切ないボカロ曲。心に刺さる名曲たち
今回は心に突き刺さる、切ないボカロの楽曲をまとめてご紹介します。
恋愛系、孤独感に寄り添ってくれるもの、感動的な作品など、たくさんのジャンルからピックアップしていますので探せばきっと、あなたの心に寄り添う1曲が見つかるはずです。
思いっきり泣きたい方、悩んでいることにしっかりと向き合いたい方にオススメな曲ばかりです。
それぞれの曲に宿るストーリーもじっくり噛み締めながら、ぜひチェックしてみてくださいね。
切ないボカロ曲。心に刺さる名曲たち(141〜150)
ジューヴナイル・マーチMizore

独特の空気感とサウンドにより構築される個性的な楽曲で人気を博し、ギターやピアノで他アーティストへのサポートも精力的におこなっているボカロP、Mizoreさん。
デジタルシングル曲『ジューヴナイル・マーチ』は、ピアノをフィーチャーしたアンサンブルと転調を繰り返すドラマチックなアレンジが中毒性を生み出していますよね。
はかない歌声とサウンドの響きは、難解なリリックでありながらも世界観に引き込まれる切なさを感じさせるのではないでしょうか。
一聴しただけでは理解できない、何度も聴き返したくなるナンバーです。
シーンrinri

鳴花ヒメを使った切ないバラードソング『シーン』も必聴です。
こちらはrinriさんが手掛けた「ボカコレ2024冬ルーキー」の参加曲。
歌詞は大切な人を失った男性が思い出を振り返る内容に仕上がっていますよ。
アニメーションのMVを見ると、よりシチュエーションが伝わってくるのではないでしょうか。
ぜひアウトロ部分まで確認してほしいと思います。
またバラードながら後半に向けて加速していく構成なのも、聴きどころといえます。
明日、僕が消える前に雨良

ピアノを基調としたエモーショナルなイントロが胸を打つ、ボカロP雨良さんの作品です。
本作は「僕なりの夏」をテーマにしており、さわやかでありながらどこか切ないサウンドが特徴。
自分が消えてしまう前に何をしたいか、その心の内を吐露した歌詞に共感してしまう方は多いんじゃないでしょうか。
夏の終わりに少し感傷的な気分にぴったり。
雨良さんならではのサウンドに耳を澄ませてはいかがでしょうか?
なりきれなかったkyiku

理想の姿になれずにもがく、痛々しいほど正直な心のさけびを描いた一作です。
ボカロPのKyikuさんが2025年8月に公開した作品で、「羽化不全」をテーマにした仄暗い世界観が胸に迫ります。
作者が「できるだけ正直に書いた」と語る通り、独白的な感情の揺れがそのまま書かれた歌詞と、揺らぎのあるサウンドが聴く人を深い内省へと誘うんです。
どうしようもない無力感に沈んだ夜、一人でじっくり音楽にひたりたい時に、本作が寄り添ってくれるはずです。
貴方の皮膚の食感を知りたい楽園市街

相手のすべてを知り尽くしたい、そんな究極の愛情表現に心奪われる、退廃的で美しいボカロ曲です。
ボカロP、楽園市街さんによる楽曲で、2025年8月に公開されました。
オシャレなサウンドと、吐息がもれるようなボーカルワークがぴたりと合致。
そして、身体の感触を求める刺激的な言葉の裏には、自己のすべてを捧げる献身的な愛が隠されています。
一編の小説を読むように没入できる作品です。
サイハテ小林オニキス
シンセのリフが印象的な4つ打ちのポップレクイエム。
さわやかな印象の曲ですが、大切な人との永遠の別れという重いテーマ、心象風景が描写されています。
ただ悲しいだけではなく、前を向けるような力強さも感じられる楽曲です。
病名は愛だったNeru & z’5

『脱法ロック』や『ロストワンの号哭』の作者としても知られているボカロP、Neruさんの作品で2017年に公開。
スタイリッシュな電子音で形作られたエレクトリックミュージックで、聴き心地はばつぐん。
歌詞には人間の真理に肉薄するようなメッセージ性が詰め込まれています。
本当に胸に刺さる名曲です。
アルバム『CYNICISM』に収録されているので、気になるかたはぜひご購入を。
ちなみにz’5はNeruさんの別名義です。





