【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】
ボカロの魅力と言えば、打ち込んだ歌詞、作者の思いをそのままに歌ってくれること。
「この気持ちを歌にしたい」をかなえてくれる、最高の音楽ツールです!
ボカロPたちは日々、胸の奥から湧き出る感情を音と歌詞に込めて、私たちへ届けてくれています。
今回この記事では、歌詞に注目して聴いてみてほしいボカロ曲をたくさんご紹介していきます!
感動で心が温かくなったり、言葉の切れ味にハッとさせられたり。
きっと、あなたの心に刺さる作品が見つかるはずですよ!
【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】(241〜260)
こころちゃん一二三

和風のテイストを感じさせる一二三さんの楽曲は、大人になる過程での自己喪失と再発見を描いた作品です。
失われた『こころちゃん』が象徴するのは、無邪気な子供時代や青春期の夢なのかもしれません。
繊細なメロディーラインと巧みな調声技術が光る本作。
成長とは何か、失うことは何を意味するのかを考えさせられる1曲ですね。
2024年1月にリリースされたこの楽曲は、一二三さんの1stアルバム『独りに花を添え』以来の新作となります。
自分探しの途中にいるあなたに、ぜひ聴いてもらいたい曲です。
きっと心に響くはずですよ。
どうか、この言の葉が巣食わないように/kyiku

Kyikuさんが手がけた楽曲で、2024年9月にリリースされました。
ナースロボタイプTと白寝ねんねのボーカルがマッチした、エモーショナルな曲調が印象的。
そしてそこに重なる「言葉」をテーマにした歌詞が胸に刺さります。
何度もくり返されるフレーズから、孤独感や相手との繋がりを求める気持ちが伝わってくるんです。
聴いているうちに、あなたの中にある言葉たちが、ふわりと外へ出てくるかもしれません。
crackkeeno
孤独感にさいなまれた時、この曲が救ってくれるはずです。
『glow』『青を焚べて』などの作者としても知られているボカロP、keenoさんによる楽曲で2010年にリリース。
ギターのアルペジオが優しく鳴り響く、心に染みるロックバラードです。
大切な人がそばにいない悲しみがこれでもかと伝わってくる歌詞、読むだけで泣けてしまいます。
ミクのウィスパーボイスもまた、刺さるんですよね。
何度聴き返しても、名曲でしょう。
ピリオド椎乃味醂
椎乃味醂さんが「ボカコレ2024冬TOP100ランキング」の参加曲として手がけたのが『ピリオド』です。
本作はボーカリスト、たなかさんとの共作で、歪むギターが印象的なダークな雰囲気に仕上がっていますよ。
ただしラストまで聴くと、聴き手にエールを贈るような前向きなメッセージが込められているとわかるでしょう。
ロックのエッセンスが感じられるので、普段ボカロを聴かない人でも入りやすいと思いますよ。
それからMVラストの粋な演出も見逃せません。
雨よ雨よ降れ100回嘔吐

聴き終わりには一本の映画を観たような気分になるボカロ曲です。
数々の人気アーティストへ曲提供もおこなっているボカロP、100回嘔吐さんによる作品で、2021年にリリースされました。
「雨」と「涙」をモチーフにしているんですが、曲から伝わってくるのは悲しみのみならず「前に進もう」という強い意志。
そして小気味いいギターやファンキーなベース、跳ねるピアノ、ストリングスの壮大な音色が、メッセージ性をさらに推し進めているよう感じられます。