「R」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「R」から始まる楽曲の世界には、イタリアのピングイーニ・タッティチ・ヌクレアーリのポップロックから、イギリスのユセフ・デイズさんが奏でる現代ジャズまで、多彩な音楽性が広がっています。
フランスのDJスネークさんの破壊的なサウンド、アメリカのドラッグディーラーさんとワイズ・ブラッドさんが紡ぎ出す温かみのあるチェンバーポップなど、世界中のアーティストたちによる個性豊かな楽曲をご紹介します。
「R」から始まるタイトルの洋楽まとめ(421〜440)
Radio Ga GaQueen

11thアルバム『The Works』に収録され、シングルとしても世界的な大ヒットを記録した楽曲『RADIO GA GA』。
当時は衰退していくとも言われていたラジオと自分たちを重ねたリリックは、まだまだ終わらないという強い意思を感じさせますよね。
シンプルなメロディーで抑揚も少なく、テンポもゆったりしているため洋楽に苦手意識がある方にも歌いやすいのではないでしょうか。
サビはみんなで大合唱になることまちがいなしの、時代を越えて愛されているナンバーです。
Rock My BodyR3HAB, INNA, Sash!

クラブシーンの代表格とも言えるリハブさん、インナさん、そしてサッシュさんが手がけた本作は、90年代のヒット曲をリメイクした爽快なダンスナンバーです。
エネルギッシュなビートとインナさんの魅力的なボーカルが織りなす楽曲は、まさに夜通し踊り明かしたくなる1曲。
2023年4月のリリース以来、SNSを中心に話題沸騰中です。
体を揺らして夜を楽しむ高揚感が歌詞からも伝わってきますね。
クラブやパーティーはもちろん、友達同士で集まった時にも盛り上がること間違いなし!
ダンスミュージックが好きな方なら、きっととりこになるはずです。
RiseRainer Maria

90年代エモコアはナイーブな男性中心の音楽と思われがちですが、大傑作アルバム『This Afternoon’s Malady』を残したJEJUNEなどの女性と男性による混成ボーカルであったり、女性がフロントに立つバンドも一定数存在しています。
その中で最も知名度が高く、来日経験もある最高の3ピース・バンドがレイナ―・マリアです。
著名な詩人であるライナー・マリア・リルケからそのバンド名を取ったというインテリジェンス、3ピースならではの各楽器の絡み合いが際立つバンド・アンサンブル、美しいメロディ・ラインを武器として、ここ日本のエモコア好きの中でも人気の高いバンドなのですね。
USインディーズやエモコアの重要作を多くリリースしている名門ポリヴァイナル・レコーズから発表した作品はどれも高い評価を得ておりますが、今回は彼女たちが1999年に発表した名盤セカンド作『Look Now Look Again』を取り上げましょう。
デビュー作の荒削りなサウンドが一気に洗練され、ケイスリン・ド・マライスさんの上品なボーカルによる美しいメロディが全面に押し出され、繊細かつアグレッシブなギター・ワークと歌うようなベース・ライン、しなやかなドラムスが織り成す楽曲群はどれも最高に素晴らしい。
女性ボーカルのエモコアの先駆けとして、まずはこの1枚を自信を持ってオススメします!
RadioRAMMSTEIN

あまりの異様さがクセになってしまうのがラムシュタインの『Radio』です。
ラムシュタインはドイツで結成されたロックバンドで、火炎放射器や爆竹を使った過激なライブパフォーマンスをすることでよく知られています。
音楽的には、比較的ヘヴィーなバンドサウンドとクラフトワークのようなテクノの要素、そして、クラブミュージックに演劇、オペラを足したような感じです。
一見、奇妙な組み合わせですが、実際に聴いてみるとその不思議な魅力にハマってしまうことまちがいなしですよ!
Roots RadicalRancid

スカパンクのレジェンド、ランシドが見せるツインボーカルの魅力は、まさに圧巻です。
リードを務めるティム・アームストロングさんとラース・フレデリクセンさんの異なる個性が絶妙に絡み合いながら、1995年リリースのアルバム『…And Out Come the Wolves』では多大な成功を収めました。
特に『Time Bomb』や『Ruby Soho』といったヒット曲は、ツインボーカルのダイナミズムが際立っていて、ライブで聴くとその場の空気を一変させる勢いがあります。
音楽性だけでなく、政治的メッセージを込めた歌詞やパンクとレゲエのクロスオーバーも印象的です。
2020年代の現在も精力的な活動を続けるレジェンドの音楽を、ぜひ体験してみてください。