「T」から始まるタイトルの洋楽まとめ
この記事では、「T」から始まるタイトルの洋楽を一挙に紹介していきますね!
「T」で始まる英単語というと「To」「Top」「Tender」をはじめ、たくさんの言葉があります。
どれも実際に楽曲のタイトルに使われていますし、洋楽ファンの方であればすでに何曲か思い浮かんでいるかもしれませんね。
普段、同じ頭文字で始まる曲だけを探すということはあまりないかもしれませんが、新しい曲に出会えたり、新たな発見があったりするかもしれません。
どんな曲があるのかさっそく記事を見ていきましょう!
「T」から始まるタイトルの洋楽まとめ(51〜60)
Torn Between Two LoversMary MacGregor

ピーター・ポール&マリーのピーター・ヤーロウさんに見出された実力派シンガー、メアリー・マクレガーさん。
彼女が世に知れわたるキッカケとなったデビュー曲は、夫と恋人という二人の間で心が揺れ動く女性の苦しい胸のうちを歌った作品です。
道ならぬ恋と知りながらも、どちらか一人を選ぶことができないという切ない葛藤が、彼女の透明感あふれる歌声によって繊細に表現されています。
1976年当時にリリースされたこの楽曲は、翌1977年2月に全米チャート1位に輝く大ヒットを記録。
日本ではアニメ映画『さよなら銀河鉄道999』の主題歌を担当したことでも知られています。
心地よいソフトロックのメロディーに浸りながら、少しだけ感傷的な気分になりたい夜におすすめです。
This Will BeNatalie Cole

偉大なジャズ・シンガーとして知られるナット・キング・コールさん。
ご存じの方も多いと思います。
今回ご紹介するデビュー曲を歌うナタリー・コールさんは彼の娘で、父親譲りの卓越した表現力を持ったボーカリストです。
本作はソウルフルな歌声とゴスペル由来の力強さが、弾けるようなポップサウンドと見事に融合。
永遠の愛を見つけた瞬間の、胸が躍るような喜びと幸福感を歌い上げているかのようですね。
1975年のデビュー作で、第18回グラミー賞では最優秀新人賞を含む2部門を獲得。
映画『While You Were Sleeping』でもおなじみです。
気分を上げたい休日の朝などにぴったりな一曲ですよ!
Two LoversMary Wells

優しい恋人と、冷たくて悲しくさせる恋人。
まるで二人の間で心が揺れているような歌いだしに、ハッとさせられるのではないでしょうか。
「モータウン・クイーン」と称されたメアリー・ウェルズさんによる、この曲は、実はその二人が同一人物だった、という驚きの展開を持つラブソングです。
恋する相手の複雑な魅力に惹きつけられる気持ちが、軽快なリズムに乗って歌われていますね。
本作は1962年10月に発売されたシングルで、R&Bチャートで1位に輝き、100万枚以上を売り上げました。
恋人のつかみどころのない一面にドキドキしている、そんなときにぴったりの一曲です。
Third UncleBrian Eno

ロキシー・ミュージックでの活動でも知られる、イングランド出身のブライアン・イーノさん。
1974年11月に発売された名盤『Taking Tiger Mountain (By Strategy)』に収録された、プロト・パンクの先駆けとなった一曲です。
執拗に繰り返されるベースラインと刃物のように鋭いギターが、聴く者の神経をじわじわと逆なでします。
無機質な歌声で羅列されるのは、缶詰や豚肉と「あなた」という存在が同列に並ぶ奇妙な光景。
これは、華やかなグラムロックの仮面の下で、自己が崩壊していく様を描いているのかもしれませんね。
後年、ゴシック・ロックの雄バウハウスがカバーしたことからも、その影響力の大きさがうかがえます。
きらびやかな時代の奥に潜む、知的でクールな狂気に浸りたい夜のお供にいかがでしょうか?
「T」から始まるタイトルの洋楽まとめ(61〜70)
Too SweetHozier

ブルースやソウルに深く根ざした音楽性で世界を魅了する、アイルランド出身のシンガーソングライター、ホジアさん。
そんな彼が2024年3月に公開した一曲は、YouTubeショートなどを通じて、多くのリスナーに愛されています。
本作で歌われるのは、夜型で気ままな主人公と、朝型で健康的な恋人との対照的なライフスタイル。
自分には「甘すぎる」と相手を評する、甘くほろ苦い関係性がブルージーなベースラインに乗せて描かれます。
この楽曲は全米チャートで1位に輝き、アイルランド出身アーティストとして実に34年ぶりの快挙を達成。
その人気もあって、日常のVlogはもちろん、少し皮肉の効いたおもしろ系の動画など、さまざまなシーンで頻繁に使用されていますね。
The Killing MoonEcho & the Bunnymen

イギリス・リヴァプール出身のポストパンク・バンド、エコー&ザ・バニーメン。
壮大なサウンドと文学的な歌詞で、80年代の音楽シーンに強い印象を残しました。
彼らの数ある名曲のなかでも秋の夜に聴きたくなるのが、1984年にUKチャート9位を記録したこの一曲。
名盤『Ocean Rain』に収められた本作は、ポストパンクの緊張感とネオ・サイケデリアの浮遊感が溶け合った、どこか不気味で荘厳な美しさが魅力なのですね。
チェロが奏でる物悲しい旋律と、月光のようにきらめくギターの音色が、秋の澄んだ空気と静けさによく合います。
抗えない運命をテーマにしたドラマティックな歌詞は、映画『ドニー・ダーコ』の象徴的な冒頭シーンにも使われました。
秋の夜長に、月を眺めながら物思いにふけりたい方にぜひ聴いてみてほしい作品です。
THOUGHT YOU LOVED ME2 Chainz

カレッジパーク出身のラッパー、2チェインズさん。
デュオ時代から活動しており、非常に長いキャリアを持っているので、古くからのヒップホップファンにはなじみ深いと思います。
2012年8月にリリースしたソロデビューアルバム『Based on a T.R.U. Story』は全米1位を記録しましたよね。
この楽曲は、2025年7月に公開された映画の公式サウンドトラック『Red Clay』に収録された作品です。
「愛してくれていると思っていた」というタイトルが示すように、信頼していた相手への失望や心の痛みがテーマになっているのかもしれません。
彼の得意とするトラップサウンドの上で、これまでのイメージとは異なる内省的な感情が描かれており、本作は彼の新たな深みを感じさせる一曲に仕上げられています。





