【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(161〜170)
わたしお人形彩糸乃七

薄幸そうなミクの声が歌詞とマッチしています。
レトロなドラマを切り取ったような、はたまた場末の遊園地のようなメロディーが特徴です。
終盤の盛り上がりでは、切なさがはちきれそうになります!
悲哀にあふれた歌詞に胸を締め付けられますね。
マリオネットアリアしるばーな

ノリノリで病んでいる、リピート必至なボカロ曲です。
ボカロP、しるばーなさんによる楽曲で、2021年に公開されました。
艶やかさが感じられるサウンドが魅力の一つ。
v flowerの淡々とした歌声が映えていますね。
そして、どんどん削れていく、壊れていく心の内を表現した歌詞が刺さります。
今まで気づいていなかっただけで、実は自分もこうなんじゃないか……なんて考えてしまう、深みのある作品です。
ゴシックな雰囲気の曲が好きな方にもオススメ。
影踏みエトランゼSubstreet

作曲者のSubstreetさんにとって初めての投稿作品だったにもかかわらず、いきなり10万再生以上を叩き出した人気曲です。
影が感じられる歌詞と、乗りやすいリズムと覚えやすいメロディーラインのギャップが特徴的です。
宴john

2019年よりボカロPとして活動を始め、独自のスタンスで人気を集めているjohnさん。
2020年9月17日、自身のソロプロジェクト「TOOBOE」を立ち上げて、本格的なJ-POPシーンへと活動の幅を広げることを宣言した、今後の活躍がますます期待されているアーティストです。
そんなjohnさんがボカロPとして発表した8作目の『宴』は、ニコニコ動画において殿堂入りを果たしている楽曲。
初期のボカロ曲を思わせる、エレクトロポップ風のトラックで歌われる歌詞は、所々に過激な表現を盛り込みつつも遊び心を感じる、いろいろと深読みできそうな内容。
仕掛けがありそうなイラストも含めて、こういった雰囲気をお好きな方にはたまらない楽曲ですよ。
死んでしまったんだ椎乃味醂

現代社会においての「個」についてを描き出した、哲学的なボカロ曲です。
『じゃあ君の思想が死ねばいい』のヒットでその名を知らしめたボカロP、椎乃味醂さんによる作品で、2022年に発表されました。
ダークなEDM、とご紹介するのがわかりやすいでしょうか、その押し迫ってくるサウンドに心がざわつきます。
いつのまにか音量を上げるボタンに手が伸びるはず。
そして、スピード感のあるビートに耳がいきがちですが、裏で鳴っているチルなピアノフレーズにも注目。
途中にはポエトリーリーディングなパートも登場……飽きさせない仕掛けがずい所にほどこされた、ハイセンスな楽曲です。
私ト一ツノ心臓ヲまさ

まささんは作詞作曲、編曲、動画作成まで自らこなし、そのうえで多作なボカロPです。
シリーズものの曲を何作も投稿しています。
その中からとある姉妹の話の1曲目をご紹介。
和風の音がクセになります。
関連作に『私ノ七ツノオ祝イニ』『私ハ二人ノオ祝イニ』があります。
334人の敵こなたP

どんどんひとりぼっちになっていく様子、気持ちを歌った悲しいボカロソングです。
ちゃむという名前でも知られているボカロP、こなたPさんの楽曲で2012年に公開されました。
エレクトロダンスロックな曲調なので、乗れます。
くり返し聴きたくなりますね。
ギターソロもかっこいい!
ちなみにタイトルの『334』は「さみしい」の語呂合わせです。