「S」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「S」から始まるタイトルの曲というと、あなたは思い浮かべる曲があるでしょうか?
普段、曲名のタイトルの頭文字を意識することってあまりないと思うので、パッと思いつかないかもしれませんね。
ですが、「S」から始まる英単語には「Start」「Shake」「Season」「Save」などたくさんあります。
この記事では、そうした「S」で始まるタイトルの曲を年代やジャンルに関係なくたくさん紹介していきますね。
これまで意識してこなかった方法で曲をまとめてみると、新たな発見があるかもしれませんよ!
「S」から始まるタイトルの洋楽まとめ(181〜190)
Swallow My PrideGreen River

グランジの源流をたどるなら欠かせないバンドが、アメリカ・シアトル出身のグリーン・リヴァー。
後のパール・ジャムやマッドハニーのメンバーが在籍した、まさに「グランジの祖」と呼ばれる存在です。
ご紹介する本作は、パンクの攻撃性とハードロックの重厚なリフが融合した、荒々しくも心を掴む楽曲。
歌詞の世界では、当時の社会に漂う軽薄な愛国主義への強い嫌悪が、恋愛関係を通して赤裸々に描かれています。
その反骨精神あふれる内容は、今も多くの人の共感を呼ぶのではないでしょうか。
この楽曲は1985年のEP『Come On Down』で世に出て、サウンドガーデンらにもカバーされました。
1993年11月にはパール・ジャムの公演で再結成を果たし本作を演奏したという逸話は、伝説として語り継がれているのだそうです。
StephenKe$ha

デビューシングル『TiK ToK』が全米チャートで9週連続1位を記録した、アメリカ出身のシンガーソングライター、ケシャさん。
本作は2010年1月に発売された名盤『Animal』に収録された作品です。
なんとケシャさん自身が16歳の頃、片思いの相手にしつこく迫っていた実体験を母親と共に楽曲にしたのだとか。
振り向いてくれない相手への執着や狂気を歌っているのに、サウンドは底抜けに明るいダンス・ポップ。
この強烈なギャップが、かえって主人公の純粋な狂気を際立たせているようです。
MVで描かれるブラックユーモア満載の行動には、もはや笑うしかありません。
ポップな仮面の下に隠された恋愛の闇を、少し皮肉な気分で味わいたい時にぴったりの一曲ですね。
Sex Type ThingStone Temple Pilots

重く歪んだギターリフが鼓膜を激しく揺さぶる、アメリカのバンド、ストーン・テンプル・パイロッツのデビューシングル。
ボーカルのスコット・ウェイランドさんが、横暴な男性目線を通じてマッチョイズムへの痛烈な皮肉を込めた、非常に挑戦的な作品です。
一聴すると攻撃的な言葉の裏に隠された、作り手の真逆のメッセージにハッとさせられる方も多いのではないでしょうか。
この楽曲は、1992年リリースの名盤『Core』から翌年にシングルとして登場し、全米ロック専門チャートで23位を記録しました。
社会や日常に感じる理不尽さでやりきれない思いを抱えた時、本作のパワフルなサウンドに身を任せて、心に溜まった鬱憤を吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか?
She’s So HighTal Bachman

爽やかなギターリフとキャッチーなメロディにしびれる、カナダ出身のタル・バックマンさんのデビュー作!
1999年2月にラジオで公開された本作は、全米Adult Top 40チャートで1位を獲得するなど世界的にヒットしました。
自分とは住む世界が違う高嶺の花の女性に恋焦がれ、彼女を思うだけで舞い上がってしまう男性の純粋な気持ちが描かれたパワーポップナンバーです。
この甘酸っぱいテーマは作者自身の高校時代の体験が元になっていると言われています。
好きな人を前にすると何も手につかなくなるあの感覚は、恋をしたことがある方なら強く共感できるはず!
She (Ft. Frank Ocean)Tyler, The Creator

フランク・オーシャンさんの甘美な歌声と、粘りつくようなトラックが印象的なこの曲は、ヒップホップ集団Odd Futureのリーダーとしても知られるアメリカの鬼才、タイラー・ザ・クリエイターさんによる作品です。
その美しいR&B調のサウンドとは裏腹に、描かれるのは想い人の部屋を窓から覗き、眠る彼女に忍び寄る男の歪んだ愛情。
甘いメロディに乗せて語られる生々しい執着心と狂気に、思わず背筋が凍ってしまう方もいるかもしれません。
2011年5月に公開された名盤『Goblin』収録の本作は、その倒錯した愛の形を鮮烈に描き、アメリカでは400万ユニット相当の売上を記録しています。
スリリングな恋愛の闇を覗いてみたい夜に、ぴったりの一曲ではないでしょうか。
Seven Days of FallingE.S.T.

北欧の空気をまとった叙情と大胆さが交錯する、エスビョルン・スヴェンソン・トリオ。
ジャズの枠を越え、ロックの推進力と室内楽の繊細さを同居させます。
この楽曲は、静謐なピアノの反復とベースのうねりが落下と浮遊を往復する感覚を描写。
終盤の隠し曲の言葉が、信じることと手放すことの狭間の揺らぎを示し、本作に静かな希望を灯します。
2003年12月に発売されたアルバム『Seven Days of Falling』収録。
3月、ストックホルムのアトランティス・スタジオで8日録音・5日ミックスという綿密な工程で完成し、German Jazz Awardやスウェーデン・グラミーも獲得。
夜更けの読書や車窓の風景と相性抜群。
余韻の長いメロディで日々のざわめきをリセットしたい人にもおすすめです。
SisterMickey Guyton

支え合う姉妹の強さを、軽やかなカントリー・ポップで描く一曲。
本作は、差し伸べる決意や真夜中でも駆けつける覚悟をまっすぐ歌い、合唱的コーラスが連帯の輪を広げます。
米国のシンガー、ミッキー・ガイトンさんはカントリーにR&Bの色彩を溶かす表現で評価を集めてきました。
2019年6月に発売されたプロモーショナル・シングルで、3分7秒・約120BPM、Forest Glen Whiteheadが制作。
『Bridges』(2020年)やアルバム『Remember Her Name』へ続く転換点です。
家族や友人とのすれ違いに揺れるとき、背中を預け合える関係を思い出したい朝やドライヴ、チームのキックオフにもぴったりですよ!





