裏声が綺麗なカラオケソング
最近はK-POPの流入により、ひと昔前と比べて、邦楽の難易度がはるかに上がりました。
またリスナーの需要も少しずつ変わってきており、高音ボイスのアーティストも増えつつあります。
このような背景もあって、近年の楽曲の大半はファルセット(裏声)が登場します。
そこで今回は、裏声が綺麗なカラオケソングをピックアップしました!
単純に綺麗な裏声が出やすい楽曲というだけではなく、カラオケでのウケも考えて選曲いたしましたので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
裏声が綺麗なカラオケソング(101〜120)
もらい泣き一青窈

一青窈(ひととようとよう)さんのデビューシングルで2002年10月リリース。
一青窈さんは台湾で生まれ育ったそうで、非常にオリエンタルなムードの溢れる楽曲で、そこに綺麗で巧みなファルセット(裏声)を駆使した歌唱が加わって、より曲の印象を強めていますね。
この曲を歌う上で最大のキーポイントになるのは、サビ冒頭のフレーズでの発生の切り替えが上手くできるかどうかにかかっているでしょう。
この歌唱があるから、楽曲のメロディも伴ってオリエンタルというか少し日本の民謡風にも聞こえるような歌になっている気がします。
こんなにスムーズな発声の切り替えはなかなか難しいかもしれませんが、ぜひ習得してカラオケで歌っていただきたいと思います。
恋におちて -Fall in Love-小林明子

日本の女性シンガー、小林明子さんのデビュー曲でリリースは1985年8月。
たTBS系テレビドラマ『金曜日の妻たちへIII・恋におちて』主題歌に起用され大ヒットし、同年の日本レコード大賞の新人賞受賞曲となりました。
この楽曲の中でファルセットボイス(裏声)で歌われている箇所は、おそらくサビの終わりの部分だけですが、その一瞬だけ出てくるファルセットによる歌唱が、このしっとりとしたバラードの締めくくりのメロディをとても綺麗に演出しています。
これを皆さんがカラオケで歌われる時には、ファルセットで歌われている部分の「t」の子音が刺激的にならないように、できるだけ声のアタックを抑えた発声で歌うのが、いい感じで聞かせる上での重要ポイントになります。
声をゆっくりと上顎に当てるように歌うといいと思いますよ!
輪郭DIR EN GREY

圧倒的な音楽性と表現の幅広さから、世界中のロックマニアから注目されている日本のヴィジュアル系ロックバンド、DIR EN GREY。
デスボやスクリームが印象的かもしれませんが、ボーカルの京さんはファルセットの使い手でもあります。
そんな京さんの美しいファルセットが光る作品としてオススメしたいのが、こちらの『輪郭』。
本作は非常にメロディックな楽曲で、激しさはありませんが、美しいファルセットを主体に幻想的な一曲に仕上げられています。
あなたHY

沖縄出身のバンド、HYのアルバム『Street Story』収録曲で2003年リリース。
このHYのシンガーの仲宗根泉さん、どちらかと言えばハイトーンシンガーという印象は希薄ですが、ファルセットボイスを巧みに曲中で使うことで、とても幅広い表情を楽曲に持たせることに成功していますね。
特にサビ後半の裏声の使い方なんか、物静かな曲の「切なさ」を存分に演出することに成功していると思います。
柔らかい裏声と、サビの締めの部分での地声を張り上げた感じのハイトーンとのコントラストも素敵な一曲です。
Time宇多田ヒカル

宇多田ヒカルさんの11作目の配信限定シングルで2020年5月リリース。
宇多田さんの歌唱力の高さについては、今さらここで僕が書くようなことでもないでしょう。
この曲でも、いつも通りの素晴らしい歌唱を聴かせてくれています。
でも、あえて本稿のテーマである「裏声」について書けば、彼女の裏声の使い方は曲を重ねるごと、年齢を重ねるごとに進化している気がします。
とくにこの曲の1分59秒から2分20秒あたりで聴ける、静かなパートの声の使い方は特筆ものと言えるでしょう。
低音パートとの声の対比も素晴らしいですね!