降り注ぐ日差しが少しずつ柔らかな光へと変化して、夜には涼し気な風を感じる瞬間、秋が来たのだなと実感しますよね。
秋といえば芸術の秋、ということで今まで聴いたことがなかった音楽ジャンルを知る良い機会でもあります。
そこで今回の記事では、そのものずばりな往年の人気オータムソングを中心として、どこか物悲し気な秋という季節にオススメの洋楽をご紹介。
ロックやポップス、ソウルなどジャンル問わず、有名なあの曲から近年の人気曲、あまり知られていない隠れた名曲までを厳選したラインアップでお届けします!
- 【2025】11月に聴きたい洋楽の名曲、おすすめの人気曲
- 【2025】10月に聴きたい洋楽の名曲、おすすめの人気曲
- 【秋ソング】秋の歌。秋に聴きたい名曲、おすすめの人気曲
- 【2025】11月に聴きたい歌。晩秋の名曲、秋うた。
- 【2025】今流行りの洋楽。最新の注目したいヒット曲
- 【2025】一度は聴いたことのある洋楽~話題の新曲から往年の名曲まで
- 【2025年版】9月に聴きたい洋楽の人気曲・名曲まとめ
- 秋に聴きたくなる曲。80年代の洋楽ヒット曲からオススメをセレクト!
- 紅葉に合う名曲。美しい風景やドライブにもぴったりな秋ソング
- 80年代にヒットした秋ソング。邦楽の名曲、人気曲
- 切ない楽曲からパーティーソングまで!Z世代におすすめの秋ソング
- 【2025】50代の方に聴いてほしい秋ソングまとめ。あの頃を思い出す昭和の名曲
- 【秋の名曲】10月に聴きたい&歌いたい邦楽ソング!心に響く人気曲を厳選
秋にオススメの洋楽~人気のオータムソング・隠れた名曲~【2025】(1〜10)
CardiganTaylor Swift

カントリーという枠内をこえて、今やポップシーンを席巻するテイラー・スウィフトさん。
2020年7月にリリースされた名盤『Folklore』に収められた本作は、秋の感傷的なムードにそっと寄り添ってくれる名曲です。
古いカーディガンを見つけたことから蘇る、若く純粋だった恋の記憶が、ピアノの繊細なメロディーに乗せて綴られます。
温かく包んでくれた思い出の象徴と、ほろ苦い感情が交錯する歌詞は実に見事ですよね。
この楽曲はアルバムと共に米ビルボードで史上初の同時初登場1位を記録し、自身が監督したミュージックビデオも話題になりました。
肌寒くなった夜、一人で静かに物思いにふけりたい時に聴いてみてはいかがですか。
October Passed Me Bygirl in red

かつての恋の記憶を、秋風と共に静かにたどるような切ない一曲です。
ノルウェー出身のシンガーソングライター、ガール・イン・レッドさんの楽曲です。
この楽曲は、2018年の代表曲で歌われた恋物語の数年後を描く、公式な続編として作られました。
アコースティックギターの温かくも物悲しい音色が、秋の夜長にぴったりですね。
本作は、過ぎ去った日々への感謝と、前に進むための心の整理を歌っているかのようです。
2022年10月に公開された作品で、デビュー・アルバム『if i could make it go quiet』の次に位置づけられています。
ザ・ナショナルのアーロン・デスナーがプロデュースに参加し、その繊細な音作りが楽曲の魅力を引き立てています。
一人で物思いにふけたい、そんなセンチメンタルな気分の時にオススメですよ。
Stick SeasonNoah Kahan

バーモント州出身のシンガーソングライター、ノア・カーンさん。
TikTokでの投稿をきっかけに大きな注目を集めた、フォークポップを得意とするアーティストです。
こちらの彼の代表曲は、2022年7月に公開された作品で、後にアルバム『Stick Season』にも収められました。
リリックでは、故郷の葉がすべて落ちきった物寂しい季節を背景に、終わった恋への未練や複雑な郷愁がつづられています。
感傷的なメロディーと力強い歌声が、聴く人の心に深く染み渡ります。
本作は全英チャートで首位を獲得するなど世界的に愛される楽曲となりました。
変わりゆく季節に寂しさを感じる秋の夜長に、この曲が静かに寄りそってくれると思います。
Loving SomeoneThe 1975

スポークン・ワードのように語りかけるボーカルが印象的な作品ですね。
こちらはイギリスで絶大な人気を誇るポップ・ロックバンド、ザ・ナインティーンセヴンティファイヴの楽曲です。
2016年に発表された名盤『I Like It When You Sleep, for You Are So Beautiful yet So Unaware of It』に収録されています。
本作は、若者文化や名声の空虚さに切り込みながら、愛のあり方を問うシリアスな雰囲気にまとめられているのが特徴です。
2017年1月にはMVが公開され、ライブでは虹色の演出と共に披露されるなど、社会的なメッセージを発信し続けています。
歌詞を読むと秋を舞台にしているのは明らかで、さらに内省的で切ないエレクトロサウンドが、物思いにふける秋の夜のイメージにぴったりですよ。
Harvest FairSummer Salt

テキサス州を拠点とするインディー・ポップ・デュオ、サマー・ソルト。
1960年代のポップスやボサノヴァに影響を受けた、柔らかくレトロなサウンドが魅力です。
そんな彼らの作品のなかで、秋に聴きたいのがこちらの作品。
収穫祭を舞台に、過ぎ去った恋人との再会を願うロマンティックな物語が描かれています。
どこか切なくも温かい希望を感じさせるメロディーが、秋特有のセンチメンタルな気分に優しく寄り添ってくれるようですね。
本作は2018年11月に公開され、EP『Favorite Holiday, Vol. 1』に収録されています。
少し肌寒くなった夕暮れ時に、物思いにふけりながら聴くと、より一層世界観を楽しめると思います。
Autumn SweaterYo La Tengo

ヨ・ラ・テンゴは、1984年の結成以来、30年以上の長きに渡りアメリカのインディーズ・シーンを代表するトリオとして絶大な支持を受けるオルタナティブロック・バンドです。
大きな商業的成功を収めたというわけではありませんが、リリースする作品はどれも素晴らしい内容で、1つのジャンルに留まることはなく、時流に乗るようなこともなく、独自のスタンスで2020年代以降も精力的な活動を続けています。
今回紹介している楽曲は、そんなヨ・ラ・テンゴが1997年にリリースした大傑作アルバム『I Can Hear the Heart Beating as One』に収録されています。
ノイジーなギターが炸裂する楽曲も多く収録されているアルバムの中で、彼らの「静」の一面が色濃く出たメロウな1曲となっておりますよ。
キーボードの物悲しいフレーズを聴いていると、寂しげな秋の情景が浮かんでくるようです。
AutumnCouch

ファンクやソウルを溶け込ませたポップサウンドで注目を集めるバンド、カウチ。
メンバーが離れた場所からリモートで曲作りを始めたというユニークな成り立ちを持っています。
そんな彼らの秋にオススメしたい作品が、こちらの2022年10月に公開されたシングルです。
この楽曲は、季節の移ろいがもたらす少しの寂しさと、人肌の温もりがくれる喜びを同時に描いているようです。
心地よいグルーヴと華やかなホーンの音色は、まるで黄金色の並木道を歩くときの心弾む気分を表現しているのではないでしょうか。
切ないだけではない、秋の穏やかな幸福感を味わえると思います。
休日の散歩のお供にぜひ聴いてみてください。






