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【2025年11月】洋楽最新リリース曲まとめ

音楽ファン、特に洋楽リスナーにとっては毎日のように公開される世界中の音楽を楽しめるサブスク時代は本当にありがたいですよね。

とはいえ、「あまりにも情報過多で誰がいつ新曲をリリースしたのかが把握できないし困っている……」そんな悩みを持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらの記事では洋楽の最新リリース曲をリサーチ、的確なレビューとともにお届けしています。

ロックやポップス、クラブミュージックなど幅広いジャンルの中からメジャーやインディを問わず網羅していますので、まとめて洋楽の新曲をチェックしたいという方であればブックマークは必須ですよ!

洋楽最新リリース曲【2025年7月】(121〜130)

Do ItNEW!underscores

2000年生まれのエイプリル・ハーパー・グレイさんによるソロプロジェクト、アンダースコアズ。

ハイパーポップを軸にインディロックやエレクトロポップを自在に行き来する彼女は、2021年のデビューアルバム『fishmonger』、2023年の『Wallsocket』と着実にキャリアを積み上げてきました。

2025年11月にリリースされた本作は、次作アルバムへ繋がる先行曲として位置づけられており、彼女自身がソングライティングからプロデュース、ミックス、マスタリング、そしてミュージックビデオの監督まで手掛けた完全セルフメイドの1曲です。

シャープな4つ打ちキックと躍動感あふれるシンセ・スタブが織りなすダンストラックで、自己決定と境界線をめぐる冷静な一人称が印象的。

ダニー・ブラウンとのジョイントを含む北米ツアー開幕直前にリリースされ、ライブでの盛り上がりも期待できる仕上がりとなっています。

LifelineNEW!Black ‘n Blue

1980年代からポートランドのハードロックシーンを牽引してきたブラック・ン・ブルー。

グラムメタル全盛期にデビューし、ジーン・シモンズさんのプロデュースでも話題を集めた彼らですが、2025年8月にリリースされた2曲入りEP『2 Song Bruiser』は、なんと1984年と1985年に書かれたデモ音源を現行メンバーで正式レコーディングしたという驚きの企画作品です。

40年の時を経て蘇った楽曲は、当時のキャッチーなメロディと力強いコーラスワークをそのままに、現代的な音像でアップデート。

オリジナルメンバーのジェイミー・セント・ジェームズさん、パトリック・ヤングさん、ピート・ホームズさんに加え、ブランドン・クックさんとミック・コールドウェルさんのツインギターが織りなすハーモナイズドサウンドは、まさに80年代グラムメタルの魂を2020年代に蘇らせた傑作と言えるでしょう。

Pain ShowsNEW!Edward Skeletrix

フロリダ生まれでアトランタを拠点に活動するラッパー兼プロデューサー、エドワード・スケレトリックスさん。

レイジやクラウドラップ、エクスペリメンタル・ラップを横断しながら、AI生成映像やメタ的な演出で話題を集める異色のアーティストですね。

2025年11月にリリースされた本作は、プロデューサーにCavitnakとLaruaを迎えた2分間の短尺シングル。

痛みをさらけ出しながらも自己を神話化していく二重性が、鋭角的な808と歪んだボーカル処理によって凝縮されています。

制作途中のラフ版を段階的に公開するプロセス志向の手法も相まって、作品そのものが生成される過程まで含めて楽しめる仕掛けが魅力的です。

現代のラップシーンにおける速度感と実験性を体感したい方には、たまらない1曲と言えるでしょう。

DEATH CULT ZOMBIENEW!Genesis Owusu

Genesis Owusu – DEATH CULT ZOMBIE (Official Video)
DEATH CULT ZOMBIENEW!Genesis Owusu

ガーナ生まれオーストラリア育ちのラッパー兼シンガー、ジェネシス・オウスさん。

ヒップホップを核としながらファンクやポストパンク、R&Bまで縦横無尽に行き来する越境的なサウンドで知られ、2021年のデビューアルバム『Smiling with No Teeth』と2023年のセカンド『Struggler』で2作連続ARIAアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得した実力派です。

そんな彼が2025年10月にリリースした新曲は、教条主義や恐怖が人々の思考を縛り付け「ゾンビ化」させる現代社会への痛烈な風刺を込めた一曲。

男性至上主義的な言説や文化戦争への皮肉を、エレクトロ・パンクの高電圧なギターリフと四つ打ちのパルスに乗せて叩きつけています。

プロデュースはダン・ヒュームさんが担当し、ライブでもクラブでも体を動かせる音圧設計が見事です。

洋楽最新リリース曲【2025年7月】(131〜140)

132 TECHNONEW!Kelly Lee Owens

ウェールズ出身でロンドンを拠点に活動するプロデューサー兼シンガー、ケリー・リー・オーウェンスさん。

テクノを軸にアンビエントやドリーム・ポップを横断する彼女が、2025年10月にリリースした楽曲はEP『KELLY』からの先行シングルです。

タイトルが示す通りクラブ直系のハードなビートと重厚なシンセ、夢見心地のヴォーカルが三位一体となった構成で、ダニエル・エイヴリー作品で知られるジェイムズ・グリーンウッドさんとの共同プロデュースにより、透明感と機能性を高水準で両立させています。

前年にリリースされたアルバム『Dreamstate』で見せたポップとクラブの間の越境性を土台に、より直接的にフロアで機能する音を志向した一曲。

硬質なキックとレゾナントな低域が牽引し、金属的なハットがグルーヴを刻む中、上昇感のあるスウィープが情景を広げる約5分半の疾走感あふれるトラックは、ナイトライフの高揚と集団的没入を最優先に設計された現在形のテクノです。

Hundred Acres (ft. Devin Morrison)NEW!NO NAME

Noname – Hundred Acres ft. Devin Morrison (Official Music Video)
Hundred Acres (ft. Devin Morrison)NEW!NO NAME

シカゴのポエトリースラムシーンから頭角を現し、詩的なフロウとジャズ、ネオソウルを基調としたサウンドで独自の立ち位置を確立してきたノネームさん。

2023年10月にリリースされたこちらの楽曲は、デヴィン・モリソンさんを迎えた次作プロジェクト『Cartoon Radio』のリード・シングルです。

ピアノを中心に据えたパーカッシヴなビートの上で、彼女らしい息づかいの近い語りが響き、デヴィンさんのスムースなR&Bボーカルが温かなハーモニーを重ねていく構成が心地よいですね。

ダレン・ラビノビッチ監督によるミュージック・ビデオでは、人型の猫に追われる主人公がオウムに変身するというシュールな物語が展開され、社会批評とユーモアを両立させる彼女の世界観が色濃く表れています。

Indie BoyzNEW!Pacifica

Pacifica – “Indie Boyz” (Official Video)
Indie BoyzNEW!Pacifica

アルゼンチン・ブエノスアイレス出身の女性デュオ、パシフィカ。

イネス・アダムさんとマルティナ・ニンツェルさんの2人は、ザ・ストロークスへの愛からオンラインで出会い、カバー動画の投稿をきっかけに活動を開始しました。

そんな彼女たちの新曲は、2025年10月にリリースされたセカンドアルバム『In Your Face!』に収録されている作品です。

本作はクラブにいる気取ったインディー男子たちを皮肉たっぷりに観察しながらも、その空間の熱狂に自らも飲み込まれていく矛盾した感情を描いています。

ゼロ年代のダンスパンクを思わせるガリガリと歪むギターと跳ねるベースラインが最高ですね。