RAG MusicClassic
素敵なクラシック
search

メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽

ドイツのロマン派を代表する作曲家、メンデルスゾーン。

作曲家だけでなくピアニストや指揮者としても活動しており、幼少期から神童と呼ばれるほど音楽の才能をもっていました。

本記事では、そんなメンデルスゾーンが残した名曲をご紹介します。

メンデルスゾーンがお好きな方も、あまり知らなかった方も、ぜひ一度目をとおしてみてくださいね。

彼の作風の特徴や魅力に気付き、お気に入りの曲が見つかりましたら幸いです。

楽器や歌を奏でられる方は、ぜひ実際に演奏もしてみてください!

もくじ

メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽(21〜40)

6つの歌 Op.34 第2曲「歌の翼に」Felix Mendelssohn

1834年に作曲された『6つの歌 Op.34』の第2曲は、ハイネの詩に基づいた美しい歌曲です。

恋人を理想郷へ誘う幻想的な情景が、優美なメロディーで描かれています。

ガンジス川のほとりで、月明かりに照らされた赤い花々やスイレンの花が咲く庭園。

そこでは、スミレやバラが語り合い、小鹿が耳を傾けています。

この曲は、ロマン派特有の感情豊かな表現が特徴的で、聴く人の心に深い感動を与えます。

日本では、近鉄特急の到着メロディとしても使用されるなど、多くの方に親しまれている1曲です。

『我が祈りを聞きたまえ、主よ』WoO 15, MWV B49Felix Mendelssohn

本作は1834年に作曲された宗教音楽で、オーケストラと混声合唱のために書かれています。

穏やかで感情的なバラードの曲調で、静けさと安らぎをもたらすメロディが特徴的。

歌詞は神に向けた祈りと助けを求める内容で、敵からの脅威や孤独感、恐れが語られています。

クリスマスシーズンや宗教行事で演奏されることが多く、教会音楽や宗教音楽のコンサートでも人気があります。

普段宗教音楽に触れる機会がない方も、この美しい曲を一度聴いてみてはいかがでしょうか?

オラトリオ『聖パウロ』より第1部 第2曲『主よ、神である主よ』Felix Mendelssohn

オラトリオ『聖パウロ』の1曲が、宗教音楽の名作として知られています。

1836年に完成したこの作品は、使徒パウロの生涯を題材にしています。

神の偉大さや慈愛を讃える荘厳な合唱が印象的で、バッハの影響を受けつつも、メンデルスゾーン独自のロマン主義的感性が光る1曲です。

敬虔な信仰心と音楽的才能が見事に融合した本作は、宗教音楽に興味のある方はもちろん、クラシック音楽ファンにもオススメ。

神聖さと人間性の深い結びつきを感じさせる美しい旋律に、心が洗われる作品です。

チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.58Felix Mendelssohn

Felix Mendelssohn: Cello Sonata No. 2 / Sol Gabetta, Bertrand Chamayou
チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.58Felix Mendelssohn

本作は、メンデルスゾーンが1843年に作曲した室内楽作品。

初期ロマン派の特徴と古典派の伝統を融合させており、チェロとピアノのための豊かな音楽的テクスチャーが魅力です。

全4楽章からなり、約25分の演奏時間。

特に第3楽章では、チェロのレチタティーヴォ風パッセージがバッハの『クロマチック幻想曲とフーガ』を引用するなど、メンデルスゾーンのバッハへの敬意が表現されています。

情感豊かで技術的にも難易度の高い本作は、チェロ奏者にとって重要なレパートリーとなっており、クラシック音楽ファンの皆さんにもぜひ聴いていただきたい1曲です。

交響曲 第1番 ハ短調 Op.11Felix Mendelssohn

Mendelssohn: 1. Sinfonie ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Andrés Orozco-Estrada
交響曲 第1番 ハ短調 Op.11Felix Mendelssohn

メンデルスゾーンがわずか15歳で作曲した本作は、彼の才能を存分に発揮した作品です。

全4楽章からなり、古典派の影響を受けつつも、若き天才ならではの独創性が光ります。

第1楽章の力強さ、第2楽章の優雅さ、第3楽章の活気、そして第4楽章の壮大さ。

それぞれの楽章が異なる表情を見せ、聴く人を飽きさせません。

1824年11月、姉の誕生日を祝う場で初演されました。

クラシック音楽を愛する方はもちろん、これから音楽の世界に触れてみたいという方にもオススメの1曲です。

ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64Felix Mendelssohn

クラシック好きには言わずもがなの名曲です。

ここまで流麗な音が出るのかと驚くほど、ヴァイオリンが奏でる際立って美しいメロディが特徴的。

この協奏曲はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ニ長調、ブラームスのヴァイオリン協奏曲ニ長調と並び賞されています。

メンデルスゾーン晩年時の作品であり、6年かけて作ったこの曲は3つの楽章が間断なく演奏されます。

第1楽章は哀愁のある主題で始まり、ヴァイオリンとオーケストラの対話、メンデルスゾーン指定のカデンツァで締めくくられ、第2楽章は甘美なヴァイオリンのメロディがオーケストラの伴奏に乗って奏でられます。

すぐに第3楽章に突入し、ホ短調からホ長調へ、ヴァイオリンとオーケストラが華麗にフィナーレを締めくくります。

歴史に大きく残した名曲、ぜひ聴いてみてくださいね。