【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(101〜110)
わたしは異端szri

「自分は周りと違う、どこかおかしいのかも」と、孤独にさいなまれたことはありませんか?
szriさんの作品『わたしは異端』は、そんな胸に突き刺さる痛みを力強く代弁してくれます。
重厚なエレクトロサウンドと鋭いギターが交錯し、UTAU足立レイの人間離れした歌声が孤立感を際立たせる、まさに唯一無二の世界観です。
2025年7月に公開された作品で、コンピアルバムに『アダチアダプタ』に収録。
周りに馴染めず自分を責めてしまう夜、その尖った感情にぴたりとハマります。
パラサイト世界の裏側P

病んでいる少女の曲なのに、ミクの声はやさしく聴こえますね。
ベース、ドラムの音色がさわやかなので、耳心地がいいです。
歌詞は後半になるにつれドロドロの病み病みワードがあふれますが、終わったあとはもう一度聴きたいと思ってしまいます。
再生ピコン

悲しげな音像、歌声に胸がざわつきます。
独創性、芸術性の高い作風が支持されているボカロP、ピコンさんによる楽曲で、2021年にリリース。
スマホゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』に登場するユニット、25時、ナイトコードのために書き下ろされた作品です。
ローファイかつ壮大なサウンドアレンジに、初音ミクのぽつりぽつりとつぶやくような歌い方が印象的。
そしてサビにさしかかっての、感情の揺れ動き。
決して激しい曲ではないのに、どうしてこうも心がかき乱されるのでしょうか。
ぴんくMARETU

デジタルサウンド主体の軽快さのある音色で、ビートが強くに響いているのがまず印象的です。
そしてなにより曲が始まってすぐに、ボーカルワークとコード進行に、不穏な空気を感じてしまいます。
歌詞の内容も、聞き手の不安をあおるような不気味な単語が多く使われていますが、韻の踏み方など音の響きという面では気持ちの良さがあります。
いわゆるというかこれこそ「中毒性の高いボカロ曲」です。
リピート再生から抜け出せなくなりますよ!
パメラバルーン

孤独感を味わっているときに聴けば、切られるかも。
シンガーソングライター須田景凪名義でも活躍しているボカロP、バルーンさんの楽曲で、2021年に発表されました。
軽快なリズム、オシャレなコード感、キレのあるギターフレーズなどどこをどう切り取ってもおいしい仕上がり。
そしてサビ頭のメロディーライン、たまりませんね!
感情が一気にあふれ出しているような印象を受けます。
セルフカバー版も公開されていますので、ぜひボカロ版と聴き比べてみてください!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(111〜120)
二息歩行DECO*27

相思相愛なラブソング……のようにも聴こえますが、お互いがお互いに依存している風にも。
プロの作曲家としても活動しているボカロP、DECO*27さんの楽曲です。
ストーリー性の高い歌詞とキャッチーさとかっこよさが合わさったギターリフをぜひ味わってみてください。
テロルNeru

嫌なことがあって落ち込むこと、ありますよね。
世界中の人に笑われているような気分になることも……。
押入れPの名前でも知られている人気ボカロP、Neruさんの楽曲です。
2014年に公開されました。
独白するような歌詞は若い世代にこそ響くはず。
病みソングとして紹介してはいますが、前を向いて未来へ進んでいく勇気がもらえる曲でもあります。