「R」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「R」から始まる楽曲の世界には、イタリアのピングイーニ・タッティチ・ヌクレアーリのポップロックから、イギリスのユセフ・デイズさんが奏でる現代ジャズまで、多彩な音楽性が広がっています。
フランスのDJスネークさんの破壊的なサウンド、アメリカのドラッグディーラーさんとワイズ・ブラッドさんが紡ぎ出す温かみのあるチェンバーポップなど、世界中のアーティストたちによる個性豊かな楽曲をご紹介します。
「R」から始まるタイトルの洋楽まとめ(401〜420)
Retro DriveOden & Fatzo

フランス、パリのエレクトロニック・トリオ、オデン・アンド・ファゾ。
解体された音のパーツを再構築したミニマルでファンキーなテクノと、サイケデリックが印象的なグループです。
この曲でもそんな彼らの個性が全面的に打ち出されており、2000年代のゲームのBGMを今の技術で録音したような、独特の雰囲気がただよっています。
三人で同時にターンテーブル、パソコン、リズムマシン、サンプラー、ミキサー、エフェクターを操作し演奏するライブパフォーマンスは圧巻です。
Rich Men North Of RichmondOliver Anthony

フォーク・カントリーのエッセンスを注ぎ込んだ、魂を揺さぶるバラードです。
労働者階級の苦悩や政治への不満を、アンソニーさんの独特なハスキーボイスが力強く歌い上げています。
2023年8月にリリースされたこの楽曲は、SNSを中心に瞬く間に広がり、ビルボードホット100で1位を獲得。
社会への鋭い批評と、田舎暮らしの生々しい描写が、多くのリスナーの心に響いたのでしょう。
カラオケで歌うなら、アンソニーさんのラフな魅力を意識しつつ、感情をぶつけるように歌うのがポイントです。
日々の生活に疲れを感じている方にこそ、聴いてほしい1曲ですね。
RUNAWAYOneRepublic

アメリカのポップロックバンド、ワンリパブリックさんが2023年の5月に発表した新曲『RUNAWAY』は、2022年公開の大ヒット映画『トップガン・マーヴェリック』のサウンドトラックとしてリリースされた『I Ain’t Worried』以来の新曲。
タイトルにあるように、日常から逃げ出したいという欲求を描いたこの曲は、キャッチーなメロディとアップテンポなビートが印象的な、誰もが聴きやすいナンバー。
公式ミュージックビデオは、彼らのアジアツアー中に8つの東南アジアの都市で撮影されたもので、シンガポールのマリーナベイサンズの上でパフォーマンスする彼らの姿が話題を呼んでいます。
歌詞に込められたメッセージは、現状を打破して新たな人生を切り開く勇気を促すもの。
若者の背中を押してくれるような応援ソングとして、運動会や体育祭のBGMにもぴったりの1曲ではないでしょうか。
RunOneRepublic

アメリカ・コロラド州出身のポップロックバンド・ワンリパブリック。
彼らが2021年にリリースした『HUMAN』に収録されている『Run』は、ウエスタンな雰囲気がただよう楽曲です。
エキゾチックなサウンドや彼らのコーラスワークが爽やかに響きます。
物語の始まりを予感させる歌詞は新生活が始まる4月にぴったりですね。
エレクトロなビートに刻まれる口笛パートは何度も聴きたくなりますよ。
モータウンやカントリーのジャンルを好む方も聴いてみてくださいね。
RosesOutKast

アンドレ・3000さんとビッグ・ボーイさんから成るアウトキャストは、今やヒップホップのみならずポップスやロックといったジャンルでも当たり前のように使われるトラップ・サウンドを生み出したとされる、いわゆる「サザン・ヒップホップ」の先駆的な存在です。
アメリカ南部を中心とするヒップホップであり、西海岸と東海岸が全盛期の時代に最初に南部出身のラップ・グループとして全米進出に成功したのがアウトキャストなのですね。
彼らのサウンドはヒップホップの文脈にとらわれず、臆することなく革新的な音楽を生み出すスタイルが高く評価され、商業的にも大きな成功を収めています。
そんな異色の存在とも言えるアウトキャストの2人が、それぞれの実質的なソロ・アルバムを2枚組としてリリースした通算5枚目のアルバム『Speakerboxxx/The Love Below』は、まさに既存のルールにとらわれない彼ららしい作品であり、世界中で大ヒットを記録した作品です。
それぞれの個性が存分に発揮され、タイプもコンセプトも違う2枚のアルバムを同一のグループ名義で1つの作品としてリリースするということ自体、普通のミュージシャンならばやろうとは思わないですよね。
当時は街中で流れていた『Hey Ya!』など、多くのヒット曲も生まれた本作は、ヒップホップ・ファンだけでなくオルタナティブ・ロックなどの音楽ファンをも熱狂させたのです。