「R」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「R」から始まる楽曲の世界には、イタリアのピングイーニ・タッティチ・ヌクレアーリのポップロックから、イギリスのユセフ・デイズさんが奏でる現代ジャズまで、多彩な音楽性が広がっています。
フランスのDJスネークさんの破壊的なサウンド、アメリカのドラッグディーラーさんとワイズ・ブラッドさんが紡ぎ出す温かみのあるチェンバーポップなど、世界中のアーティストたちによる個性豊かな楽曲をご紹介します。
「R」から始まるタイトルの洋楽まとめ(461〜480)
Ruby, My DearThelonious Monk

たくさんの独特な曲を作ったピアニストのセロニアス・モンクさんが作った、美しく複雑なバラードソングがこちらです。
複雑な響きのするバラードソングはなぜか冬に良く似合います。
高級なじゅうたんや織物や編み物のような構成だからでしょうか。
のちにつけられた歌詞は、失恋した友達を励ますような内容となっています。
何となく人恋しく、悩みを打ち明けたくなるような夜は、あたたかい飲み物を飲みながらこんな曲を聴いてみてはいかがでしょうか。
RealizationToday Is the Day

音の実験室とも言うべきトゥデイ・イズ・ザ・デイ。
1992年の結成から音楽の深淵に挑み続ける彼らは、不協和音をちりばめ、ノイズ、オルタナティブロック、グラインドコアなど、さまざまな要素を独自のフィルターを通して表現しています。
一聴してその個性は圧倒的、彼らの楽曲を聴けば、音楽の新しい地平が目の前に広がることでしょう。
スティーブ・オースティンさんの率いるバンドは、音楽をつなぐ一枚の糸を常に押し広げ、リスナーを未知なる世界観へといざなってくれる。
間違いなく人を選ぶ音楽性ではありますが、通常のメタルやロックでは物足りないという方、ぜひ挑戦してみてはいかがですか。
Run, Run, RunTokio Hotel

ドイツ出身のミクスチャーバンド、トキオ・ホテル。
ビル・カウリッツさんとトム・カウリッツさんの兄弟を中心に構成されたバンドで、どの楽曲にも強いメッセージ性を持つことで知られています。
楽曲の多くが英語で歌われているため、ドイツだけでなく世界的な人気を集めています。
そんな彼らの名曲である、こちらの『Run, Run, Run』は、先進的なメロディーラインを使用しながらも、全体的に暗く悲しい雰囲気にまとめられた作風で、世界中から高い評価を受けました。
RespiraTristeza

叙情的なエレクトロニカやポストロックを融合させた美しい音楽で、ここ日本でも熱心なファンの多いジミー・ラヴェルさんのソロ・プロジェクト、アルバム・リーフ。
そのジミーさんがかつてギタリストとして在籍していたバンドが、ポストロックの名バンドであるトリステザです。
ポストロックやエモといったジャンルに詳しい方でないとあまり知られていないバンドかもしれませんが、とくにアルバム・リーフがお好きでトリステザを知らない、もしくは叙情性豊かなインストゥルメンタル・サウンドを鳴らすバンドを探しているという方であれば、ぜひ知っていただきたい存在なのですね。
今回は、ジミーさん在籍時の2000年にリリースされた傑作アルバム『Dream Signals In Full Circles』を紹介しましょう。
揺らめくようなギターのアルペジオと淡い音像で紡がれる音世界は心地良さを感じさせ、それでいて芯の強さを持ったリズム隊が生み出す反復するビートが、雰囲気重視のバンドとは一線を画す説得力を生み出しています。
この音をハードコアや激情エモーショナル・コアといったジャンル出身のミュージシャンたちが鳴らしている、ということ自体が素晴らしい。
2000年代以降の日本のポストロック系のバンドにも大いに影響を与えた名盤です!
RushTroye Sivan

トロイ・シヴァンさんによる楽曲は、聴く人を深い感情と欲望の世界に誘います。
本作は、恋する二人の強烈な結びつきから生まれる感情の高まりを生き生きと表現しており、触れ合いへの中毒とも言える強い惹かれ合いを描いています。
歌詞からは、愛する人との一体感によって、まるで時が止まったかのような感覚が伝わってきます。
リリースに先駆け、ミュージックビデオがベルリンで撮影され話題を集めた本作は、アルバム『Something to Give Each Other』からの先行シングルとして発表されました。
躍動的なリズムを持つこの曲をスポーツなどの試合前に聴くことで、強烈なモチベーションを得ることができるでしょう。