【高齢者向け】おもしろくて盛り上がる体操レクリエーション
懐かしい童謡や唱歌に合わせて体を動かすと、自然と笑顔がこぼれてきませんか?
高齢者施設のレクリエーションとして好評なのが、童謡や唱歌を取り入れた面白い体操です。
座ったままでも気軽に楽しめる動きや、歌いながらできる簡単な振り付けで、高齢者の方の心と体に優しく働きかけます。
今日は、脳の活性化や体力維持に役立つ、楽しさいっぱいの歌体操をご紹介します。
季節の歌や思い出の曲と一緒に、笑顔あふれる体操の時間を過ごしてくださいね。
筋力・体幹トレーニング(11〜20)
フェンシング体操

中世の剣術がルーツと呼ばれ、オリンピックでもひときわ目を引くフランス生まれの競技、フェンシング。
その動きを体操に取り入れたフェンシング体操は、日常で使う動きとリンクする部分が多く、ご高齢の方のトレーニングとしてもおすすめですよ。
椅子に座りながらでもできるため、どうしても運動から遠ざかってしまう方にもぴったりなのではないでしょうか。
簡単で楽しみながらフィジカルトレーニングに臨めるため、ぜひ一度試してみてくださいね。
上半身を楽しくトレーニング

上半身を鍛えるために、指や手、腕をしっかり動かせるタオル体操をしてみましょう。
手や指をしっかり動かすことは、日常の動作をスムーズにおこなうために必要な動作です。
指から手を動かしたいときは、親指と人差し指だけでタオルを持ってタオルをピンと伸ばしたり緩めたりを繰り返したり、同じような形でタオルを持ってぐるっとタオルを一周させたりしましょう。
手から腕を動かしたいときは、タオルをグルグルっと勢い良く回転させるだけでもOK!
また、タオルを持ったまま腰を少し曲げて前にいる人に渡すような動きをすれば、腰回りも動かせますよ。
足指じゃんけん

足の指を使っておこなうじゃんけんで、見落としがちな足の指の筋肉を鍛えていきましょう。
足の指をスムーズに動かせることで、転倒の防止や歩行速度の上昇、血行の促進などにもつながっていきます。
いきなり足だけでじゃんけんの形を作るのは負担が大きいので、手でしっかりと足をほぐしてから指の動きに挑戦しましょう。
一つひとつの指をしっかりとほぐすストレッチ、手で補助しつつ指の動かし方を確実につかんでいくことが重要なポイントですね。
ゆっくりと形を作るところからはじめて、徐々に形を作るまでのスピードを上げていきましょう。
認知症予防にも!座位、体幹スロートレーニング

大きくゆったりとした動きで行う体にやさしいスロートレーニングは、体幹のトレーニングにピッタリ!
さらに、体の中に熱を生み出す筋肉を増やすことで脳の温度が上がるため、認知症にも効果的とされているんです。
やり方は、背筋を伸ばして椅子に腰かけ、手を肩の位置あるいは体の前に出してバランスを取りながらゆっくりおじぎをして、時間をかけてもとの位置に戻すだけ。
そのまま倒れてしまわないよう、補助の椅子を前に置いて、体を倒したときに椅子の背に軽く手を添えて行うのもオススメです。
左右の手足を動かすトレーニング

いすに座って、左右の手足を組み合わせを考えながらしっかりと動かしていく体操です。
まずは同じ方向の手と足を横側へと交互に開くシンプルな動作で、それぞれの動かし方をチェックしましょう。
そこから手と足の組み合わせを変える、横だけでなく前にも動かすなどの動作を徐々に加えていく内容ですね。
複雑な動きに集中すると体の動きが小さくなる場合もあるので、体の動きにしっかりと意識が向けられるように、徐々に動きを追加して体を慣らしていくのが大切かと思います。