切ないボカロ曲。心に刺さる名曲たち
今回は心に突き刺さる、切ないボカロの楽曲をまとめてご紹介します。
恋愛系、孤独感に寄り添ってくれるもの、感動的な作品など、たくさんのジャンルからピックアップしていますので探せばきっと、あなたの心に寄り添う1曲が見つかるはずです。
思いっきり泣きたい方、悩んでいることにしっかりと向き合いたい方にオススメな曲ばかりです。
それぞれの曲に宿るストーリーもじっくり噛み締めながら、ぜひチェックしてみてくださいね。
切ないボカロ曲。心に刺さる名曲たち(111〜120)
逃避行記雪見

幻想的にも感じられる、奥行きのあるロックサウンドにひかれます。
歌い手として活動している雪見さんによる楽曲で、2024年2月にリリースされました。
今いる場所から逃げ出したい、大切な人に連れていってほしいと願う歌詞とミクのはかなげな歌声が印象的。
ただ悲壮感のただよう作品ではなく、とくに終わりには希望と開放感が伝わってきます。
「自分の殻を破りたい」「新しい道へ進んでいく勇気が欲しい」そういうときにぴったりだと思います。
あの頃のように生きられたならfin

アコースティックギターの切なげな音色が耳に残る、ノスタルジックなボカロバラードです。
ボカロP、finさんの楽曲『あの頃のように生きられたなら』は2024年5月にリリース。
夏の日の思い出をたどる文学的な歌詞とサウンドアレンジとの調和に、思わず聴き入ってしまいます。
自分の記憶と重ね合わせて、感情移入しちゃうんですよね。
寂しい気分のとき、孤独感にさいなまれたタイミングだととくに、この曲が刺さるかもしれません。
サンドリヨンシグナルP

KAITOと初音ミクのデュエットソング。
「サンドリヨン」とはフランス語でシンデレラを意味しています。
標的である王子に、いけないと分かっていながらも惹かれてしまう少女の物語。
鏡音リン、レンバージョンの『アドレサンス』もあります。
のろいのももいろ砕糖おわり

自己肯定感の葛藤を描いた切なげなボカロ曲です。
砕糖おわりさんの楽曲で、2025年2月に公開されました。
ポップな曲調の中に、独特のダークな要素とファンタジックな世界観が織り込まれています。
他人との比較から生まれる劣等感や、社会が求める「かわいらしさ」への疑問が繊細に描かれているんです。
ホワイトデーのお返しをする勇気が出ない……そんな、ちょっと後ろ向きな感情に寄り添ってくれるかも。
この曲で気持ちを整理して、ぜひプレゼントを渡してあげてください。
アイロニすこっぷ

思春期の中にいる女の子の強さと弱さ、不安定さを表現するのが得意なボカロP、すこっぷさんが手がけた曲です。
その持ち味を存分に生かしたこの曲も、もちろん大人気。
5枚目のアルバム『境界センチメンタル』に収録されています。
真面目だけ。青谷

ふだん悪ぶったり、だらしなかったりする人がちょっと良いことをすると周りからたくさん褒められる……その光景に一石投じているのが、この作品。
ボカロP、青谷さんによる楽曲で、2023年3月にリリースされました。
ポップでかわいらしい雰囲気の曲なんですがその実、メッセージ性に重さがあります。
自分は真面目に生きてきたはずなのに、あの人はそうじゃなかったはずなのに、評価が全然違う….そういう状況に怒りを感じたことがあるなら、絶対に刺さりますよ。
さらば名も無き日々よゆくえわっと

かけがえのない時間を一緒に過ごした人との思い出を歌う『さらば名も無き日々よ』。
物語性のある楽曲をリスナーに届けるボカロPのゆくえわっとさんが2022年に制作しました。
愛する人と手を取り合ったり、笑いあった日々の様子を描いており、やりきれない心の本音を歌っています。
健音テイと暗鳴ニュイによる、はかなくも美しい歌声からも切ない心情が伝わるでしょう。
和風のアレンジが生かされたサウンドが心に響くポップソングです。
懐かしくも新しい雰囲気を持つサウンドを体験してみてはいかがでしょうか。