ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(1〜10)
シニカリティ電ǂ鯨

ボカコレ夏2023のTOP100ランキングで14位に輝いたのが『シニカリティ』です。
こちらは電ǂ鯨さんの楽曲で、一見すると童謡のようなやわらかな印象に仕上がっています。
しかし、その歌詞は魚屋さんの魚を描く、かなりダークな内容なんですよ。
恐ろしい表現が多く盛り込まれていて、聴いた後は魚に対する印象も変わってしまいそうです。
また単に魚を描いているのではなく、社会で生活する人間を魚に例えているともとれます。
うみなおしMARETU

第一音から引きつけられてしまうのがこの『うみなおし』です。
ひとことひとことに力があり、歌詞から目をそらせません。
残酷な言葉のはずなのに、好きになってしまう魅力があります。
MARETUさんには他に『うみたがり』『うまれるまえは』という曲もあるので、そちらもぜひ聴いてほしいです。
自傷無色ねこぼーろ

悩んだらこの曲を聴きましょう。
世界観に引き込まれますよ!
タイトルからも連想できる、透明色のイメージが頭の中に広がる、きれいな楽曲です。
自己嫌悪におちいった主人公の思いがつづられた歌詞は、病みソングの真骨頂と言えます。
D/N/AAzari

病みつきになってしまう、ダークなボカロ曲です。
独自の音楽性で人気を集めているボカロP、Azariさんの作品で2025年3月にリリースされました。
スマホゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ!
feat. 初音ミク』に実装された本作。
緊張感のあるサウンドアレンジと、遺伝子から探る自己の存在証明をテーマにした歌詞が印象的。
心の中に潜む不安や葛藤と向き合いたい気分のときに、1人でじっくりと聴きたくなる曲です。
ロストワンの号哭Neru

数学の式が解けても、あの子の心は解けない?
漢字が読めても、あの子の心は読めない?
どうしたらいいかわからず葛藤する曲です。
ちなみに、叫びたいときに歌うとスッキリしますよ!
ただ、高音すぎるのでキーを下げることをオススメします。
のろい黒うさぎ

重音テトの歌声がつむぐ自己嫌悪の世界が、心に深々と刺さります。
黒うさぎさんの、2025年3月公開の作品。
一聴するとリズミカルでキャッチーなのですが、歌詞には後ろ向きな気持ちがこれでもかと詰め込まれています。
満たされない思いと向き合う主人公の姿は、誰もが一度は経験したことのある感情と重なるはず。
日々を過ごす中でふと湧き上がる不安や焦燥感に立ち向かわなくてはならなくなったとき、この曲を思い出すかも。
推定ラブソングあ子

言葉の解釈次第で恋心はふくらんでいく、あ子さんが生み出したヤンデレソングです。
2025年2月にリリースされた本作は、KAITOの19周年を記念した書き下ろし作品。
エレクトロスウィングな曲調にKAITOの甘い歌声がぴたりとハマっています。
そして歌詞につづられた、相手の一挙一動に意味を見出し些細な言動をすべて愛に変えていく様子からは、主人公の狂気性がどストレートに伝わってきます。
ドキドキが止まらなくなる、愛の病みソングです。