オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界
ほんとにもう数えきれないぐらい存在するVOCALOIDシーンの楽曲たちですが、この記事ではその中でも特にオシャレなボカロ曲を集めてみました。
ただ「オシャレ」と一口に言っても人それぞれの基準があるはずですので、なるべく垣根なく、多くの音楽ジャンルからチョイスしています。
なのできっとあなたの好きな曲調のものがあるはずです。
最後までチェックして、あなたが胸打たれるお気に入りのナンバーを見つけてくださいね。
オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界(281〜290)
マリオネットダンサーひらぎ

『マリオネットダンサー』はひらぎさんが手がけた作品で、2025年2月にリリース。
ボカコレ2025冬のルーキーランキングで見事優勝を果たした作品です。
優劣の狭間で揺れ動く心情や、社会からの期待に翻弄される姿を操り人形に例えた歌詞世界が印象的。
ジャジーなピアノやファンキーなベースラインなど、サウンド的な魅力たっぷりです。
自分の価値を見失いそうなとき、この曲が刺さると思いますよ。
マーメイドシアター奏音69

艶っぽくてかっこいい、ダンサンブルなボカロ曲です。
奏音69さんによる楽曲で、町田ちまさんが歌ったバージョンが2024年12月にリリース。
こちらはそのボカロバージョンです。
人魚姫をテーマにした切ない恋愛物語が描かれており、幻想的な雰囲気が魅力。
ミステリアスで感情的なサウンドがストーリーの展開を支え、聴く人の心をつかみます。
ファンタジーな世界観が好きな人にオススメの1曲です。
はじめてのIもう石田
「VOCALOID」の概念ごと音楽に、映像にした非常にアーティスティックな曲です。
マルチクリエイター、もう石田さんが生み出した『はじめてのI』は2024年2月に発表。
ボカコレ2024冬ルーキーランキングへの参加曲でした。
「どうしたらこんな作品が生み出せるんだろう」と、もう石田さんのバックグラウンドまで気になってしまう……それぐらいに作り込まれている芸術性の高いナンバー。
聴覚、視覚に対してめちゃくちゃな刺激が押し寄せてきますよ。
「新しい音楽体験」その先を行くボカロ曲かもしれません。
オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界(291〜300)
はなれあうゼロSohbana

胸の奥にある感情に直接触れられてざわつく……そういう、心象風景を思い浮かべてしまう独特な雰囲気のミクスチャーダンスロックチューンです。
ボカロP、Sohbanaさんによる楽曲で、2023年3月に発表。
ボカコレ2023春TOP100ランキングで9位に入賞した作品です。
エスプリに富んだ歌詞の言葉選びに「次はどんなフレーズが来るんだろう」と期待感をあおられます。
平熱感のあるサウンドとの相性もばつぐん。
無機質さと有機的なものが絶妙に混ざり合っているように思えます。
リビドjohn

音楽クリエイターとして幅広い活躍を見せているjohnさん。
彼が初めてCi flowerを使用したことで話題なのが『リビド』です。
本作は電子音をベースに構成したサウンドに、クリック音や笑い声をサンプリングしています。
その近未来的な雰囲気がスタイリッシュでカッコいいですよ。
またカッコいい雰囲気ですが、実は繊細な恋心を歌っているのもギャップがあっておもしろいですね。
johnさんが手掛けたキャラクターが登場するMVと合わせて聴いてみましょう。
梅に鶯r-906

「洗練」という言葉はこういう作品にぴったり合う言葉なんじゃないでしょうか。
ボカロP、r-906さんによる『梅に鶯』は2024年2月に発表された作品。
クールなエレクトリックチューンで、メロディーラインからは和のテイストが感じられる仕上がり。
そして、研ぎ澄まされたサウンドアレンジ、なのに浮遊感があるのが不思議なんですよね。
季節の移ろいを感じたいとき、温かい気候が待ち遠しいときにぜひ聴いてみてください。
極々彩々ぬゆり

中毒性のあるメロディーと鬱屈とした思いが融合した1曲です。
ぬゆりさんがv4 flowerをフィーチャーした楽曲で、2024年9月にアルバム『ACT7』に収録。
同年11月にMV公開されました。
現代社会の消費主義や孤独感を描いたリリックが印象的。
エレクトロスウィングの要素を取り入れたサウンドと相まって、聴く者の心に深く刺さります。
自己満足を追い求める現代人の姿が、鮮やかに投影されているよう感じられますね。
ぜひ聴いて、思いっきり共感していってください。





