【2025】タイトルがAから始まる洋楽まとめ
アルファベット「A」で始まる洋楽には、多彩な表現力が詰まっています。
デンマークのヴォルビートが奏でるロカビリー調のヘヴィメタル、アメリカのホット・マリガンが紡ぐエモーショナルなサウンド、イタリアのエウジェーニオ・イン・ヴィア・ディ・ジョイアが届けるフォークポップまで。
世界各国のアーティストたちが、独自の音楽性で心揺さぶる作品を生み出しています。
【2025】タイトルがAから始まる洋楽まとめ(221〜240)
Autumn LeavesCannonball Adderley

大食漢が由来だという「キャノンボール」というあだ名も特徴的なキャノンボール・アダレイさんは、かのマイルス・デイヴィスさんが率いるグループでの活躍や、ジャズだけにとどまらないクロスオーバー的なサウンドで人気を博した代表的なアルト・サックス奏者です。
1958年にリリースされた『Somethin’ Else』は、マイルスさんが実質的に統制を執った1枚とされています。
名門ブルーノートから生まれた作品の中でも名盤中の名盤であり、基本中の基本と言えそうな本作の聴きどころは多くありますが、やはりジャズのスタンダードナンバーの数々における哀愁漂うアンサンブルの妙は、これぞ大人のジャズと言いたい落ち着きと豊潤な響きにうっとりしてしまいます。
ジャズを聴く最初の1枚として、ふさわしい作品と言えるでしょう。
All My LifeK-Ci & JoJo

黒人デュオ、K-Ci & JoJoによる至高のラブバラードで、1998年1月にラジオでオンエアを開始し、その後シングルとしてリリースされたナンバー。
アルバム『Love Always』からの楽曲は、真実の愛を見つけた喜びと感謝を歌い上げ、世界中のリスナーの心をとらえました。
本作は、米国Billboard Hot 100チャートで3週連続1位を獲得し、35週にわたりチャートインし続けるという驚異的な成功を収めています。
R&Bの要素を基調としながら、荘厳さと情感溢れるメロディラインが特徴的で、結婚式や記念日など、愛に関連するさまざまなセレブレーションで使用されています。
永遠の愛と献身のメッセージを伝える本作は、大切な人への思いを伝えたい方にぴったりの1曲です。
Afro Blue (Feat. Erykah Badu)Robert Glasper Experiment

2000年代以降のジャズシーンにおいて、ジャンルの垣根を軽々と飛び越える存在として注目を集めているのが、ロバート・グラスパーさんです。
ジャズ・ピアニストとしてのキャリアをスタートさせたグラスパーさんですが、ヒップホップやR&Bといった現代のブラック・ミュージックとの融合を試みる革新的なアプローチで、多くのリスナーを魅了しています。
そんなグラスパーさんが2012年にリリースした『Black Radio』は、まさにその才能が花開いた記念碑的な1枚。
エリカ・バドゥさんやモス・デフさんといった豪華ゲストを迎え、ジャズの即興性とヒップホップのグルーヴが絶妙に融合した独自のサウンドを展開しています。
グラミー賞最優秀R&Bアルバム賞を受賞するなど、その革新性は高く評価されました。
ジャズに興味はあるけれど敷居が高いと感じている方、現代的なブラック・ミュージックが好きな方にぜひおすすめしたい1枚です。
Always Love YouTori Kelly

母親への愛と感謝をテーマにしたトリー・ケリーさんの心温まるバラード。
透明感のあるボーカルと穏やかなピアノの旋律が、無条件の愛の尊さを美しく表現しています。
母の日に向けて制作されたこの楽曲は、正式なシングルリリースではないものの、ファンの間で深く愛されています。
2015年にデビューアルバム『Unbreakable Smile』でビルボード200の2位を獲得したトリーさんの、より個人的な一面が垣間見える作品と言えるでしょう。
家族への感謝の気持ちを伝えたい時や、大切な人との絆を再確認したい時におすすめの一曲です。
Antonio’s Song/The RainbowMichael Franks

ゆるやかに沈む夕陽を眺めながら聴きたい、心地よい癒やしの曲がここにあります。
アメリカ出身のマイケル・フランクスさんが1977年に発表したこの楽曲は、ボサノヴァの影響を受けたメロウなジャズサウンドが特徴的。
友情や人生の美しさを歌った詩的な歌詞が、フランクスさんの柔らかな歌声に乗せて静かに心に響きます。
アルバム『Sleeping Gypsy』に収録された本作は、ブラジルでレコーディングされ、著名なジャズミュージシャンたちが参加。
日本でもシングルとしてリリースされ、NHKの音楽番組に出演するなど、人気を博しました。
一日の終わりにゆったりと過ごしたいときに、気だるいリズムに体をゆだねながら聴いてみてはいかがでしょうか。