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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(481〜490)

DeliIce Spice & Nicki Minaj

TikTokでのバズがきっかけで、一躍スターとなったラッパーのアイススパイスさん。

彼女のデビューEP『Like..?』から5番目のシングルカットとしてリリースされたのが『Deli』です。

こちらは重低音のトラックにのせて、強い女性像を歌う内容に仕上がっています。

過激なワードが多く盛り込まれていて、その中で気持ちよく韻を踏んでいるのがポイントですね。

一度聴いたら忘れられないインパクトと中毒性があります。

31 (FREESTYLE)J.I.D

イースト・ハーレム出身のJIDさんが2024年1月にドロップした新曲は、独特なフロウと鋭いリリックで注目を集めています。

ホーンが効いた印象的なビートに乗せて、彼の才能が遺憾なく発揮された一曲。

業界の物質主義や競争に言及しつつ、自身のスキルを誇示する姿勢が感じられますね。

本作は彼のディスコグラフィーの中でのシリーズ3作目でもあり、キャリアの成長を象徴する楽曲となっています。

JIDさんの楽曲『Surround Sound』がTikTokのチャートで首位を獲得したことも話題になりましたが、今回の新曲も彼の人気をさらに高める可能性を秘めていますよ。

内省的な歌詞と流麗なラップが魅力的で、現代ヒップホップの「今」を知りたい方にぜひおすすめです。

Do It AgainKevin Gates

Kevin Gates – Do It Again (Official Music Video)
Do It AgainKevin Gates

起業家としても大活躍しているラッパー、ケビン・ゲイツさん。

2000年代後半から活動していますが、特に2010年代半ばの活躍がいちじるしかったラッパーですね。

そんな彼の新曲が、こちらの『Do It Again』。

彼はシンガーとしての一面も持っており、メロウなラップを得意としています。

本作でもそういった特徴は健在で、ハードコアなトラックにメロウなラップを乗せるという、一般的には相性の悪い組み合わせを難なくこなしています。

Daylight (ft. Teezo Touchdown, Cash Cobain)Lancey Foux

Lancey Foux – Daylight ft. Teezo Touchdown, Cash Cobain
Daylight (ft. Teezo Touchdown, Cash Cobain)Lancey Foux

ロンドン出身のラッパー兼シンガーソングライター、ランシー・フォックスさん。

実験的なスタイルを特徴とする彼の音楽は、同業者からの支持も厚いのですね。

そんな彼が2024年5月に発表した新曲は、ティーゾ・タッチダウンさんとキャッシュ・コバーンさんを迎えた話題作。

トラップやクラウドラップの要素を織り交ぜたサウンドはまさに夜の都会を彷彿とさせるようなムーディな雰囲気で、3人のアーティストたちのユニークなケミストリーが生み出す新境地とも言えるでしょう。

聴く者の心に響く深いメッセージ性と、夜明けを象徴するような希望に満ちた歌詞も印象的。

感情移入できる普遍的なテーマを持った本作は、ぜひ夜のドライブで聴いてほしい一曲です。

June 22ndLil Tjay

Lil Tjay – June 22nd (Official Video)
June 22ndLil Tjay

そのプライベートでも注目を集めているリル・ジェイさん。

彼の身に起こったおそろしいできごとを思わせる内容なのが『June 22nd』です。

身の危険を感じている様子がリアルに歌われているので、聴いている側もドキドキしてしまいますよ。

それからこの曲は巧みなフロウも聴きどころなんです。

紹介した通り緊迫した内容の曲で、激しいラップが披露されています。

しかし、時折1拍置くことで、微妙なニュアンスや緊張を伝えています。

Kant Nobody ft. DMXLil Wayne

ヒップホップといえば、ダークな世界観にひたれるGファンクも人気ですよね。

そこで紹介したいのが『Kant Nobody』です。

こちらはリル・ウェインさんが2023年にリリースした1曲。

DMXが参加していて、かけ合いをベースに、2人の絆や音楽スタイルについて歌われています。

リリックの中には日本人にとってなじみのない用語やスラングも登場するので、詳しく調べながら楽しんでほしいと思います。

知れば思わずニヤリとしてしまうような、フレーズもあります。

All Around The WorldLil Yachty

Lil Yachty – All Around The World (Official Video)
All Around The WorldLil Yachty

アメリカはジョージア州マブルトン出身のリル・ヤッティーさん。

2015年にインターネット上での「バブルガムトラップ」音楽で注目を集めたラッパーです。

2024年10月に発表した新曲は、リズミカルでボースティングスタイルのラップが特徴。

シングソング調の軽快なフローメロディが際立ち、多彩な表現力が見られる作品ですね。

歌詞では、友情や名声の重み、忠誠心について触れており、キャリアの中で得た成功と試練を反映しています。

また、現在の成功に至るまでの苦労や犠牲にも言及。

本作は、リル・ヤッティーさんの人生経験から得た教訓と複雑な感情を込めた楽曲と言えそうです。