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【刺さる】ボカロの病みソング特集

ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。

感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。

そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。

そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。

気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。

ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!

ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!

【刺さる】ボカロの病みソング特集(181〜190)

エンコー少女梨本P

【初音ミク】エンコー少女【オリジナル曲】
エンコー少女梨本P

タイトルだけで病みソングだと伝わると思います。

しかしただ病んでいる訳ではなく、なんだか切なさも……。

『あぁあぁあぁああぁあぁああぁ』などで知られているボカロP、梨本Pさんの楽曲です。

ハスキーな調声とゴリッゴリなベース、キレのあるギターはグランジロック好きな人にはたまらないのでは。

死んでしまったんだ椎乃味醂

死んでしまったんだ – 可不・結月ゆかり
死んでしまったんだ椎乃味醂

現代社会においての「個」についてを描き出した、哲学的なボカロ曲です。

『じゃあ君の思想が死ねばいい』のヒットでその名を知らしめたボカロP、椎乃味醂さんによる作品で、2022年に発表されました。

ダークなEDM、とご紹介するのがわかりやすいでしょうか、その押し迫ってくるサウンドに心がざわつきます。

いつのまにか音量を上げるボタンに手が伸びるはず。

そして、スピード感のあるビートに耳がいきがちですが、裏で鳴っているチルなピアノフレーズにも注目。

途中にはポエトリーリーディングなパートも登場……飽きさせない仕掛けがずい所にほどこされた、ハイセンスな楽曲です。

猛毒雑貨 冥子屋さんSLAVE V-V-R

猛毒雑貨 冥子屋さん SLAVE.V-V-R feat. MEIKO
猛毒雑貨 冥子屋さんSLAVE V-V-R

MEIKO21周年を記念して制作されたこちらは、引退失敗でおなじみの人気ボカロP、SLAVE.V-V-Rさんによる楽曲です。

2025年11月に公開されました。

アコーディオンが奏でる誘惑的な音色が、毒物を扱う雑貨屋という不穏な世界観を見事に演出しています。

ダークファンタジーのような寓話性と、キャバレー風の芝居がかった雰囲気が絶妙に絡み合う本作。

MEIKOの堂々とした歌声が、妖しくも魅力的な店主を思わせます。

YouTubeの固定コメントには制作裏話がつづられているそうなので、楽曲を聴いた後にぜひチェックしてみてください。

グロテスクで美しい、毒のあるボカロ曲を求めている方にオススメです!

アポフェニア黒うさぎ

ランダムな出来事に意味を見出してしまう心の癖を描いた、現代的な1曲です。

黒うさぎさんによる作品で、2025年10月に公開されました。

占いや流れ星、黒猫といったモチーフを通じて、無関係なものに因果関係を結びつけてしまう心理状態を歌っています。

本作の魅力は、過剰な意味づけに囚われて不安に支配される感覚と、そこから解放されたいという切実な願いのコントラスト。

重音テトSVによる精密な調声が、ためらいや逡巡といった心の揺れを見事に表現しているんです。

黒うさぎさん自身が歌っているバージョンもぜひ聴いてみてください!

マリオネットアリアしるばーな

ノリノリで病んでいる、リピート必至なボカロ曲です。

ボカロP、しるばーなさんによる楽曲で、2021年に公開されました。

艶やかさが感じられるサウンドが魅力の一つ。

v flowerの淡々とした歌声が映えていますね。

そして、どんどん削れていく、壊れていく心の内を表現した歌詞が刺さります。

今まで気づいていなかっただけで、実は自分もこうなんじゃないか……なんて考えてしまう、深みのある作品です。

ゴシックな雰囲気の曲が好きな方にもオススメ。

しにたがり白雪ナちらりP

【V3 Lily】 Snow White Wants To Die 【オリジナル曲】
しにたがり白雪ナちらりP

死にたがる『白雪姫』の物語。

自らの死を望む彼女はいかにも病んでいますね。

弱々しい生からの逃げではなく、自らの強い意志で死を白雪姫が望むというのがポイントです。

アンニュイな美しい姫と傍らに転がるリンゴが想像できます。

音もひたすらかっこよく、歌詞の言葉の選びもハイセンスな1曲です。

イイコと妖狐Kikuo

歌声を聴いたり、歌詞を読むだけだと「かわいいな」とも思えてしまうのに、なぜこうもゾワゾワするのでしょうか。

前衛的な音楽性が支持されているボカロP、kikuoさんによる楽曲で、2022年に公開されました。

和テイストな曲調とメロディーに、神話か壮大な絵巻物を見ているような気分にさせられます。

この世界観を作り上げられるのはkikuoさんだけですよね!

ラストサビ終わりのエモーショナルな展開にも注目しながら、ぜひとも!