秋にオススメの洋楽~人気のオータムソング・隠れた名曲~【2025】
降り注ぐ日差しが少しずつ柔らかな光へと変化して、夜には涼し気な風を感じる瞬間、秋が来たのだなと実感しますよね。
秋といえば芸術の秋、ということで今まで聴いたことがなかった音楽ジャンルを知る良い機会でもあります。
そこで今回の記事では、そのものずばりな往年の人気オータムソングを中心として、どこか物悲し気な秋という季節にオススメの洋楽をご紹介。
ロックやポップス、ソウルなどジャンル問わず、有名なあの曲から近年の人気曲、あまり知られていない隠れた名曲までを厳選したラインアップでお届けします!
秋にオススメの洋楽~人気のオータムソング・隠れた名曲~【2025】(1〜10)
Autumn SweaterYo La Tengo

ヨ・ラ・テンゴは、1984年の結成以来、30年以上の長きに渡りアメリカのインディーズ・シーンを代表するトリオとして絶大な支持を受けるオルタナティブロック・バンドです。
大きな商業的成功を収めたというわけではありませんが、リリースする作品はどれも素晴らしい内容で、1つのジャンルに留まることはなく、時流に乗るようなこともなく、独自のスタンスで2020年代以降も精力的な活動を続けています。
今回紹介している楽曲は、そんなヨ・ラ・テンゴが1997年にリリースした大傑作アルバム『I Can Hear the Heart Beating as One』に収録されています。
ノイジーなギターが炸裂する楽曲も多く収録されているアルバムの中で、彼らの「静」の一面が色濃く出たメロウな1曲となっておりますよ。
キーボードの物悲しいフレーズを聴いていると、寂しげな秋の情景が浮かんでくるようです。
this is what autumn feels likeJVKE

夏から秋への移ろいを恋愛の変化に重ね合わせた、JVKEさんの叙情的な楽曲。
公園での散歩や自転車に乗る感覚に例えられた恋の始まりと、予期せぬ痛みや終わりを、秋風に吹かれて落ちる葉のイメージで表現しています。
2023年9月にリリースされた本作は、アルバム未収録ながら『This is what ___ feel like』シリーズの一部でもありますね。
穏やかなビートと柔らかなギターの音色が、秋の夕暮れを彷彿とさせる雰囲気を醸し出しています。
恋愛の儚さや季節の移り変わりを感じたい時に聴きたい1曲です。
OctoberAlessia Cara

夏の終わりと秋の訪れを繊細に描いた楽曲です。
アレッシア・カーラさんの感情的なボーカルと、夢のようなサウンドスケープが印象的。
2019年9月にEP『This Summer』の一曲としてリリースされました。
ショーン・メンデスさんのツアーでオープニングアクトを務めた経験から生まれた曲で、かけがえのない瞬間を永遠に留めたいという願いが込められています。
夏の思い出を懐かしみ、変化を受け入れる過程を美しく表現しており、季節の変わり目に聴くのがおすすめです。
本作は、過ぎ去りゆく夏を惜しむ気持ちと、新しい季節への期待が入り混じる複雑な心情に共感したい方にぴったりの一曲といえるでしょう。
Scar TissueRed Hot Chili Peppers

揺るぎない静けさの中にも、切なく疼くギターのリフが印象的な名曲です。
1999年5月にリリースされた本作は、グラミー賞を受賞するなど高い評価を受けています。
Red Hot Chili Peppersさんの7枚目のスタジオアルバム『Californication』に収録されており、薄紅の落日を眺めながら聴きたくなるような雰囲気を持っています。
涼しい風に包まれる季節にぴったりで、リラックスした時間を過ごしたいときにオススメです。
柔らかな秋の日差しの中で流れる本作は、心地よい秋の一日を彩るサウンドトラックとなるでしょう。
October SkiesMumford & Sons

イギリスの人気フォークロックバンド、マムフォード・アンド・サンズが2018年11月にリリースしたアルバム『Delta』に収録されている楽曲です。
叙情的な歌詞と繊細なアレンジが特徴的で、季節の移ろいや時間の経過をテーマにしています。
マーカス・マムフォードさんの温かみのある歌声と、バンドの洗練された演奏が見事に融合しており、フォーク要素を残しつつも、電子音やアンビエントなサウンドが加わることで、モダンでエモーショナルな雰囲気を醸し出しています。
本作は、愛する人との一時的な出会いや、未来への不安、そして希望を描いた楽曲。
秋の夕暮れ時に聴くのがぴったりですね。
All Too Well (Sad Girl Autumn Version)Taylor Swift

アメリカのシンガーソングライターとして、日本でも非常に人気の高いテイラー・スウィフトさん。
彼女の『All Too Well (Sad Girl Autumn Version)』はタイトルの通り、2012年の『All Too Well』を「悲しい少女の秋」をイメージしてアレンジしたバージョン。
ビンテージ感を感じるピアノの音色に彼女の切ない歌声が絶妙にマッチして、秋のノスタルジーな雰囲気を感じさせてくれます。
October (Ft. Kiko Bun)Loyle Carner

ヒップホップとジャズの要素を絶妙に融合させた、リラックスした雰囲気が漂う楽曲です。
イギリス出身の実力派ヒップホップアーティスト、ロイル・カーナーさんが2014年にリリースしたデビューEP『A Little Late』に収録されています。
本作は、愛と関係性の複雑さを描いた内省的な歌詞が特徴的で、冷たい10月の夜を背景に、過去の恋愛や親密な瞬間を振り返りながら、再接続と孤独感の間で揺れ動く心情を表現しています。
レゲエとダブのアーティストとして知られるKiko Bunさんとのコラボレーションにより、独特の世界観が生み出されていますね。
秋の夜長に一人で聴きたい、しっとりとした大人の雰囲気漂う一曲です。