義でも知られている暗黒童話Pさんの楽曲で2020年に公開されました。
痛快なストーリー性がよく知られている『ピーター・パン』ですが、さて本当にその話通りに受け取っていいのか……。
考察することで見えてくる暗い影、裏ではこういうことが起こっているのではないか、という疑いの気持ちが歌われています。
この目線……新鮮です。
幽霊屋敷の首吊り少女トーマ

古い屋敷に取り残された幽霊少女目線で歌詞がつづられた、中毒性のある楽曲です。
独特な音楽性、ハイセンスな言葉遣いが人気のボカロP、トーマさんの作品で2012年に公開されました。
ストーリー性の高い内容なので、ついつい頭の中で情景を思い浮かべてしまいますね。
キレのあるギターの音、パワフルなドラムがかっこいいです。
物をぱらぱら壊すきくお

病んでるのに美しい曲を作るボカロPといえば、きくおさんです。
目をそらしたいほどえげつない歌詞なのに、音色が透き通っていて聴き入ってしまいます。
独特なメロディーが頭から離れません。
なお好きな物を壊したくなるというテーマは他の作品でも出てきます。
【刺さる】ボカロの病みソング特集(81〜90)
最低人間おチビさん

病んでいる時、何もかもがつらくてどうでもよくなってしまうこと、ありますよね。
そんなあなたに聴いて欲しいのが、おチビさんの『最低人間』です。
サウンドだけ聴くと力強く明るい曲のように感じてしまいますが、歌詞はとても暗く、そのギャップにどきっとしてしまいます。
ギターサウンドにパワーがこもっていて、心に響きます。
ケッペキショウすこっぷ

とくに10代の方なら、この社会はおかしいと感じたこと、あるんじゃないでしょうか。
そんな人に一度聴いて欲しい楽曲です。
『マリオネット・シンドローム』なども人気のボカロP、すこっぷさんの作品で2012年に発表。
冷たさの感じられるサウンド、淡々としたメロディーが印象的。
コンピアルバム『EXIT TUNES PRESENTS Vocalosensation feat. 初音ミク』に収録されています。
鉄の処女と夢見がちなお姫さまじょるじん

吸血鬼伝説のもとにもなった歴史上の人物エリザベート・バートリを題材にした怖い曲です。
暗黒童話Pという名義でも知られているじょるじんさんの楽曲で、2020年に公開されました。
一聴するとアッパーなダンスチューンに聴こえるのですが、歌詞、そしてその背景を知っていくにつれホラー感が増してきます。
エリザベート・バートリについてもっと調べてみようと思った方、その内容に注意してくださいね。
ここでは書けないぐらいのお話です。
あいしていたのにMARETU

ドロっとした感情にあてられる、胸にグサグサ刺さるボカロ曲です。
ボカロP、MARETUさんによる『あいしていたのに』は2023年7月に発表された作品。
愛する人に裏切られた主人公、その思いを吐露していく楽曲です。
荘厳さと生々しさが入り混じるサウンドアレンジ、ハマると抜け出せなくなります。
イヤホンヘッドホンで聴けば「グチャッ」というSEが耳元で鳴っているのが分かり、より世界観に埋没できます。
さあみなさんは、この曲の主人公が何をやっているのか、想像できるでしょうか。