【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(191〜200)
シニカリアリズムTaKU.K

退廃的な世界観が描かれた作品です。
磔刑Pという名義でも知られているボカロP、TaKU.Kさんの楽曲で、2020年に公開されました。
デュランテス・オルセンというキャラクターを主人公にした物語調な歌詞、深掘りしたくなりますね。
にぎやかでオシャレでミステリアスなサウンドアレンジもたまりません。
ストーリーについてじっくりと考えるのも良し、音をこれでもかと楽しむのも良しなボカロ曲です。
二次創作もはかどりそうですね。
それでも生きてていいですか傘村トータ

等身大の自分を愛するきっかけをくれるボカロ曲といえば『それでも生きてていいですか』。
青春をテーマにした楽曲で注目を集めたボカロPの傘村トータさんが2022年に制作しました。
なかなか普段は人に言えないような、まっすぐな思いが打ち明けられています。
美しいピアノの音色にのせて届ける、可不の切ない歌唱にも癒やされるでしょう。
心のなかにある本音を優しくつつみこんでくれるようなサウンドが響く作品です。
思いっきり泣きたい時やメランコリーな気分の時に聴いてみてくださいね。
ヤンデ恋歌れれれP

鏡音レンがお好きという方は、おそらく聴いたことがある、れれれPさん。
この方のヤンデレソングと聞けば期待も高まるはず。
激情を抑えたような、レンのクールな歌声が楽しめます。
声色とは裏腹な、不穏で病み病みな歌詞が聴きどころです。
涙で息をしたsaikawa

悲しめることが、生きているということなんだと歌う、感情が揺さぶられる切ないボカロバラードです。
ボカロP、saikawaさんによる楽曲で、2020年に公開。
軽やかなアコースティックギターのストローク、鳴り響く美しいピアノの音色が聴いていて胸に染みます。
そのサウンドのせいか、歌詞のメッセージ性がより響きますね。
初音ミクのやさしい歌い方も合っていて……涙腺が……。
生きているのがつらいな、なんて考えてしまったときにぜひ聴いてみてください。
【刺さる】ボカロの病みソング特集(201〜210)
イイコと妖狐Kikuo

歌声を聴いたり、歌詞を読むだけだと「かわいいな」とも思えてしまうのに、なぜこうもゾワゾワするのでしょうか。
前衛的な音楽性が支持されているボカロP、kikuoさんによる楽曲で、2022年に公開されました。
和テイストな曲調とメロディーに、神話か壮大な絵巻物を見ているような気分にさせられます。
この世界観を作り上げられるのはkikuoさんだけですよね!
ラストサビ終わりのエモーショナルな展開にも注目しながら、ぜひとも!
うわがきいよわ

胸の奥に秘めた思いがあふれ出してしまう、切ない世界観のボカロ曲です。
いよわさんが2024年8月に発表した初音ミクと花隈千冬のデュエット曲で、記憶や感情を「上書き」するというテーマが印象的。
過ぎ去った夏の終わりを象徴する、蝉や波際の香りといった情景描写に引き込まれます。
また、ピアノの音色を軸にした物憂げな曲調に、いよわさん特有の不安定で揺れるようなメロディーが重なり、聴く人の心に深く刺さるんです。
つらい記憶や後悔を抱えている人の心に寄り添ってくれる、そんな楽曲です。
あきらめよう罪草

罪草さんの『あきらめよう』は、2024年7月にリリースされた楽曲。
初音ミクの歌声に乗せて幻想的かつ狂気的な世界を紡ぎ出し、リスナーの心をわし掴みにします。
主人公が家に押し入る様子を描いた歌詞がめちゃくちゃシリアスな雰囲気をかもし出していますね。
そしてセリフパートが、この世界観をさらにリアルなものに。
怖い系のボカロ曲が好きな方には、ぜひ聴いてほしい1曲です。
深夜、一人で聴くと背筋がゾクゾクするかも。