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【2025年11月】洋楽最新リリース曲まとめ

音楽ファン、特に洋楽リスナーにとっては毎日のように公開される世界中の音楽を楽しめるサブスク時代は本当にありがたいですよね。

とはいえ、「あまりにも情報過多で誰がいつ新曲をリリースしたのかが把握できないし困っている……」そんな悩みを持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらの記事では洋楽の最新リリース曲をリサーチ、的確なレビューとともにお届けしています。

ロックやポップス、クラブミュージックなど幅広いジャンルの中からメジャーやインディを問わず網羅していますので、まとめて洋楽の新曲をチェックしたいという方であればブックマークは必須ですよ!

洋楽最新リリース曲【2025年7月】(141〜150)

HARDSTYLE 2NEW!Fred again.., KETTAMA & Shady Nasty

Fred again.., KETTAMA & Shady Nasty – HARDSTYLE 2 (Warsaw, Poland, 17th October 2025)
HARDSTYLE 2NEW!Fred again.., KETTAMA & Shady Nasty

ロンドンのフレッド・アゲインさん、アイルランドのケタマ、そしてオーストラリアのポストパンクバンド、シェイディ・ナスティという異色の顔合わせによる強烈なコラボレーション楽曲です。

タイトルに反して純粋なハードスタイルではなく、ブレイクビートとドラムンベースを融合させたジャングリーなサウンドに仕上がっています。

荒削りで乾いたボーカルと、切り刻まれるような攻撃的なブレイクが緊張感を生み出し、都市的な倦怠や焦燥をダイレクトに表現しています。

2025年10月にリリースされた本作は、フレッド・アゲインさんの「USB002」と呼ばれる10週10都市10公演プロジェクトの一環として制作されました。

現場での爆発的なエネルギーと実験性を両立させた、クラブミュージックの最前線を体感できる一曲です。

Salting The EarthNEW!Like Moths To Flames

オハイオ州出身のメタルコアバンド、ライク・モス・トゥ・フレイムス。

2010年の結成以来、激烈なブレイクダウンと叙情的なメロディを融合させた攻撃的なサウンドで知られる彼らが、2025年10月に新曲をリリースしました。

ザ・プロット・イン・ユーのランドン・トワーズさんをプロデューサーに迎えた本作は、ドロップチューニングの重厚なリフとクリス・ロエッターさんのスクリーム、そしてクリーンボーカルが交錯するダイナミックなナンバーです。

自己嫌悪や孤独、過去の選択が現在を侵食し続ける感覚を、塩を撒いて大地を不毛化するという強烈な比喩で描いた歌詞が印象的。

北米ヘッドライナーツアーの最中に投下されたこの一曲は、彼らの現在地を示すキラーチューンに仕上がっています。

UnoriginalNEW!Magdalena Bay

Magdalena Bay – Unoriginal (Official Audio)
UnoriginalNEW!Magdalena Bay

ロサンゼルスを拠点に活動するシンセポップデュオ、マグダレナ・ベイ。

2024年のアルバム『Imaginal Disk』で高い評価を獲得した彼女たちですが、2025年10月には新たなダブルシングルをリリースしました。

本作はその片割れで、日常の些細な作業に埋没していく様子と、オリジナリティをめぐる自意識を戯画的に描いた楽曲です。

メロウなギタートーンとこもり気味のボーカル処理が親密な空気を生み出し、サビではコーラスが空間を満たして視界が開けていきます。

アルバム期の壮大さから一転、ミニマルな構成で彼女たちの内省的なポップ感覚を凝縮した作品と言えるでしょう。

シンセポップやドリームポップが好きな方にはぜひ聴いていただきたい一曲です。

Infrared Dot ComNEW!Nicholas Craven & Boldy James

モントリオールのプロデューサー、ニコラス・クレイヴンさんとデトロイトのラッパー、ボールディ・ジェームズさん。

90年代のブームバップを現代に蘇らせるこのコンビが2025年10月にリリースした楽曲は、赤外線照準器を示すタイトル通り、緊張感に満ちた仕上がりです。

クレイヴンさんが構築するミニマルなループの上で、ボールディさんの低音ボイスがストリートの取引や裏切りを冷静に綴ります。

11月リリースのアルバム『Criminally Attached』からの先行曲として公開された本作は、2022年の『Fair Exchange No Robbery』から続く両者のケミストリーをさらに研ぎ澄ませた一曲。

ドラムを抑えた余白重視のビートが好きな方には特におすすめですよ。

nun+ (ft. Kal Banx)NEW!Pink Siifu

Pink Siifu – nun+ (Visualizer) ft. Kal Banx
nun+ (ft. Kal Banx)NEW!Pink Siifu

アラバマ州バーミングハム出身のラッパー/シンガー/プロデューサー、ピンク・シーフさんと、ダラス出身の若手プロデューサー、カル・バンクスさんによるコラボレーション楽曲が2025年10月にリリースされました。

カル・バンクスさんはトップ・ドーグ・エンターテインメント周辺で活動し、アイザイア・ラシャドさんらとの仕事で評価を高めてきた人物。

本作ではカル・バンクスさんらしい跳ねるようなドラムと低域重視のタイトな構成が光り、ピンク・シーフさんの乾いた語り口が前面に出るミニマルな仕上がりとなっています。

アルバム『BLACK’!ANTIQUE』で見せた多彩な実験性から一転、攻撃的な瞬発力に振り切った短距離走のような一撃は、ヒップホップの硬質なビートを求めるヘッズの方に特にオススメです!

Entwined (ft. Grimes)NEW!Sub Focus

2000年代からUKドラムンベースシーンを牽引してきたプロデューサー、サブ・フォーカスさんの新曲がハロウィン当日の2025年10月にリリースされました。

カナダの実験派アーティスト、グライムスさんをフィーチャーしたこの楽曲は、11月リリースのアルバム『Contact』からの先行シングル。

宇宙というスケールの大きなモチーフを通じて、人と人との結びつきを描いた歌詞が印象的です。

ドリーミーなヴォーカルで始まり、煌めくシンセとタイトなブレイクビーツへと展開していくダイナミクスは、サブ・フォーカスさんがこれまで積み重ねてきたメロディアスなドラムンベースの最新形。

壮大な世界観とフロア直結の爆発力を両立させた本作は、クラブミュージックの進化系を体感したい方にこそ聴いてほしい1曲です。

All My HatersNEW!Tom MacDonald

独立系ラッパーとして確固たる地位を築くトム・マクドナルドさん。

レコード会社と契約せず、パートナーのノヴァ・ロックフェラーさんとともに制作からプロモーションまでを手がける彼のスタイルは、音楽業界の新しい形を体現しています。

2025年10月に公開された本作は、自身への批判者に向けた応答をテーマに据えた力強いトラック。

硬質な808とミニマルなシンセが刻むトラップ・ビートに乗せて、冷笑的ながらも自己統御されたフロウで自身の立ち位置を明確に示しています。

公開後すぐにiTunesで1位を記録するなど、彼の発信力の強さを改めて証明した楽曲です。

社会的な対立を恐れず、自分の信念を貫く姿勢に共感する方にとって、刺さる1曲と言えるでしょう。