【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(861〜870)
UnderstandBabyface Ray

1991年生まれのBabyface Rayさんは、デトロイトのヒップホップシーンで頭角を現したラッパーです。
2014年から音楽活動を開始し、ミッドウェストラップやトラップを軸にした楽曲で注目を集めています。
2024年3月にリリースされた本作は、彼の人生経験や内面の葛藤を描いた楽曲となっています。
成功への渇望や過去の困難な経験、そしてそれに伴う精神的な成長をテーマに、リスナーの心に響くメッセージを込めています。
デトロイトの厳しい環境で育った人々にとって、現実に直面し乗り越える力を持つことの大切さを伝える一曲となっていますね。
StickyBASHY

UKグライムとUKガラージの要素を融合させた曲調が印象的なバッシーさんの新曲。
15年ぶりの新作アルバム『Being Poor Is Expensive』からの先行シングルとして2024年5月に発表されました。
ロンドンのストリートカルチャーへのオマージュとも言える本作は、違法なラップバトルで20人以上が1本のマイクを回し合う、彼の若き日の体験を赤裸々に綴っています。
140BPMのハードなベースラインが特徴的で、当時の荒々しいスタイルを再現するような仕上がりとなっています。
ヒップホップファンはもちろん、UKアンダーグラウンドシーンに興味のある方にもおすすめの一曲です。
Miss RackzBb Trickz

スペイン・バルセロナ出身のラッパー、ビービー・トリックズさんが2024年9月にリリースした楽曲です。
ミニマルなビートと自信に満ちたリリックが特徴的で、キャリアと成功への強い意志が表現されています。
2023年から注目を集め始めた彼女ですが、本作でも「お金」への欲求を赤裸々に歌い上げており、若い世代からの支持を集めています。
EP『Sum’er Pack』からの2作目となる本作は、ラテンラップやヒップホップの要素が強く、ミニマルなサウンドとリズムが印象的です。
自己主張の強いラップに共感する方におすすめの一曲となっています。
Back AgainBenny The Butcher, Snoop Dogg

東西コーストのラップスタイルが見事に融合した本作は、ヒップホップの歴史を感じさせる一曲です。
ベニー・ザ・ブッチャーさんの鮮烈なリリックとスヌープ・ドッグさんのカリスマ的なフックが絶妙に調和し、聴く者を魅了します。
2024年1月にリリースされたこの楽曲は、ベニーさんのアルバム『Everybody Can’t Go』に収録。
過去の苦難を乗り越え、今を楽しむ二人の姿が描かれています。
プロデューサーHit-Boyの手腕も光る本作は、ヒップホップファンならずとも必聴の一曲。
ドライブ中や友人との集まりで聴くのがおすすめです。
Summer ’24Benny the Butcher

夏の暑さと共に巻き起こる緊張感や危険を描写したベニー・ザ・ブッチャーさんの新曲は、ストリートライフの厳しさをリアルに表現しています。
バスケットボールの伝説的選手の名前を引用しながら、自身の物語を紡ぐ決意が感じられる一曲ですね。
2024年7月にリリースされた本作は、彼の鋭いラップスキルと独自のスタイルが光ります。
90年代風のクラシックなヒップホップを楽しみたい方や、ストリートの現実を知りたい方におすすめです。
グリセルダ・レコードの中核を担う彼の才能が存分に発揮された作品となっていますよ。
Brick SpecialsBenny the Butcher & 38 Spesh

ストリートの厳しい現実を冷徹に描き出すハードコアなヒップホップが、ここに誕生しました。
ニューヨーク州バッファロー出身のベニー・ザ・ブッチャーさんと38スペシュさんのコラボ曲が2024年10月に発表されています。
90年代風のラップスタイルとソウルフルなプロダクションで知られるベニーさんの持ち味が健在ですね。
ダークで重厚なビートに乗せて、ストリートライフの困難さと生存術が赤裸々に歌われています。
本作はアルバム『Stabbed & Shot 2』からの先行シングルで、2018年にリリースされた前作から6年ぶりのコラボ作。
プラグ・トークと呼ばれる独自の語り口で、薬物取引や危険な生活を描写する内容は、リアルなストリート文化を求めるファンにぴったりですよ。
Trappin n Rappin (feat. Gucci Mane)Big Scarr

新世代ラッパーとして注目を集めるも2022年12月にこの世を去ったビッグスカーさん。
彼がベテランラッパーのグッチ・メインさんとコラボして手掛けたのが『Trappin n Rappin (feat. Gucci Mane)』です。
こちらは二人のこれまでのキャリアや成功をテーマにした1曲。
また、ラップに対する向き合い方を伝えるリリックに仕上がっています。
この曲を収録したアルバム『The Secret Weapon』が遺作になってしまったのは、残念でなりません。






