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【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!

ロマン派のロシアを代表する偉大な作曲家、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー。

『白鳥の湖』や『眠れる森の美女』などのバレエ音楽から、『ピアノ協奏曲第1番』やいくつかの交響曲など、今日まで愛され続けている名曲を多数生み出しました。

チャイコフスキーの音楽からは、色彩豊かで繊細な旋律と、華麗でドラマチックな音楽性を感じられます。

本記事ではそんなチャイコフスキーの名曲、代表曲を紹介します。

有名な曲から、あまり知られていないけど傑作と呼べる作品までピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください!

【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!(111〜120)

交響曲第5番 第2楽章Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調作品64 第2楽章 スヴェトラーノフ
交響曲第5番 第2楽章Pyotr Tchaikovsky

この楽章は何といっても、ホルンが奏でる旋律の美しさにあります。

世界の名門オーケストラの名演を聴くと、その美しさに思わずため息が漏れるでしょう。

徐々に楽器が増えてきてから迎えるクライマックスでは、チャイコフスキーらしいロマンチックな旋律も味わえます。

【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!(121〜130)

交響曲第6番『悲愴』 第4楽章Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調作品74《悲愴》 第4楽章 チョン・ミョンフン
交響曲第6番『悲愴』 第4楽章Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキーの最後の交響曲である『悲愴』。

「悲愴」という副題はチャイコフスキー自身によって付けられました。

終始、悲壮感が漂う雰囲気の曲ではありますが、その中にも激しさや美しさが見え隠れするのが特徴的です。

クライマックスの後に、重々しく静かに幕を閉じるのが印象的です。

この曲はチャイコフスキーの指揮により初演されていますが、その5日後にコレラを発症し亡くなりました。

彼の死後に追悼コンサートが開かれ、この曲はそこでも演奏されました。

四季 Op. 37b – 10月 秋の歌Pyotr Tchaikovsky

ロシアの偉大な作曲家、ピョートル・チャイコフスキーによる楽曲の中でも、秋をテーマとした曲であればやはり『四季』は外せません。

その名の通り、ロシアの1年を全12曲を通してピアノ曲にて表現したもので、ここでは10曲目の『秋の歌』をご紹介します。

静寂の中を物悲しいタッチで展開してく、日本人の心をくすぐる「わびさび」のようなものが感じ取れる楽曲ですね。

聴いているだけで、誰もいない秋の情景が目に浮かぶような、派手さはなくとも非常にイマジネーション豊かな旋律に心を奪われます。

ちなみに『四季』の楽曲にはそれぞれエピグラフとして詩が使われており、この『秋の歌』については同じロシア出身のトルストイによる詩が引用されていますよ。

合わせてチェックしてみましょう!

弦楽四重奏曲第1番 第2楽章Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー:《弦楽四重奏曲第1番 第2楽章》MMCJ P.Tchaikovsky: “String Quartet No.1″(2nd mov.)|Yokohama Web Stage
弦楽四重奏曲第1番 第2楽章Pyotr Tchaikovsky

ロシアの作曲家ピョートル・チャイコフスキーが1871年に完成させた傑作です。

ロシア民謡をモチーフにした美しい旋律は、聴く者の心を深く揺さぶります。

チャイコフスキーの卓越した才能が遺憾なく発揮された本作は、彼の作品の中でも代表作の一つとして広く親しまれています。

静謐な中にも豊かな感情表現が込められ、聴く者を幻想的な世界へと誘います。

作曲当時、経済的困難に直面していたチャイコフスキーの心情が、切なくも美しい旋律に反映されているようです。

クラシック音楽の魅力を存分に味わいたい方におすすめの一曲です。

憂鬱なセレナーデPyotr Tchaikovsky

チャイコフスキーの中で数少ないバイオリン小品曲。

哀愁ただよるリズムが曲中で何度も使われ、ロシアの民謡を元に作られたように感じます。

通常はピアノ伴奏で演奏されることが多いのですが、オーケストラ・アレンジだと、まるで景色が目の前で広がっていくかのように思えます。

組曲「くるみ割り人形」Op.71aより第3曲「こんぺい糖の踊り」Pyotr Tchaikovsky

Simon Rattle & Berliner Philharmoniker – Dance of the Sugar Plum Fairy (Tchaikovsky: The Nutcracker)
組曲「くるみ割り人形」Op.71aより第3曲「こんぺい糖の踊り」Pyotr Tchaikovsky

ピョートル・チャイコフスキーがチェレスタという新楽器を使用して作曲した本作。

幻想的な音色が魅力的です。

1892年に初演されたバレエ『くるみ割り人形』の一場面を描いており、お菓子の国の女王である「こんぺい糖の精」の優雅な踊りを表現しています。

ゆっくりとした静かなテンポや繊細な音使いが、夢幻的な世界観を見事に演出。

映画『ファンタジア』などでも使用され、クラシックにあまり馴染みがない方でも親しみやすい曲として知られています。

ハロウィンの雰囲気作りにも最適なので、ぜひ幻想的な世界に浸りながら聴いてみてはいかがでしょうか。

舟歌Pyotr Tchaikovsky

Tchaikovsky – The seasons – june (barcarolle)
舟歌Pyotr Tchaikovsky

こちらの曲は、チャイコフスキーがロシアの一年の風物を月ごとに12のピアノ曲であらわした作品集、『四季』の中の6月の曲として書かれたものです。

『舟歌』という曲はたくさんの作曲家が取り組んでいますが、彼の曲は珍しい4拍子を取り入れています。

聴くだけで、ロシアの水面が目の前に広がっていきそうなステキな曲ですよね。

この曲だけでなく、1年間の四季を通して12の曲すべてを聴くとまた違ったイメージをもて、楽しいかもしれませんね。