【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(181〜190)
334人の敵こなたP

どんどんひとりぼっちになっていく様子、気持ちを歌った悲しいボカロソングです。
ちゃむという名前でも知られているボカロP、こなたPさんの楽曲で2012年に公開されました。
エレクトロダンスロックな曲調なので、乗れます。
くり返し聴きたくなりますね。
ギターソロもかっこいい!
ちなみにタイトルの『334』は「さみしい」の語呂合わせです。
ガ鬱P

ロックの要素を取り入れた作品を多く手掛けている鬱Pさん。
彼が2023年にリリースしたのが『ガ』です。
こちらは嫉妬や差別をテーマにした1曲。
歌詞の中ではみんなに綺麗だともてはやされるちょうちょを羨ましく思うガの心境が描かれています。
このちょうちょとガの関係性をさまざまなものに置き換えて聴いてみてください。
またガの特徴をいかした比ゆ表現や、心の闇を表現するかのようなシャウトにも注目してほしいと思います。
ヤンデ恋歌れれれP

鏡音レンがお好きという方は、おそらく聴いたことがある、れれれPさん。
この方のヤンデレソングと聞けば期待も高まるはず。
激情を抑えたような、レンのクールな歌声が楽しめます。
声色とは裏腹な、不穏で病み病みな歌詞が聴きどころです。
みつけた罪草

出だし10秒でやられてしまうはずですよ。
ボカロP、罪草さんによる『みつけた』は2024年1月にリリースされた作品で、背筋がぞくぞくしてしまう世界観が魅力。
自分のことではない……はずなのに、聴いていると「見つかってしまった」気分になるんです。
それぐらいに、言葉の一つひとつが強く感じられます。
ヤンデレソングやホラーな雰囲気が好きな方にオススメ。
先の読めない展開にドキドキ感をあおられる、動静のある曲調も一級品です!
完全犯罪伝授しますじょるじん

怖いのに耳が、目が離せなくなってしまうボカロ曲です。
暗黒童話P名義でも知られているボカロP、じょるじんさんによる作品で、2023年3月に発表。
島田荘司さんの小説『占星術殺人事件』に登場するトリックをもとに作られた歌詞の世界観は……かなりバイオレンスな内容ですし、ネタバレになるのでここに詳細は書けません。
不穏なタイトルからして興味をひかれると思います、その真相はぜひご自身で確かめてみてくださいね。
推理小説好きの方ならかなり刺さるはずです!
先生、いいですか。雨曇

人からすると「ちょっとしたこと」でも、本人からすると「とてつもなく重いこと」……とくに10代の方なら刺さるものがあるんじゃないでしょうか。
ボカロP、雨曇さんによる楽曲で、2022年4月に発表されました。
音像としてはゆるい空気感もあるバンドサウンドなのですが、その実、曲自体から伝わってくるのは「怒り」。
自分をないがしろにする存在への気持ちが歌詞につづられています。
可不のあどけない歌声がまた、曲調と合ってるんですよね……。
Whisper Whisper WhisperAzari

ダークな世界観の曲を多く手掛けているAzariさん。
彼がflowerと歌愛ユキを使って制作したのが『Whisper Whisper Whisper』です。
曲中では聖書を思わせる単語を用いて、禁断の関係や罪悪感を描いています。
比ゆに富んだ歌詞なので、聴いていると想像がふくらんできますよ。
またflowerと歌愛ユキが別の人物の気持ちを歌っているのか、それとも同一人物の2面性を描いているのか、という点にも注目して見てください。