「E」から始まるタイトルの洋楽まとめ
洋楽の世界には「E」から始まる珠玉の楽曲が数多く存在します。
オランダのダブヴィジョンとシック・インディヴィジュアルズによる躍動感あふれるプログレッシブハウスから、スコットランド出身のデヴィッド・バーンさんが奏でる独創的なポップチューン、そしてニューヨークのインディーポップデュオ、カフネが描く現代社会の心象風景まで。
国境を超えて響き渡る音楽の魔法に、心を委ねてみませんか?
「E」から始まるタイトルの洋楽まとめ(261〜280)
EastsideFour80East

ジャズを基調としながらもヒップホップやファンクのエッセンスをちりばめて、生楽器と電子音楽を絶妙にブレンドさせたアンサンブルが最高にスムースでクールな音は、2020年代を過ぎた今でも十分に聴いてもカッコいいですね!
カナダはトロント出身のエレクトロ・ジャズ・ユニットのFour80Eastが1997年にリリースした、デビュー・アルバム『The Album』を紹介します。
1997年といえばすでにアシッドジャズのブーム自体は沈静化していた時期ではありますが、既存のジャズの概念にとらわれない彼らの音楽は、まさにアシッドジャズの魂を受け継いだものと言えますよね。
何となく雰囲気重視のオシャレな音楽とは一線を画した先鋭的なセンスを感じさせますし、だからこそ2020年代の今も現役で活動を続けていられるのでしょう。
フュージョン・ジャズ、スムース・ジャズなどがお好きな方は確実に気に入る作品ですが、オシャレでクールなインストゥルメンタルを探している、という方にも大推薦の1枚です!
everybody hates meGAYLE

TikTokでのヒットをキッカケに世界中の若者から支持を集めるようになったシンガーソングライター、ゲイルさん。
日本でもTikTokを利用している方なら誰でも一度は彼女の楽曲を耳にしたことがあると思います。
そんなゲイルさんの楽曲のなかでも、特にオススメしたい作品が、こちらの『everybody hates me』。
2023年3月にリリースされた作品で彼女が得意としているパンクの要素を感じさせる力強いパワーポップに仕上げられています。
EstaréGaby Moreno

グアテマラ出身のシンガー・ソングライター、Gaby Moreno。
インスタのフォロワー数は13万人以上と、日本ではあまり知られていませんがスペイン語圏ではかなりの人気。
ビブラートのかかった声と、スペイン語ならではの巻き舌が最高です。
Ex Girl to the Next GirlGang Starr

グループ名もメンバーのルックスもコワモテなのですが、視野の広い観点で淡々としたラップで語られるリリックと、革新的なトラックでヒップホップの新たな形を提示した伝説のデュオ、ギャングスタ―。
MCのグールーさんが2010年に亡くなってしまい、再結成は不可能となってしまいましたが、彼らが残した作品の素晴らしさは後続のアーティストたちに大きな影響を与え続けています。
そんな彼らは1985年に結成、2003年に解散した後の2019年に発表したラスト・アルバムを含めて計7枚のアルバムをリリースしていますが、本稿では名盤の誉れ高い1992年のサード・アルバム『Daily Operation』を紹介しましょう。
ヒップホップのレジェンド・クラスのプロデューサーであり、ジャズやファンクにソウルなどさまざまなジャンルの要素を取り入れた魔法のようなビートを作り出すDJプレミアさんの手腕が存分に発揮されており、サンプリング・ネタを細かく切り刻み、再構築していくという「チョップ」と呼ばれる技法で魅せるサウンドの妙があまりにもクールでカッコいいですね。
もちろん、グールーさんの抑制を効かせたフロウは確かな存在感を放ちながら、決して出しゃばりすぎない独自の美学を感じさせます。
同時代のジャズ・ラップと比べてもその独自性は際立っており、単にジャジーなヒップホップとは一線を画すギャングスタ―流儀のヒップホップは、一度は体験すべき音世界と言えましょう!
Ezz-TheticGeorge Russell

アメリカ・オハイオ出身のジャズ・ピアニスト、ジョージ・ラッセルの1961年の名演です。
ジャズのハーモニーを重視して音楽理論を構築した人物として知られ、「Lydian Chromatic Concept of Tonal Organization」という著作は、モダンジャズの音楽理論に大きな影響をあたえました。