「W」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「W」で始まるタイトルの音楽には、魂を揺さぶる物語が宿っています。
スウェーデンのアヴィーチーさんが紡ぐ夢のようなメロディ、イギリスのオーケストラル・マニューヴァーズ・イン・ザ・ダークが描く壮大な世界、アメリカのフィンチが放つ激情のサウンド。
ジャンルを超えて響き合う音楽の数々は、私たちの心に深く刻まれる感動を届けてくれます。
「W」から始まるタイトルの洋楽まとめ(441〜460)
Winter TimeSabrina Claudio & Alicia Keys

アメリカはマイアミ州出身、シルキーで艶っぽい歌声とソングライターとしての抜群の才能を持ち合わせた人気アーティストのサブリナ・クラウディオさん。
オルタナティブR&Bを基調としつつもジャズやソウル、ポップスなどを巧みに融合させた音楽性は20代とは思えないほどに成熟したもので、多くの音楽ファンからも高い評価を受けています。
そんなクラウディオさんがあのアリシア・キーズさんとの共演を果たした楽曲『Winter Time』を紹介しましょう。
2020年にクラウディオさんが発表したクリスマスをテーマとしたアルバム『Christmas Blues』に収録されており、簡素なアレンジだからこそ2人の歌姫の美しいメロディとハーモニーが際立つ名曲となっていますね。
全体的にはむしろ冬へのラブソングともとれるリリックが興味深く、冬が与えてくれるこの感覚が好きという言葉に共感する方も多いのではないでしょうか。
Why Can’t We Live TogetherSade

1980年代から活動するイギリス出身のバンド、シャーデーが1984年にカバーリリースした『Why Can’t We Live Together』。
もともとの曲は、キーボード奏者のティミー・トーマスさんによって1972年に制作されました。
生まれた環境や状況が違うだけで、争い合う世界の情勢に向けた思いが歌われた楽曲です。
優しい雰囲気を持つシンセの音にのせた、彼女の訴えかけるような歌唱も心に響きます。
戦争の終結を切実に願う、ストレートな意志が込められた反戦歌です。
Who We LoveSam Smith, Ed Sheeran

2023年1月27日にリリースされたサム・スミスさんとエド・シーランさんの『Who We Love』は、両アーティストの友情とコラボレーションにより生まれたラブソングです。
本作は自ら選ぶ愛を堂々と宣言し、社会の規範を越える無条件の愛の美しさをたたえています。
サム・スミスさんは感情表現の達人で、エド・シーランさんの手腕も相まって、本作は非常に情緒的な仕上がりを見せています。
リスナーに対して、愛する勇気と自身の感情に正直に生きることの大切さを伝える本作は、恋人とお互いの未来を誓い合うホワイトデーにピッタリな1作と言えるでしょう。
WintersongSarah McLachlan

上品なピアノの音色に導かれ、切々と歌い上げる哀愁を帯びた歌声とメロディが胸を打つ名曲です。
カナダの至宝、世界的な人気シンガーソングライターであるサラ・マクラクランさんが2006年に発表したクリスマスアルバム『Wintersong』に収録されている表題曲で、マクラクランさん自身が手掛けたオリジナルの冬ソングなのですね。
冬、そしてクリスマスの情景と心象風景が描かれた歌詞は愛する人を失ったのか、今は遠くに行ってしまっているのか……冬の日に物思いにふけながらぜひこの曲を聴いてみてください。
Wicked RomanceScorey

Scoreyさんは1998年生まれ、ニューヨーク出身の注目すべき若手ラッパーの1人。
あのポロGさんが設立したレーベル「Only Dreamers Achieve Records」の契約第一弾アーティストとしても知られており、多くのアーティストからもその才能を認められる存在なのですね。
そんなScoreyさんが2023年10月にリリースした『Wicked Romance』は、メロディとラップの中間といったScoreyさんのどこか切ないフロウとトラップサウンドを軸としたメロウなナンバー。
彼の言う「邪悪なロマンス」とはどういったものなのか、気になった方はリリックにも注目してみましょう。