【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(201〜210)
しにたがり白雪ナちらりP

死にたがる『白雪姫』の物語。
自らの死を望む彼女はいかにも病んでいますね。
弱々しい生からの逃げではなく、自らの強い意志で死を白雪姫が望むというのがポイントです。
アンニュイな美しい姫と傍らに転がるリンゴが想像できます。
音もひたすらかっこよく、歌詞の言葉の選びもハイセンスな1曲です。
バースデイ内緒のピアス

内緒のピアスさんの『バースデイ』は、まさに病みソングの真骨頂。
2023年11月にリリースされた、ヤンデレめいたボカロ曲です。
歌詞は相手への激しい恋心を描いており、その執着心は自分自身の存在すらも否定してしまうぐらい。
でも……これぐらいに好きな人を思っている方もいるはず。
切なく、美しく、時に重苦しくなるその世界観に没頭できるでしょう。
ぜひじっくりと、噛み締めるように聴き込んでみてください。
螺旋ルボックスSwitch

あっという間に曲の世界観に取り込まれます。
童話のようなメロディーと不気味な歌詞に夢中になってしまいます。
同じ旋律がくり返されるのですが、その度にドキドキしてしまい「螺旋」という言葉が入ったタイトルの意味が、心に刺さる気がします。
「ルボックス」とは抗うつ剤として処方される薬の名前です。
Be My GuestAzari

ブワブワとふくらむようなベースラインを、ボリューム最大にして聴きたくなります!
ダークな音楽性が支持されているボカロP、Azariさんによる作品で2022年にリリースされました。
このサウンドアレンジ、一度でも聴いたことがあるなら一瞬で「Azariさんの曲だ!」とわかりますよね。
音数が少なめだからこそか、一つひとつの音色が際立っている印象。
そしてあどけない雰囲気を持った歌声がその曲調によく合っています。
きかせたいのはねこぼーろ

居場所のない孤独感、焦燥感を巧みな言葉で表現したボカロの病みソングです。
出来ればあなたに自分の気持ちを聞いてほしい。
例えこちらを向いてなくてもいいから。
そんな悲痛な叫びが、かわいらしいメロディーとともに聞こえてきます。
誰かに届けたい思い、でも届けられないというもやもやした感情が伝わってきますね。
病みソングの中では、比較的明るめの曲です。
コントロールwotaku

メロディアスなピアノのフレーズが響く、大人っぽくてダークな作品です。
wotakuさんによる楽曲で2020年に公開されました。
生きることへの苦しみを覚えつつ、しかし自分の体のどこかに希望があるようにも感じられている、主人公の心の闇が歌詞につづられています。
聴いているうちに見えてくるのは、暗いおとぎ話みたいな世界観。
怖さと美しさが同時に味わえるボカロ曲です。
一人きりの夜に聴けばきっと胸に刺さりますよ。
ルシファー¿?shimon

ダブステップの要素を取り入れた、厚みのあるサウンドワークがたまりません!
ボカロP、¿?shimonさんによる楽曲で2022年に発表。
堕天使『ルシファー』を題材にした、ダークな世界観を持つ作品です。
その雰囲気はサウンドアレンジにも出ていて、激しい音をぶつ切りにするグリッチのようなミックスがかっこいい!
そしてサビの爆発力、ノリのいい展開には¿?shimonさんの感性が詰まっているような気がします。
どこをどう切り取っても魅力的に思える、みがき上げられたボカロ曲です!