「あ」から始まるタイトルのボカロ曲まとめ
「あ」から始まるボカロ曲の世界は、感情豊かな物語で彩られています。
カンザキイオリさんの重厚な作風、MIMIさんの繊細なメロディー、そしてMARETUさんの実験的なサウンドまで、個性的な音楽の花が咲き誇ります。
失恋の痛み、孤独との向き合い方、そして希望への願いが、様々なアーティストの表現を通して心に響く珠玉の作品をご紹介します。
「あ」から始まるタイトルのボカロ曲まとめ(121〜140)
悪ノ娘悪ノP(mothy)

暴虐の限りを尽くす娘のストーリーを歌う、まるで物語のようなボカロ楽曲です。
はじめは純粋無垢であった娘が大人の手によって、だんだん性格が変わりわがままを尽くすようになる流れには、思わず涙してしまいます。
また、最終的に行き着く娘の最期には、感動と切なさがこみ上げてくる魅力があります。
AfterglowジミーサムP
昔の自分のことをついつい思い出してしまう、ノスタルジーな作品です。
『from Y to Y』や『No Logic』の作者でもあるジミーサムPさんの楽曲で、2013年に公開されました。
静かなイントロから始まるこの曲ですが、後半の展開に注目。
それまで押さえ込んでいた感情が爆発したかのようなクライマックスに、心が揺さぶられます。
歌詞には若い頃なら誰しもが抱くであろう、未来への焦燥と進んでいく決意がつづられていて、共感性の高い仕上がり。
何かに失敗して落ち込んだときに聴けばあなたを救ってくれるかもしれません。
雨の日。Cagayake

たった一言が言葉に出来ないこと、伝わらないことってありますよね。
『擬似幸福』などでも知られているボカロP、Cagayakeさんの楽曲で、2023年に発表されました。
疾走感があるんですが、鳴る音、メロディーライン、歌声の切なさにやられます。
歌詞は、友だちとケンカして気まずいとき、悲しいときにグサッと来るはずです……じっくり聴けば聴くほどに。
この曲を聴いて気持ちをリセット、仲直りする踏ん切りをつけてくださいね。
アニマルDECO*27

数多くのヒットソングを生んできたDECO*27さんが、この曲でもその爆発力を見せています!
『アニマル』は2021年12月に発表された作品。
疾走感のあるミクスチャーロックサウンド、キャッチーなメロディーライン、そしてかわいすぎる歌詞の世界観が聴いた人の心をわしづかみにしました。
おむたつさんによるイラストにも目が奪われますよね!
初音ミク、ひいてはボカロシーンがここまで広がった理由の一つには、DECO*27さんの楽曲があったから、というのもあるでしょう。
雨とエクリチュールFty

梅雨の時期にぴったりの、しっとりとした雰囲気のジャズワルツが登場。
Ftyさんによる楽曲で、2023年6月23日にリリースされました。
どこか切なげな曲調と、小春六花の芯のある歌声が融合した1曲。
大切に思っている人との関係性が見えてくる、ストーリー性の高い歌詞も印象的です。
梅雨で気分が落ち込みがちな時期、この曲に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
『雨とギムレット』など、Ftyさんの他の雨をテーマにした楽曲と共に聴くのもオススメです。
愛して愛して愛してKikuo

ただひたすらに愛してほしいという願いを歌う、狂気すら感じる強すぎる愛情を描いた楽曲です。
サウンドでも曲の不気味な世界観が強調されており、極端に左右に振り分けられた音色などが、不安をかけたててきます。
愛情が深すぎるからこその、邪魔するものを排除したい気持ちも合わせて描かれ、時に暴力的な描かれ方をしているところも印象的ですね。
愛情の強さは伝わってきますが、全体的な空気感や歌詞の細かい表現によって、不安定な心や恐怖の感情をイメージさせます。