【高齢者向け】おもしろくて盛り上がる体操レクリエーション
懐かしい童謡や唱歌に合わせて体を動かすと、自然と笑顔がこぼれてきませんか?
高齢者施設のレクリエーションとして好評なのが、童謡や唱歌を取り入れた面白い体操です。
座ったままでも気軽に楽しめる動きや、歌いながらできる簡単な振り付けで、高齢者の方の心と体に優しく働きかけます。
今日は、脳の活性化や体力維持に役立つ、楽しさいっぱいの歌体操をご紹介します。
季節の歌や思い出の曲と一緒に、笑顔あふれる体操の時間を過ごしてくださいね。
筋力・体幹トレーニング(11〜20)
数字で足と脳のトレーニング

歩くことは足の運動になり、脳の活性化にも良いと言われています。
今回はその両方が得られるスグレモノのご紹介です。
60センチ四方の「ステップボード」と呼ばれるダンボールのボードを使って行う体操になっています。
ボードはダンボール面を8等分して、1から8までの数字を書き入れるだけで完成です。
床に置いたボードに足をのせたら、数字の1から順に片足ずつステップを踏んでみましょう。
「奇数から偶数、偶数から奇数」「数字をランダムに」などステップの難易度を上げていくとより効果的ですね。
盛り上がる!反射神経と柔軟性を上げる体操

ボールを使って、体のなめらかな動きや反射神経を鍛える体操です。
すばやく体を動かす体操の前には、ボールを前後に動かしたり、つかんだボールを回転させる動きで、関節をしっかりとほぐしておきましょう。
リズムに合わせてボールを動かしていく体操では、動きのテンポをつかんだスムーズな動きが重要です。
またボールを上に投げて、落ちてくるまでに手拍子を加える体操では、反射神経とバランス感覚が鍛えられます。
ボールをしっかりと動かして、それに動作を加えていくことで、体の動きだけでなく、動体視力も鍛えられる体操ですね。
筋力・体幹トレーニング(21〜30)
タオルとボールの脳トレ体操

タオルとボールを使って、脳トレもできるタオル体操をやってみましょう!
2人で1枚のタオルを持ち、その上にタオルを乗せ、隣のタオルを持ったペアに順にリレーのような形で渡していきます。
最初はゆったり優しく渡していき、途中から難易度を上げて少しボールを跳ね上げて渡す、といった形でリレーしていきましょう。
また、ボールの大きさを変えることでも難易度を変えられるので、ぜひ試してみてくださいね。
一緒にタオルを持つ人、ボールを渡す相手のペアなど、いろんな人とコミュニケーションをとりながらおこなえるので、孤独感の解消にもつながりますよ。
脳トレ・認知症予防体操(1〜10)
すうじ体操

言われた数字に合わせて手を動かす、数字体操です。
1のときは手を頭の上に、2のときは手拍子、3のときは足をたたくというように、数字ごとに動きを決めて覚えます。
次に、数字を指定したあと「せーの」の掛け声のあとに先程覚えたポーズを決める練習をします。
慣れてきたら「1、2」「2、3」のように数字を2つ指定し、2つのポーズを連続で行いましょう。
さらに「1、2、3」など3つを連続でおこなうなど、様子を見ながら徐々に難易度を上げてみてくださいね。
指回し体操

両方の手の同じ指同士を、くっ付けて回していく指回し体操をご紹介します。
内科医の先生が考案された指体操で、認知機能の向上や速読力や計算力のアップなどの効果が期待できるそうですよ。
大脳が手や指を動かしたりコントロールする領域はなんと3分の1以上だそうです。
ですので、指を動かすだけで脳が刺激され活性化しますよ。
指を動かすのでおこなう前に、指の付け根を軽くもんでおくといいかもしれません。
指をくるくると回すといったシンプルな動きなので、ちょっとしたすき間時間にも取り入れられそうですね。