オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界
ほんとにもう数えきれないぐらい存在するVOCALOIDシーンの楽曲たちですが、この記事ではその中でも特にオシャレなボカロ曲を集めてみました。
ただ「オシャレ」と一口に言っても人それぞれの基準があるはずですので、なるべく垣根なく、多くの音楽ジャンルからチョイスしています。
なのできっとあなたの好きな曲調のものがあるはずです。
最後までチェックして、あなたが胸打たれるお気に入りのナンバーを見つけてくださいね。
オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界(231〜240)
じう伊根

繊細に組み上げられたサウンドアレンジに耳が奪われてしまいます。
『ルーセ』『グレートフィルター』などのヒット作を生んできたボカロP、伊根さんの楽曲で2024年2月にリリース。
ボカコレ2024TOP100ランキング参加曲でした。
言葉では表現できないほど複雑に積み重なった音色の渦は、まずご自身で体感してみてほしいです。
そう言いたくなるぐらいに洗練された作品なんですよね。
IAと伊根さん自身が歌う、デュエット的なボーカルアプローチも特徴。
ヘッドホン、イヤホンで聴くのがオススメです!
ひゅ〜どろどろ栗山夕璃

毒を含んだ歌詞と美しいメロディが融合した、新感覚のボカロ曲です。
ポケモンと初音ミクのコラボ企画の一環として栗山夕璃さんが制作し、2024年2月に公開されました。
ポケモンのゲーム効果音やBGMをふんだんに取り入れつつ、現代社会の混沌とした感情を鋭く描写。
自己否定や孤独感といったテーマを巧みに織り交ぜています。
栗山さんの独特な世界観が全開の本作は、ボカロファンはもちろん、ポケモン好きの方にもおすすめ。
複雑な心情を抱える人の心に寄り添う、魂を揺さぶる1曲です。
オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界(241〜250)
相反するネガイ阿修

シンセとロックが絶妙に融合した、心に響くボカロナンバーです。
エモーショナルなコード進行と深い歌詞が特徴的な阿修さんの作品で、2024年5月にリリース。
人類が地球を離れた後の世界を描き、自然と人間の関係性について問いかけています。
静かな夜に星空を見上げながら聴きたくなる一曲。
足立レイの歌声が儚さを際立たせ、聴く人の心を揺さぶります。
哲学的なテーマと美しいメロディーの融合が魅力的で、深い思索に浸りたい方におすすめです。
幽霊と果実Itaby

浮遊感のある音像と不思議な世界観が魅力的なこの作品。
Itabyさんによる楽曲で、2024年7月に公開されました。
エレクトロニカのサウンドに、メランコリックな雰囲気が漂う仕上がりです。
インストゥルメンタルながら、「幽霊」と「果実」という対比的なワードからイメージを膨らませられる、独特な一曲。
タイトルに込められた意味を考えながら聴くのも面白いかもしれません。
音楽で感情を表現する手法が見事で、聴く人それぞれの解釈を楽しめます。
夜の散歩のお供に、あるいは物思いにふける時間のBGMとしてぴったりですよ。
Sweet ValentineEO

大人な雰囲気のナンバーなら『Sweet Valentine』がオススメ。
2020年に『悲鳴』でデビューしたボカロPであるEOさんの作品で、最大規模のボカロレーベルKARENTの17周年記念アルバムにも収録されました。
イントロのアコースティックギターや伴奏のピアノの音色がオシャレで、大人同士のバレンタインにピッタリのムードを作り上げてくれます。
ビターなチョコレートとの相性も良いナンバーなので、ぜひバレンタインの気分を盛り上げてください!
すれ違う視線、重なる言葉。フロクロ

ヘッドホン、イヤホンで聴くこと推奨なUTAU曲です。
実験的な音楽性が支持されているボカロP、フロクロさんによる楽曲で、2023年3月に発表されました。
非常にクールなエレクトリックナンバーなのですが、1番の特徴は左右に振られた歌パートの違い。
似通っていながら別の意味をたどっていく……過去作『ことばのおばけがまどからみている』にも通じる、同一曲内に2つの歌が存在しているアーティスティックなアプローチに驚かされます。
音楽を作るのが趣味の方が聴けば、かなりの刺激をもらえるんじゃないでしょうか。
まちのこひとりゆくえわっと

独特の世界観に引き込まれる、ゆくえわっとさんによる楽曲です。
2024年2月にリリースされ、孤独や内省をテーマに、聴く人の心に寄り添います。
まやかし、暗鳴ニュイ、湯鬱声からすの歌声が織りなす情景は、まるで自分だけの世界に迷い込んだかのよう。
日常からの逃避願望や自己との対話を描く歌詞には、共感せずにはいられません。
ボカコレ2024冬でTOP100入りを果たした本作。
一人で過ごす夜や、自分と向き合いたいときにぴったりです。
「自分らしさ」を模索している人に、そっと寄り添ってくれる1曲ですよ。