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「R」から始まるタイトルの洋楽まとめ

「R」から始まる楽曲の世界には、イタリアのピングイーニ・タッティチ・ヌクレアーリのポップロックから、イギリスのユセフ・デイズさんが奏でる現代ジャズまで、多彩な音楽性が広がっています。

フランスのDJスネークさんの破壊的なサウンド、アメリカのドラッグディーラーさんとワイズ・ブラッドさんが紡ぎ出す温かみのあるチェンバーポップなど、世界中のアーティストたちによる個性豊かな楽曲をご紹介します。

もくじ

「R」から始まるタイトルの洋楽まとめ(241〜260)

ReachPale Fountains

何だか物々しい雰囲気のアルバム・ジャケットですが、肝心の音は文句なしのネオアコ大名盤です!

1980年にイギリスはリヴァプールで結成されたペイル・ファウンテンズは、7年ほどの活動歴の中で残したアルバムは2枚、商業的な成果は残念ながら残せませんでしたが、60年代のポップスなどから影響された音楽性は批評家筋の評価も高く、多くのアーティストやバンドへ影響を与えているのですね。

あのフリッパーズ・ギターがいくつかの曲のタイトルをそのまま拝借している、といえばその影響力の大きさが分かるのではないでしょうか。

そんなペイル・ファウンテンズが1984年にリリースしたデビュー作『Pacific Street』は、後にシャックというバンドを結成するマイケル・ヘッドさんのソングライティング・センスの妙が冴え渡る、60年代のソフト・ロック的な質感とネオアコのきらめく青春が高次元で融合した捨て曲皆無の傑作です!

バート・バカラックさんなどの影響を感じさせる上品なストリングスやホーンをうまく取り入れつつ、ボサノヴァなどにも挑戦しながら、あくまで洗練一歩手前な青臭さが残っているのがやはりネオアコらしさと言うべきでしょうか。

オリジナル盤も良いですが、名曲『Thank You』などが追加収録された再発盤を購入することをオススメします!

Relentless AppetiteSkeltal Remains

SKELETAL REMAINS – Relentless Appetite (OFFICIAL VIDEO)
Relentless AppetiteSkeltal Remains

2010年代前半に期待の若手としてデビューを果たし、現在はアメリカを代表するデスメタルバンドの一つにまで成長したスケルタル・リメインズ。

モダンな要素などには目もくれず、オールドスクールなデスメタルを軸としたテクニカルかつ圧倒的なブルータリティを追求し続ける彼らを信頼している、というデスメタルファンは日本でも多く存在します。

2023年12月に公開された新曲『Relentless Appetite』でも何ら揺らぐことのない、ピュアなデスメタルサウンドに感涙必至ですね。

とはいえエモーショナルなギターソロも盛り込まれており、緩急をつけたアンサンブルは見事としか言いようがない仕事っぷり!

RumorsTHE DRIVER ERA & Ross Lynch

THE DRIVER ERA & Ross Lynch – Rumors (Official Video)
RumorsTHE DRIVER ERA & Ross Lynch

ロス・リンチさんとロッキー・リンチさんの才能が融合した『Rumors』は、2023年10月23日に世に送り出された爽快なダンスナンバーです。

心地よいベースがリズムを刻む中、噂やゴシップという日常の一幕に対する洞察が、軽快なビートとともに展開されます。

決意と自信に満ちた歌詞が、聴く者に元気を与えること間違いなし。

ご自身でも納得がいくまでの出来栄えと述べるロスさんの言葉からも伝わる熱意が、センスの光るベースラインに込められています。

ベース好きでなくとも、この曲がもたらすポジティブなエンパワーメントをぜひ感じてみてくださいね。

Rhythm of the Rain (悲しき雨音)The Cascades

雨が降る音に耳を傾けると、失恋の痛手から立ち直れずにいる男性の心の内が聴こえてきそうです。

車の中で聴いた雨音にインスピレーションを得て生まれたというこの曲は、1962年にアメリカのポップバンド、ザ・カスケーズによってリリースされ、63年にはビルボード・チャートの上位に輝きました。

海外でも愛され、日本でもカーペンターズなど数多くのアーティストにカバーされてきた名バラードは、70代の方々の青春時代を彩った懐かしのナンバー。

静かな夜のドライブや、大切な人を想いながらのひとり歩きなど、しっとりと聴きたくなるシチュエーションにぴったりの1曲です。

Roadhouse BluesThe Doors

The Doors – Roadhouse Blues (Official Video)
Roadhouse BluesThe Doors

伝説的なバンド、ザ・ドアーズの楽曲『Roadhouse Blues』は、ブルースとロックが見事に融合した名曲です。

1960年代を席巻した彼らの特徴的なサウンドは、ジム・モリソンさんの独特なカリスマと深遠な歌詞に支えられています。

この曲では、力強いギターリフと心地よいハーモニカの音色が、典型的なブルースのムードを醸し出しています。

ブルージーな響きが堪能できるこの楽曲は、ブルースロックを知る上で外してはならない一曲と言えるでしょう。

後の多くのロックバンドに影響を与えたザ・ドアーズが放つ、時間を超えて輝き続ける傑作を、ぜひお楽しみください。

Race For The PrizeThe Flaiming Lips

The Flaming Lips – Race For The Prize [Official Music Video]
Race For The PrizeThe Flaiming Lips

オルタナティブロックは、なにもヘビーなギターと重々しいサウンドというだけではありません。

一定のジャンルにとどまらない自由な音楽性と、夢のようなライブ・パフォーマンスで独自のポジションを築き上げた、1980年代から活動を続けるザ・フレーミング・リップスのようなバンドこそ、オルタナティブと呼ぶべき存在でしょう。

アンダーグラウンドで知る人ぞ知るバンドだった彼らが飛躍的な成長を見せた、1999年リリースの傑作『The Soft Bulletin』に収録されたこの楽曲は、2000年代以降の彼らの道筋に光を照らした多幸感あふれる美しいナンバー。

ドリーミーなシンセの音色、騒々しいドラムス、サイケデリックな世界観……オルタナの違った側面に気付くであろう素晴らしい名曲です!