切ないボカロ曲。心に刺さる名曲たち
今回は心に突き刺さる、切ないボカロの楽曲をまとめてご紹介します。
恋愛系、孤独感に寄り添ってくれるもの、感動的な作品など、たくさんのジャンルからピックアップしていますので探せばきっと、あなたの心に寄り添う1曲が見つかるはずです。
思いっきり泣きたい方、悩んでいることにしっかりと向き合いたい方にオススメな曲ばかりです。
それぞれの曲に宿るストーリーもじっくり噛み締めながら、ぜひチェックしてみてくださいね。
切ないボカロ曲。心に刺さる名曲たち(111〜120)
水無月冬館

初夏の空気感をそのまま音にしたような、冬館さんの作品です。
鏡音レンの切ない歌声と和風サウンドが見事にマッチしています。
この楽曲で描かれているのは過ぎ去った季節への追憶、いなくなってしまった大切な人を静かに思うやるせない気持ち。
想像をかき立てるメロディーラインが秀逸です。
雨上がりのタイミングに、1人でじっくり世界観にひたってみてはいかがでしょうか?
サヨナラは言わないでさMIMI

自分の弱さが嫌になる夜もあるでしょう……その気持ちに寄り添ってくれるのが、こちら。
心に染みる作風が支持されているカロP、MIMIさんによる楽曲で、2023年6月にリリースされました。
アコースティックギターとピアノを軸に構成されたシンプルなサウンドアレンジが特徴で、だからか歌声と歌詞がダイレクトに耳に飛び込んでくるような感覚を覚えます。
「無理せず、前を向けるタイミングを待っていいんだよ」というメッセージに救われる方はきっと多いはず。
竹とんぼ傘村トータ

心に深く刻まれる、切ないメロディーと歌詞。
傘村トータさんの楽曲で2024年5月にリリースされました。
別れを経験した人の気持ちが、繊細に描かれています。
ピアノの優しい音色と芯のある歌声、そのハーモニーに聴き入ってしまうような仕上がり。
そして「大丈夫」という言葉のくり返し……心が震えますね。
もちろん自分で聴くのもいいですが、悩みを抱えている友だちがいるなら贈ってあげると、もしかしたら助けになるかもしれません。
言えないshikido

好きな人に気持ちを伝えたいけれど、どうしても言葉にできない。
そんなもどかしい経験、誰にでもあるのではないでしょうか。
ボカロPのshikidoさんが手がけがこの曲は、そんな胸に秘めた思いを繊細に描き出しています。
初音ミクの透明感あふれる歌声とポップさの中に切なさのにじむサウンドが、思いの純粋さを際立た仕上がり。
自分の気持ちを打ち明けられずにいる時に聴けば、主人公の姿に己を重ねてしまうでしょう。
FABRICATED北沢強兵

2025年7月に公開された、北沢強兵さんの一1です。
深みのあるビートに乗せて歌われるのは、作られた温もりや偽りの記憶という、どこか危うくはかないテーマ。
初音ミクの淡々とした歌声で、現実と虚構の境界で揺れる主人公の心を叙情的に描き出しています。
物思いにふけりたい夜や、少し感傷的な気分にひたりたいときに聴けば、このミステリアスで美しいサウンドスケープがあなたを捉えるはず。
オレンジトーマ

感動できるボカロソング、という話題になると必ずと言っていいほど名前が挙がる曲です。
オリジナルももちろんいいのですが、歌い手のメガテラ・ゼロさんが歌ったバージョンも力強さと優しさを感じられるのでオススメですよ。
冬が終わりを告げたすこやか大聖堂

悲しい別れの情景が見えてきます。
すこやか大聖堂さんによる作品で、2025年2月にリリースされました。
KAITOのV1とV3、2つのバージョンを使用したボーカルワークで、季節の移ろいや惜別の思いを美しく表現。
その歌声をたどるだけでの涙腺が刺激されます。
また、曲後半にかけての展開は、あふれ出すような感情をそのまま音楽にしたかのよう。
ドラマチックなKAITO曲、ぜひ聴いてみてください。