【高齢者向け】おもしろくて盛り上がる体操レクリエーション
懐かしい童謡や唱歌に合わせて体を動かすと、自然と笑顔がこぼれてきませんか?
高齢者施設のレクリエーションとして好評なのが、童謡や唱歌を取り入れた面白い体操です。
座ったままでも気軽に楽しめる動きや、歌いながらできる簡単な振り付けで、高齢者の方の心と体に優しく働きかけます。
今日は、脳の活性化や体力維持に役立つ、楽しさいっぱいの歌体操をご紹介します。
季節の歌や思い出の曲と一緒に、笑顔あふれる体操の時間を過ごしてくださいね。
パタカラ体操・口腔機能訓練(1〜10)
文章を読むだけで誤嚥むせ込みを予防できる体操 パタカラ体操

パタカラ体操とは、発音することで口腔機能に働きかける体操です。
今回は、文章を読んでおこなう方法をご紹介します。
ホワイトボードに書いた文章を声に出すだけで良いので、自分のペースでおこなえます。
また、メモに取れば自宅など、どこでもおこなえる点が魅力です。
嚙む力を高めることで食べ物の消化を助け、飲み込む力を高めることで、誤って飲み込む誤嚥や、それにより起こる肺炎の予防、唾液がでやすくなるため、口の中の殺菌消毒につながるといった効果があります。
食事前におこなうと、より一層効果が期待できますよ。
ちょうちょでパタカラ体操

皆さんご存じの唱歌「ちょうちょう」に合わせて、嚙む力や、飲み込む力など、お口の機能のトレーニングをおこなうアイディアをご紹介します。
方法はとっても簡単で、歌詞をパタカラの音に置き換えて歌うだけです。
短い歌ですので、場所を選ばず、いつでも、どこでもおこなえる点も魅力です。
食事前におこなうことで口周りの準備体操となり、誤嚥予防の効果が高くなるので、時間帯を意識しておこなうとより効果的ですよ。
毎日継続することが大切ですので、1日1回はおこなってくださいね。
パタカラ体操 お嫁サンバ

郷ひろみさんの名曲「お嫁サンバ」の音楽に合わせて、楽しくおこなうパタカラ体操をご紹介します。
口の筋肉を鍛えると食べ物を飲み込む力がついて、誤嚥の予防になりますよ。
はじめは音楽やリズムを確認するために普通に歌ってみましょう。
2番からは歌詞を「パタカラ」の文字に変えておこないますよ。
余裕がある方は手をグーチョキパーと動かすと、複数の動きを同時にすることで、脳トレの効果も期待できます。
1日1回以上を目標におこなってみてくださいね。
食事前がオススメです。
パタカラ足踏みじゃんけん

力強い足踏みと、じゃんけんの手の動き、口を動かすパタカラ体操の3つを組み合わせた、脳トレの効果も感じられる体操です。
足踏みでリズムを作って、そこに手と口の動きを合わせていくような流れで、まずはゆっくりとしたリズムでそれぞれの動作をチェックしていきましょう。
基本の動きに慣れてきたら、スピードを上げたり、手や口の動きを変えていったりと、組み合わせをさらに複雑にアレンジして、脳トレの効果を高めていきます。
流れでこなしてしまうのではなく、それぞれの動きがどのようになるのかを考えながら進めていくことが、脳トレの効果を実感するための大切なポイントですよ。
パタカラピストル体操

口腔機能の維持向上に効果があるとされるパタカラ体操ですが、いくら効果があるとはいえ、飽きてきちゃったな……と感じる方もいるかもしれません。
そんな方におすすめなのが、パタカラピストル体操です。
手を銃のように構えて、玉を打ち出すようにパ!
タ!
カ!
ラ!
と、動きを交えながら大きな声で発音します。
他にも、玉を打ち出すようにパタカラ!
と短く言い切ったり、マシンガンのようにパパパパパ!
と続けるなど、さまざまな方法がありますよ。
どんなことでも、惰性でやるよりも楽しみながらおこなうと効果が高まりますので、いつもと変えておこないたい場合はオススメです。