「T」から始まるタイトルの洋楽まとめ
この記事では、「T」から始まるタイトルの洋楽を一挙に紹介していきますね!
「T」で始まる英単語というと「To」「Top」「Tender」をはじめ、たくさんの言葉があります。
どれも実際に楽曲のタイトルに使われていますし、洋楽ファンの方であればすでに何曲か思い浮かんでいるかもしれませんね。
普段、同じ頭文字で始まる曲だけを探すということはあまりないかもしれませんが、新しい曲に出会えたり、新たな発見があったりするかもしれません。
どんな曲があるのかさっそく記事を見ていきましょう!
「T」から始まるタイトルの洋楽まとめ(181〜190)
That LadyIsley Brothers

1950年代に結成されたという非常に長い歴史を持つグループ、アイズレー・ブラザーズが1973年に発表した『3+3』は、彼らの歴史が大きく動いた記念碑的な作品です。
もとはボーカル3兄弟のグループでしたが、この作品から若手演奏者3人が正式に加わり、ソウルフルな歌声にファンクやロックの要素が大胆に融合。
そのため、気取った雰囲気が一切なく、サウンドはどこまでもパワフルで情熱的です。
特にアーニー・アイズレーのギターが炸裂する「That Lady」は、心の奥深くまで突き刺さるような衝撃を与えてくれるんです。
また、名曲「Summer Breeze」のカバーも必聴。
穏やかな原曲を、彼らならではのグルーヴで全く新しい楽曲へと昇華させています。
ぜひ、バンドとして生まれ変わった彼らの熱い魂を感じてみてください。
The PaybackJames Brown

アメリカの伝説的アーティスト、ジェームス・ブラウンさんの代表作『The Payback』。
もとは映画のサウンドトラックとして制作されたアルバムであり、ファンクの金字塔としても知られています。
タイトル曲は、後のヒップホップで数えきれないほどサンプリングされているほか、様々な楽曲でその影響を感じ取ることができます。
また、一糸乱れぬバンド演奏から生まれる重厚なグルーヴと、魂の叫びのようなシャウトは、聴く者を圧倒する迫力!
複雑に絡み合うリズムの洪水に身を任せること、楽曲全体を貫く緊迫感を味わうことなどが、この作品を楽しむポイントです。
ファンクの帝王が放つ、怒りと力がみなぎる音楽体験を、ぜひ堪能してみてください!
The Train Is ComingKen Boothe

ロックステディを語る上では欠かせないジャマイカの伝説的シンガー、ケン・ブースさんが1966年に発表した、ロックステディを代表する一曲です。
バックを若き日のザ・ウェイラーズが務めたという、なんとも豪華な布陣で制作されたのですよ。
ソウルフルで深みのある歌声で届けられる「列車が来る」というフレーズは、実は輝かしい未来の到来を予感していた、という力強いメッセージが込められています。
この予言のように、後にシャギーさんとの共演版が映画『マネー・トレイン』に起用され世界中でヒット!
時代を超えて再発見される運命的なストーリーが、曲の魅力と絶妙にマッチしていますよね。
The Little Girl I Once KnewThe Beach Boys

1965年にシングルとして発表された、ザ・ビーチ・ボーイズの野心的な楽曲です。
歴史的名盤『Pet Sounds』への重要な布石となったこの曲は、途中で演奏がパタリと止まる大胆な「無音」のパートがとにかく衝撃的。
ラジオで流すにはあまりに斬新すぎたこの仕掛けは、まるで時間が魔法で止められたかのよう。
かつて知っていた少女との再会、そして大人になった彼女へのときめき。
そんな甘酸っぱいストーリーが、この静寂によって一層ドラマチックに心へ響いてくるんです。
天才ブライアン・ウィルソンさんが見せた革新的な才能のきらめきに、きっとあなたも心を奪われるはずです。
The Warmth of the SunThe Beach Boys

1964年に発表されたザ・ビーチ・ボーイズの『The Warmth of the Sun』は、歴史的な悲劇の日に生まれた、切なくも美しい珠玉のバラードです。
ブライアン・ウィルソンさんとマイク・ラヴさんが手がけたこの曲は、失恋の痛みと時代の哀しみが溶け合い、聴く人の心の奥深くまで染み渡ります。
悲しみに沈んでいても、愛した記憶が太陽の光のようにそっと心を温めてくれる。
そんな繊細な感情を、幾重にも重なる優美なハーモニーが見事に描き出しているんです。
きらびやかなサーフサウンドとはまた違う、彼らの内省的な魅力に満ちたこの一曲。
静かな夜にじっくりと耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
The Dice ManV/A

クラブではなく家で聴くという、電子音楽の新たな扉を開いたワープ・レコーズの歴史的コンピレーションです。
イギリスのエイフェックス・ツインさんやオウテカ、カナダのリッチー・ホウティンさんなど、鬼才たちが織りなすサウンドスケープにしびれますよね。
フロアを揺らすビートはもちろん、心を深く旅させる幻想的なメロディーラインも印象的!
ロボットが名盤を聴きながらくつろぐジャケットは、「聴くための電子音楽」というコンセプトを象徴しているかのよう。
この一枚がなければ後のシーンはなかったと言われる傑作に、静かな夜、じっくりと耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
The FieldBlood Orange

多彩な才能で知られるイギリス出身の音楽家、デヴ・ハインズさんのソロプロジェクトとして知られるブラッド・オレンジ。
2025年6月に公開された約3年ぶりの楽曲は、目を閉じた瞬間に失われる田園風景の儚さを描いたドリーム・ポップです。
過ぎ去った思い出や何かを手放すことの難しさを、緩やかなピアノと繊細なビートで表現しており、その切ない世界観に引き込まれてしまいますよね。
この楽曲は、1998年の名曲から引用したギター旋律を軸に、キャロライン・ポラチェックさんたちの重層的な歌声が溶け合う構成が実に見事です。
内省的な時間を過ごしたいとき、美しい音の芸術に深く浸りたいときに聴いてみてくださいね。





