【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(111〜120)
1000年生きてるいよわ

キャッチーにも聴こえるのに……どうして怪しさが感じられるのでしょうか。
唯一無二、独特な音楽性が魅力のボカロP、いよわさんによる作品で、2020年に公開されました。
揺れるリズム、ノイジーな音色は、ローファイミュージックともまた違った味わいがあります。
1000年ずっと額縁の中にいる絵画目線でつづられた歌詞は、いよわさんにしか書けない!と思ってしまうような仕上がり。
長くて100年ほどしか生きられない自分たち、人間。
さあこれからどうやって人生を歩んでいきましょうか。
小夜子みきとP

女の子の心の闇を歌った、リアルを追求した病みソングです。
自分自身が否定されているかのような日。
一度は感じたことのある気持ちの落ち込み。
何不自由ない生活を送っていても、突然何かに襲われたかのように、全部が嫌になることってありますよね。
そんな時の少女の悲痛な心の叫びを、独特なメロディーに乗せて歌っています。
余命2:30ピノキオP

長いようで短い人生……「これからどうやって生きていこうか」そういう思いにかられる、考えさせられるボカロ曲です。
『すろぉもぉしょん』『アルティメットセンパイ』などヒット作を生んできたボカロP、ピノキオピーさんによる楽曲で2022年に発表されました。
タイトルにある通り、生まれてからこの世を去るまでを2分30秒という短い時間で表現。
その先鋭的なアイデアや、チルな雰囲気のあるサウンドなど、ピノキオピーさんの音楽的なセンスに脱帽してしまいます。
生き方について悩んでいるなら、ぜひ一度聴いてみてください。
アプリコットいよわ

いつのまにかこの世界観から抜け出せなくなってしまいますよ。
ハイセンスな音楽性が支持されているボカロP、いよわさんによる作品で、2021年にリリースされました。
同年発表のアルバム『わたしのヘリテージ』にも収録。
小刻みなビートにリズムから外れても破綻しないピアノフレーズ、淡々としたメロディーライン、そして予想できない展開……すごいところ、良いところを挙げていったらキリがありません。
かわいさと怖さが同時に味わえる歌詞も必見。
テロルNeru

嫌なことがあって落ち込むこと、ありますよね。
世界中の人に笑われているような気分になることも……。
押入れPの名前でも知られている人気ボカロP、Neruさんの楽曲です。
2014年に公開されました。
独白するような歌詞は若い世代にこそ響くはず。
病みソングとして紹介してはいますが、前を向いて未来へ進んでいく勇気がもらえる曲でもあります。
絶え間なく藍色獅子志司

キレのあるギターサウンドとピアノのやさしい音色が響く、シティ感あふれるボカロ曲です。
ボカロP、獅子志司さんの出世作で2019年に公開。
自分は何者にもなれないのではないか……そんな悩みを抱える主人公の思いが歌詞につづられています。
PVのイメージからもそうですが、都会のネオン街が想像できるサウンドアレンジと曲の内容がマッチしていますね。
また、語感、語呂の良い言葉選びが素晴らしく、ついつい口ずさみたくなるはずです。
ということでカラオケで歌うのにもオススメな名曲、とご紹介できます。
プロポーズ内緒のピアス

2021年にデビューしたボカロPの内緒のピアスさん。
彼が初めて殿堂入りを達成したのでも印象深いのが『プロポーズ』です。
こちらは深い愛情を伝える内容の1曲です。
ただしストレートに愛を描くのではなく、愛ゆえに生まれる嫉妬や苦しみを伝えています。
少し恐ろしくもありますよね。
そんな本作は可不を使用しているのですが、発音をにごらせるなどして表現力豊かな歌唱に仕上げています。
おかげでダークな感情をひしひしと感じられるでしょう。