【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】
ボカロの魅力と言えば、打ち込んだ歌詞、作者の思いをそのままに歌ってくれること。
「この気持ちを歌にしたい」をかなえてくれる、最高の音楽ツールです!
ボカロPたちは日々、胸の奥から湧き出る感情を音と歌詞に込めて、私たちへ届けてくれています。
今回この記事では、歌詞に注目して聴いてみてほしいボカロ曲をたくさんご紹介していきます!
感動で心が温かくなったり、言葉の切れ味にハッとさせられたり。
きっと、あなたの心に刺さる作品が見つかるはずですよ!
【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】(201〜210)
幸せが怖くなった。菲海巡

静かに心を震わせるような音像が印象的な作品です。
菲海巡さんが2025年5月に公開した楽曲で、エレクトロニカの要素が取り入れられた繊細な作品。
不協和音のように聞こえるのにすっと耳に入り込んでくるサウンドアレンジが秀逸で、くり返し聴きたくなります。
そして「幸せだ」と感じるからこそ、その幸せが怖くなる……この感情に共感できる方は多いんじゃないでしょうか。
自分にとってのそういう存在を思い浮かべながら、聴いてみては。
君の体温クワガタP
軽快なバンドサウンドをどこか艶やかなピアノフレーズで彩った、切ない気持ちになるロックナンバーです。
ボカロP、クワガタPさんの代表作で2009年に公開されました。
いなくなってしまった大切な人への未練を歌っていて、曲調には勢いがあるんですが、それがとめどない思いを表現しているかのよう。
かっこよさと感傷が入り混じった仕上がりです。
発表から時間はたっていますが、歌ってみた動画などでも今なおよく選曲されている、ボカロの名曲の一つです。
バレリーナ.jpegA4。

シンガソングライターのTadano Kaedeとしても知られるボカロP、A4さん。
彼が「無色透名祭II」の参加曲として書き下ろしたのが『バレリーナ.jpeg』です。
こちらは片思いの切なさを描くような歌詞に仕上がっていますよ。
タイトルの意味を考察しつつ、聴いてみてほしいと思います。
それからYouTubeで公開されているTadano Kaedeさんが歌うバージョンも見逃せません。
聴き比べると、新たな発見がありそうですね。
ラブマシーン3。A4。

アバンギャルドな世界観を持った、クールなダンスチューンをぜひあなたのプレイリストに!
ボカロP、A4さんによる作品で、2023年8月に公開、ボカコレ2023夏のTOP100ランキング参加曲でした。
しっとりとした出だしから突然の4つ打ちサウンド……読めない展開にのめりこんでしまいます。
間奏のカオスっぷりも注目ポイントで、意味合いを考察するのも一つの楽しみ方。
洗練された音楽に身も心も満たされていきませんか。
絶望。A4。

自分が歩んできた人生を振り返る、チルな雰囲気を持った聴き心地のいい作品です。
ボカロP、A4さんによる楽曲で、2023年3月に発表されました。
「自身の思い出をたどると、当時聴いていた音楽も一緒によみがえってくる」とA4さん。
それを踏まえて聴くと「君」とはいつも自分とともにいてくれた「音楽」のことですね。
気持ちが安らぐサウンド、メロディー、歌詞にこのタイトル……A4さんのセンスが光る、素晴らしい曲です。
君は僕に騙されているGoat

「ボカロオリジナル曲が動画サイトなどで公開される」ひいては今の音楽のあり方について考えさせられる、前衛的な作品です。
『Zombie』などの作者としても知られるボカロP、Goatさんによる楽曲で、2023年8月に公開。
ボカコレ2023夏のルーキーランキング部門への参加曲でした。
とにかく、メロディーのリズム感がクセになってしまうんですよね。
サビなんてとくに病みつきになってしまいます。
MVに登場する、歌詞とは違う「注釈」のような文章にもぜひ注目してみてください。
嘶くTOKOTOKO

「自分の目指す場所へ行くんだ」やる気と勇気がもらえる、心温まるワルツ調のボカロ曲です。
西沢さんPことTOKOTOKOさんによる楽曲『嘶く』は2023年8月に公開されました。
バンドサウンドをピアノの音色で彩った作りで、そのファンタジックな曲調だけでも胸がほっこり。
そして、そこへ合わさる歌詞の世界観が本当にステキなんです。
「君の手に触れるための航海」真っすぐな思いが伝わってきて、いつのまにかほろりしちゃうかも。





