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【刺さる】ボカロの病みソング特集

ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。

感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。

そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。

そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。

気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。

ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!

ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!

【刺さる】ボカロの病みソング特集(161〜180)

死んでしまったんだ椎乃味醂

死んでしまったんだ – 可不・結月ゆかり
死んでしまったんだ椎乃味醂

現代社会においての「個」についてを描き出した、哲学的なボカロ曲です。

『じゃあ君の思想が死ねばいい』のヒットでその名を知らしめたボカロP、椎乃味醂さんによる作品で、2022年に発表されました。

ダークなEDM、とご紹介するのがわかりやすいでしょうか、その押し迫ってくるサウンドに心がざわつきます。

いつのまにか音量を上げるボタンに手が伸びるはず。

そして、スピード感のあるビートに耳がいきがちですが、裏で鳴っているチルなピアノフレーズにも注目。

途中にはポエトリーリーディングなパートも登場……飽きさせない仕掛けがずい所にほどこされた、ハイセンスな楽曲です。

つづみぐさいよわ

つづみぐさ / いよわ feat.初音ミク(DANDELION / Iyowa feat.Hatsune Miku)
つづみぐさいよわ

サンリオが手掛けるキャラクタープロジェクト『まいまいまいごえん』。

その登場人物の1人であるライオンをテーマにしているのが『つづみぐさ』です。

こちらではライオンの大切な人を守ろうとする決意や、そこでうまれるかっとうを描いています。

作品のストーリーを知っていると、より共感できるでしょう。

ちなみにタイトルの『つづみぐさ』とは、タンポポの別名なんですよ。

それをふまえて聴くと、いろいろと発見がありそうです。

可哀想はカワイイ♡みつあくま

可哀想はカワイイ♡ / 初音ミク (Petty is Pretty♡)
可哀想はカワイイ♡みつあくま

孤独感や不安を現代的な視点で鋭くえぐる作品です。

みつあくまさんの楽曲で、2024年9月にリリースされました。

ポップサウンドと裏腹な、承認欲求や自己肯定感の欠如をテーマにした歌詞が胸に刺さります。

ネット社会への批判的な視点と、その中で生きる若者の苦悩が垣間見える内容。

初音ミクのハスキーな歌声がまた、主人公の孤独をより際立たせていますね。

現代を生きる人々の心の奥底にある感情を掘り起こす、中毒性の高いボカロ曲です。

マリオネットアリアしるばーな

ノリノリで病んでいる、リピート必至なボカロ曲です。

ボカロP、しるばーなさんによる楽曲で、2021年に公開されました。

艶やかさが感じられるサウンドが魅力の一つ。

v flowerの淡々とした歌声が映えていますね。

そして、どんどん削れていく、壊れていく心の内を表現した歌詞が刺さります。

今まで気づいていなかっただけで、実は自分もこうなんじゃないか……なんて考えてしまう、深みのある作品です。

ゴシックな雰囲気の曲が好きな方にもオススメ。

帝王教育Omoi

出だしだけだとラウドなロックかな?と思ってしまいますが、この曲の真骨頂は展開。

転がるように変わっていく曲調、くり返されるメロディーラインが病みつきになります。

Sakuraiさん、Kimuraさんによる音楽ユニット、Omoiの楽曲で2019年に公開されました。

哲学的な歌詞、そしてハイセンスなPV、どこを切り取ってもおいしい病みソングと言えます。

完全犯罪伝授しますじょるじん

怖いのに耳が、目が離せなくなってしまうボカロ曲です。

暗黒童話P名義でも知られているボカロP、じょるじんさんによる作品で、2023年3月に発表。

島田荘司さんの小説『占星術殺人事件』に登場するトリックをもとに作られた歌詞の世界観は……かなりバイオレンスな内容ですし、ネタバレになるのでここに詳細は書けません。

不穏なタイトルからして興味をひかれると思います、その真相はぜひご自身で確かめてみてくださいね。

推理小説好きの方ならかなり刺さるはずです!