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「P」から始まるタイトルの洋楽まとめ

「P」から始まる音楽の世界は、驚くほど多彩な輝きに満ちています。

イギリスのヘヴンリーが贈る心温まる『Portland Town』、アメリカのコニー・フランシスさんが歌う甘美な『Pretty Little Baby』、イタリアのモダーが奏でる情熱的な『Passione Maledetta』など、国境を越えて響く珠玉の楽曲たちをご紹介します。

ジャンルを超えた魅力的な音楽との出会いをお楽しみください。

もくじ

「P」から始まるタイトルの洋楽まとめ(241〜260)

PickpocketAt The Drive-In

テキサスはエルパソにて1994年に結成されたアット・ザ・ドライヴインは、日本においても知名度の高い90年代ポストハードコア系の代表的なバンドです。

2000年代において先鋭的な音楽性を提示してシーンを席巻、2022年に久々に再結成を果たして新作をリリースしたマーズ・ヴォルタのメンバーセドリック・ビクスラーさんやオマー・ロドリゲスさんが在籍していることでも知られており、強烈極まりない破天荒なパフォーマンスはもはや伝説として語り継がれていますね。

2000年にリリースされたメジャーデビュー作『Relationship Of Command』は、当時コーンやリンプ・ビズキットにスリップ・ノットといった大物を手掛けたロス・ロビンソンさんがプロデュースしたこともあって大きな評判を呼びましたが、そのすぐ後に解散してしまいました。

2011年には再結成を果たして世界ツアーも実施、新作もリリースしていますがその後再度の活動休止を宣言しています。

そんな彼らが1990年代に残した作品、特に『In/Casino/Out』は間違いなく90年代におけるポストハードコアの傑作であり、荒削りだった初期のサウンドから演奏能力やプロダクションも格段に向上しつつ、変則的なギターのリフが絡み合い、セドリックさんのハイテンションなボーカルが自由奔放にわめきちらし、時にメロディアスに歌い上げるアット・ザ・ドライヴイン印のサウンドが明確に提示された重要な1枚なのですね。

『Relationship Of Command』しか聴いていないという方も、ぜひ90年代の彼らの作品を聴いてみてください!

Pick Up The PiecesAverage White Band

Average White Band – Pick Up The Pieces (1977)
Pick Up The PiecesAverage White Band

アヴェレイジ・ホワイト・バンドは、スコットランド出身で1972年にロンドンで結成されたファンクとR&Bの輝かしい歴史を持つバンドです。

彼らの代表曲『Pick Up the Pieces』やアルバム『AWB』、『Cut the Cake』をはじめ、リズミカルで独特のサウンドは多くのファンを魅了しました。

残念ながら、ドラマーのロビー・マッキントッシュさんの悲劇的な死により、バンドは困難な時期も経験しましたが、1989年の再結成以降、新たな音楽の旅を続けています。

黒人ではなく白人のバンドであることを自虐的にとらえたようなグループ名も興味深いですが、アフリカ系アメリカ人ではないソウルミュージックが気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

P.I.M.P.Bacao Rhythm & Steel Band

ドイツ・ハンブルク発のバカオ・リズム&スティール・バンドは、スチールパンを軸にしたファンクサウンドで注目を集めています。

特に彼らのカバートラック『P.I.M.P.』は、2007年のリリース以来、多くのファンから愛されてきました。

この楽曲が挿入歌として使用された映画「落下の解剖学」では、その鋭いビートと独特のスチールパンサウンドが、劇中の緊迫感を一層引き立てます。

バンドの個性的なアプローチが、映画のシーンに新たな息吹を吹き込んだことは間違いありません。

ユニークなサウンドを求めるファンや、映画の印象的なシーンを音楽で再体験したい方にオススメです。

Passport Bros (with J. Cole)Bas

Bas – Passport Bros (with J. Cole) (Official Music Video) ft. J. Cole
Passport Bros (with J. Cole)Bas

ラッパーのバスさんがSNSに投稿すると、たちまち口コミが広まったのが『Passport Bros (with J. Cole)』です。

こちらはコンガのような音色をメインに使用した、リゾート感あふれるポップソング。

J. コールさんとコラボし交互にラップすることで、にぎやかな印象も与えてくれています。

また、歌詞の中にビーチやリゾートを連想させるワードが多く盛り込まれているのも魅力ですね。

聴けばバカンスにいったような感覚を味わえます。

Phylyps TrakBasic Channel

ベーシックチャンネルとは、1993年、マーク・エルネストゥスさんとモーリッツ・フォン・オズワルドさんがベルリンで結成したテクノユニットです。

当初はデトロイド・テクノ寄りのサウンドでしたが、マーク・エルネストゥスさんがレゲエのレコードショップを経営していたこともあり、徐々にダブやレゲエの要素を取り入れるようになりました。

2008年にリリースした『BCD-2』では、真夜中のクラブにいるかのようなダンサンブルなテクノサウンドを楽しめますよ!

Passing JudgmentBeen Stellar

Been Stellar – Passing Judgment (Official Video)
Passing JudgmentBeen Stellar

ニューヨークを拠点に活動するビーン・ステラーは、デトロイト郊外、ロサンゼルスのビーチ、そしてシドニー経由のブラジル出身のメンバーで構成される5人組バンドです。

彼らは音楽を通じてニューヨークの街のインスピレーションを真に表現し、独自のタイムレスなオルタナティブロックサウンドを追求しています。

そんな彼らが2024年6月にリリース予定のデビューアルバム『Scream from New York, NY』から、リード曲『Passing Judgment』が先行公開されました。

『Passing Judgment』は、私たちが周りの世界を判断する理由と、その行為が自己不確かさに根ざしていることを考察したメッセージ性の高い一曲。

ソニック・ユースやインターポール等の影響を受けつつも、より不安定で厳しいニューヨークのイメージを捉えた意欲作です。

自己探求と他者への評価という普遍的なテーマを掘り下げた本作は、ニューヨークの若者の葛藤と成長を体現した名曲となっています。

多感な時期を生きる全ての人々に、ぜひ聴いてほしい1曲ですね。