【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!
ロマン派のロシアを代表する偉大な作曲家、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー。
『白鳥の湖』や『眠れる森の美女』などのバレエ音楽から、『ピアノ協奏曲第1番』やいくつかの交響曲など、今日まで愛され続けている名曲を多数生み出しました。
チャイコフスキーの音楽からは、色彩豊かで繊細な旋律と、華麗でドラマチックな音楽性を感じられます。
本記事ではそんなチャイコフスキーの名曲、代表曲を紹介します。
有名な曲から、あまり知られていないけど傑作と呼べる作品までピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください!
【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!(91〜100)
6つの小品 感傷的なワルツ Op.51-6 ヘ短調Pyotr Tchaikovsky

『感傷的なワルツ』は、チェロや木管五重奏など、さまざまな楽器や編成で演奏されている作品です。
ピョートル・チャイコフスキーの有名作品と比べ知名度は低いものの、クラシックファンからは「もっと評価されてもいい曲だ!」と支持されている楽曲でもあります。
メロディーをたっぷり歌って切なく弾く部分や、ワルツのリズムを意識して軽やかに演奏する部分など、いろいろな表現を1曲の中で楽しめます。
「ここはこんな気持ちで弾いてみよう」と、具体的な場面を想像しながら演奏してみましょう!
6つの小品 第3曲『アルバムの綴り』 Op.19-3Pyotr Tchaikovsky

『6つの小品 作品19』は、1873年に作曲されたピアノ作品集です。
明るく軽快な曲調の第3曲『アルバムの綴り』は、クリアな音で、しっかりと音の粒を立たせて演奏することや、強弱の変化をたっぷりつけて表情が豊かに演奏することが求められる1曲です。
短い曲の中でいくつも場面転換があるため、それぞれの部分を弾き分けられると、よりハイグレードな演奏になるでしょう。
ペダル必須の曲なので、ペダリングの練習も丁寧に行ってみてくださいね!
「くるみ割り人形」より トレパックPyotr Tchaikovsky

ロシアの作曲家チャイコフスキーによるバレエ楽曲。
テンポが速い曲で軽やかであり華やかさも感じられますよね!
少女クララがクリスマスの夜にプレゼントされたくるみ割り人形が、真夜中に美しい王子様となり王女になったクララをお菓子の国へ誘うというストーリーが表現された楽曲でもあります。
運動会にもよく用いられ、借り物競争や競技と競技の間などのBGMにオススメです!
耳に心地よいので親子で参加する競技にもぴったりですね。
「四季」 -12の性格的描写 5月『白夜(五月の夜)』 Op.37b-5Pyotr Tchaikovsky

8分の9拍子のゆっくりとしたメロディーが印象的な作品『四季 5月『白夜(五月の夜)』Op.37b-5』。
難易度としては『ツェルニー30番』を弾ける方なら問題なく演奏できるといったところでしょうか。
特に難しいところもないのですが、強いて言うなら変拍子の部分が難しいと言えるでしょうか。
20小節目から始まる4分の2拍子は変拍子に慣れていない方なら、最初は混乱すると思います。
10小節目の両手の掛け合い、20小節目からの変調、この2点に気を配れば必ず演奏できるので、ぜひ挑戦してみてください。
「四季」-12の性格的描写 Op.37b-3 3月『ひばりの歌』Pyotr Tchaikovsky

ロシアの1年の様子をピアノ曲で描写した全12曲で構成された、ピアノ作品集『四季』。
各曲とも、ロシアの詩人による季節を題材にした詩を参考に作曲されたといわれています。
3月の『ひばり』は、アポロン・マイコフという詩人の作品をもとに作曲された楽曲です。
ひばりは、世界各国で「春の鳥」として親しまれている鳥。
日本では、多くの俳句に詠われています。
鳥のさえずりのような装飾音や、鳥たちがコミュニケーションを取り合うようなメロディーの掛け合いを意識しながら弾けるとよいでしょう。